アスレティックトレーニング学【電子版】
- 出版社
- 文光堂
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2021/09/13
- ページ数
- 484ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥6,050 (本体¥5,500+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-8306-5191-5
- 印刷版発行年月
- 2019/12
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概要
目次
1 アスレティックトレーニングとは何か?
1.アスレティックトレーニング学とは
2.アスレティックトレーナーの発祥と語源
3.アスレティックトレーニングの定義
4.世界におけるアスレティックトレーニング:アスレティックトレーニング&セラピー
5.アスレティックトレーニング&セラピー専門職の業務
6.日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの役割
7.日本のアスレティックトレーニング領域
8.日本とアメリカのアスレティックトレーナーの違いとその定義の活用
9.日米のアスレティックトレーナー専門職の位置付けとその資格との違い
2 日本におけるアスレティックトレーニング発展の歴史
1.わが国における「トレーナー」の歴史
2.日本におけるさまざまな「トレーナー」
3.アメリカからのアスレティックトレーナーの紹介
4.日本のアスレティックトレーナー
3 日本におけるアスレティックトレーニングの実態
1.実態としてのアスレティックトレーニング
2.アスレティックトレーナーの職域
4 アスレティックトレーナーとして必要な知識とスキル
1.日本におけるアスレティックトレーナーに必要な知識とスキル
2.スポーツレベルにおける業務の違いと分業化
5 アスレティックトレーナーに関わる法と保険
6 アスレティックトレーニングにおけるevidence-based practiceとアスレティックトレーニング学の果たす役割
第2章 アスリートの健康管理
1 メディカルチーム体制
2 メディカル・フィジカルチェックとフィードバック
1.メディカルチェック
2.フィジカルチェック
3.フィードバック
3 HOPSとSOAPによる情報収集
1.HOPSによる情報収集
2.SOAPによる情報収集
4 傷害統計記録
1.傷害の定義
2.受傷部位
3.離脱期間
4.athlete-exposure(AE)
5 スポーツ活動中の突然死
6 血液媒体病原体
7 皮膚感染症
1.ウイルス感染
2.細菌(バクテリア)感染
3.真菌感染
8 呼吸器の症状
1.急性上気道炎
2.インフルエンザ
3.気管支喘息
9 糖尿病
1.1型糖尿病
2.2型糖尿病
10 メンタルヘルス
11 アスレティックトレーナーと薬
1.スポーツ現場での薬の管理
2.アンチ・ドーピング
3.治療使用特例(therapeutic use exemption:TUE)申請
4.サプリメントや栄養補助食品の取り扱い
第3章 スポーツ現場での緊急対応
1 スポーツ時緊急時対応計画(AEAP)
1.スポーツ時緊急時対応計画(AEAP)とは
2.AEAPの内容
3.役割分担
4.連絡手段
5.救急処置用の物品の確保
6.搬送手段
7.運動施設の所在地
8.近隣医療機関の情報
9.記録
10.AEAP作成時のその他の検討事項
2 練習場・試合会場の安全管理
1.安全確保の4要因
2.練習場・試合会場の安全管理の具体例
3.関係者との協力
3 用具・防具の準備と点検
1.用具・防具の管理担当者
2.防具の具体例とフィッティング
3.用具・防具に関するルールの把握
4 スポーツ事故の評価─初期評価(1次評価)と全身観察(2次評価)
1.スポーツ事故の評価とは
2.スポーツフィールドにおけるスポーツ事故の評価手順
3.緊急性の判断
5 救急搬送後の医療施設での検査と確定診断
1.頭部の外傷
2.脊柱の外傷
3.運動器の外傷(骨折,脱臼など)
4.顔面の外傷
5.胸部,腹部の外傷
6.心停止
7.熱中症
8.喘息,アナフィラキシーショック
6 1次救命処置
1.スポーツでの心臓突然死
2.SCAの疑いがある選手に対する救急処置の手順
3.救命の連鎖
7 脊椎損傷の疑いがある選手の搬送方法
1.脊椎の保護と搬送
2.脊椎損傷の疑いがある選手に対する救急処置の手順
3.搬送手段の選択
8 労作性熱中症
1.労作性熱中症とは
2.予防
3.労作性熱中症の発見
4.救急処置
5.氷水浸漬に対する誤解
9 RICES処置
1.RICES処置とは
2.RICES処置の手順
3.RICES実施上の注意点
10 皮膚の外傷の処置
1.創傷の種類
2.創傷の処置
3.医療機関の受診が必要な病態
第4章 スポーツ傷害予防のためのコンディショニング
1 スポーツ傷害を予防する意義
2 外傷と障害の分類
1.スポーツ外傷
2.スポーツ障害
3.スポーツ傷害の予防に向けた4ステップ
3 スポーツ傷害の発生要因とメカニズム
1.スポーツ傷害の発生プロセス
2.内的因子と外的因子
3.メカニズムとしての誘発事象
4 動作観察による機能チェック
1.両足ジャンプ
2.片脚スクワット
3.片脚着地
4.連続ジャンプ
5.方向変換走
5 傷害予防の実際
1.練習・試合前の取り組み
2.練習・試合後の取り組み
第5章 パフォーマンス向上のためのコンディショニング
1 パフォーマンス向上とトレーニングの原則
1.パフォーマンスとコンディショニング
2.トレーニングの原理・原則
2 トレーニング計画
1.ピリオダイゼーション
2.フィットネス疲労理論
3.機能的オーバーリーチングと非機能的オーバーリーチング
4.ピーキングとテーパリング
5.ディトレーニング
3 パフォーマンステストとフィードバック
1.競技特性の分析とパフォーマンステスト項目の検討
2.結果の分析とフィードバック
4 柔軟性トレーニング
1.柔軟性とは
2.ストレッチングに関する科学的基礎
3.ストレッチングの具体的方法
5 レジスタンストレーニング
1.レジスタンストレーニングに関する科学的基礎
2.レジスタンストレーニングの具体的方法とプログレッション
6 バランストレーニング・スタビリティトレーニング
1.バランストレーニングに関する科学的基礎
2.スタビリティトレーニングに関する科学的基礎
3.バランストレーニングの具体的方法とプログレッション
4.スタビリティトレーニングの具体的方法とプログレッション
7 エンデュランストレーニング
1.エンデュランストレーニングに関する科学的基礎
2.エンデュランストレーニングの具体的方法
8 スピード・アジリティトレーニング
1.スピード・アジリティトレーニングに関する科学的基礎
2.スピード・アジリティトレーニングの具体的方法とプログレッション
第6章 コンディショニングにおけるその他の情報
1 成長期のコンディショニング
1.身体発育の特徴
2.成長期のスポーツ外傷・障害の特徴
3.成熟の個人差への配慮
2 女性アスリートのコンディショニング
1.女性の身体的特徴
2.女性アスリートの三主徴
3.鉄欠乏性貧血
4.月経周期とコンディション
3 オーバートレーニング
1.オーバートレーニング症候群とは
2.オーバートレーニング症候群の診断・治療
3.オーバートレーニングの予防
4 睡眠
1.睡眠の役割
2.睡眠と競技パフォーマンス
3.アスリートの睡眠障害
4.アスリートの睡眠管理
5 環境への対策
1.時差のある地域への移動
2.高所での身体運動
3.紫外線の皮膚への影響
第7章 コンディショニング・リハビリテーションにおける栄養の役割
1 スポーツ栄養について知っておくべきこと
1.コンディショニングにおける栄養の意義
2.リハビリテーションにおける栄養の意義
2 エネルギー代謝
1.エネルギー代謝の基礎
2.エネルギー供給機構から捉える競技特性
3.スポーツ選手における糖質摂取ガイドライン
3 各種疾病予防における栄養
1.腸内環境の悪化に対する予防と対策
2.食中毒の予防と対策
3.食物アレルギーや食物不耐症の予防と対策
4 サプリメント
1.サプリメントとは
2.サプリメントを有効に活用するためには─安全性,信頼性,有効性,弊害を踏まえて─
5 増量と減量
1.増量
2.減量
3.スポーツ栄養士との連携
第8章 外傷受傷から競技復帰までの取り組み
1 リハビリテーションプログラミング
1.患部マネジメント(受傷直後~安静期)
2.ADLまで
3.基礎動作,基礎スポーツ動作の獲得
4.特異的スポーツ動作の獲得
5.競技復帰/再発予防
2 組織の治癒過程と痛み
1.筋の組織学と傷害
2.腱の組織学と傷害
3.関節の組織学と傷害
4.骨の組織学と傷害
5.神経の組織学
6.神経の傷害
7.炎症過程
8.痛みの生理学
3 物理的刺激の活用
1.物理的刺激の概論
2.法的考慮
3.温熱・寒冷エネルギー伝達のメカニズム
4.温熱刺激
5.寒冷刺激
6.電気刺激
7.超音波刺激
8.透熱/ジアテルミー
9.光線/レーザー
10.ショックウェーブ
4 徒手的アプローチの活用
1.徒手的アプローチの概論
2.マッサージ
3.instrument-assisted soft-tissue mobilization(IASM)
4.ジョイント・モビライゼーション
5.ストレッチ
6.カッピング
7.鍼/ドライニードリング
5 運動アプローチの活用
1.運動アプローチの概論
2.競技復帰の決定
6 補装具の活用
7 競技復帰過程における心理的サポート
1.受傷後の情緒変化
2.アスレティックトレーナーの役割
第9章 足部の外傷・障害
1 機能解剖
1.骨
2.軟部組織
3.足部の関節
4.足部構造
5.足部のランドマーク
2 評価
1.問診
2.視診
3.触診
4.可動域テストと徒手筋力検査
5.スペシャルテスト
3 好発する外傷・障害
1.疲労骨折
2.リスフラン関節脱臼骨折
3.母趾種子骨障害
4.三角骨障害
5.足底腱膜炎
6.後脛骨筋腱機能不全症
7.外脛骨障害
8.足根管症候群
9.モートン病(モートン神経腫)
4 リハビリテーション
1.足背組織のストレッチ
2.足底組織のストレッチ
3.足部のトレーニング
第10章 足関節・下腿部の外傷・障害
1 機能解剖
1.骨
2.軟部組織
3.関節運動・動作
2 評価
1.問診
2.視診
3.触診
4.関節可動域測定
5.徒手筋力検査
6.スペシャルテスト
3 好発する外傷・障害
1.足関節捻挫
2.内反捻挫
3.外反捻挫
4.遠位脛腓靱帯損傷
5.シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)
6.疲労骨折
7.アキレス腱炎
8.アキレス腱断裂
9.コンパートメント症候群
4 リハビリテーション
第11章 膝関節の外傷・障害
1 機能解剖
1.骨
2.軟部組織
3.アライメント
4.関節運動・動作
2 評価
1.問診
2.視診
3.触診・炎症反応
4.スペシャルテスト
5.関節可動域
6.筋
3 好発する外傷・障害
1.ACL損傷
2.MCL損傷
3.半月板損傷
4.鵞足炎
5.腸脛靱帯炎
6.膝蓋大腿関節障害
7.膝伸展機構障害(ジャンパー膝)
4 リハビリテーション
1.ROM・アライメント改善
2.筋力向上
3.動作指導
第12章 大腿部・股関節・骨盤の外傷・障害
1 機能解剖
1.骨・関節
2.軟部組織
2 評価
1.問診
2.視診
3.触診
4.スペシャルテスト
3 好発する外傷・障害
1.大腿部の打撲傷(チャーリーホース)
2.骨化性筋炎
3.肉離れ
4.裂離骨折
5.腸骨稜の打撲
6.鼠径部周辺部痛
4 リハビリテーション
1.可動域改善
2.筋力強化
第13章 脊柱の外傷・障害
1 機能解剖
1.骨
2.軟部組織
3.可動域・動作
2 評価
1.問診
2.視診,姿勢評価
3.触診,圧痛
4.スペシャルテスト
3 好発する外傷・障害
1.椎間板ヘルニア
2.椎間関節障害
3.腰椎分離症
4.仙腸関節障害
4 リハビリテーション
第14章 肩甲帯・肩関節の外傷・障害
1 機能解剖
1.骨・軟骨
2.軟部組織
3.関節運動
2 評価
1.問診
2.視診
3.触診,ランドマーク
4.関節可動域測定
5.徒手筋力検査
6.スペシャルテスト
3 好発する外傷・障害
1.肩関節前方脱臼
2.肩鎖関節脱臼
3.腱板損傷
4.関節唇損傷
5.投球障害肩
4 リハビリテーション
1.急性期の患部対応
2.可動域改善
3.筋力向上
4.リハビリテーション前期
5.リハビリテーション後期
第15章 上腕・肘関節・前腕・手の外傷・障害
1 機能解剖
1.骨
2.軟部組織
3.アライメント
2 評価
1.問診
2.視診
3.触診
4.スペシャルテスト
5.関節可動域測定,徒手筋力検査
3 好発する外傷・障害
1.上肢の神経障害
2.上腕骨骨折
3.肘関節内側側副靱帯(MCL)損傷
4.上腕骨外側上果炎(テニス肘)
5.滑膜ひだ障害
6.離断性骨軟骨炎
7.TFCC損傷
8.橈骨遠位端骨折
9.舟状骨骨折
10.有鉤骨鉤骨折
11.手指の血行障害
第16章 頭部・顔面・耳・鼻・歯・眼・咽頭の外傷
1 頭部・顔面外傷
2 好発する外傷
1.頭部・顔面の皮膚損傷(挫創,挫傷)
2.骨折
3.脳損傷
4.迷路振盪症
5.耳介血腫(カリフラワー耳)
6.歯牙脱臼・歯牙破折
7.喉頭外傷(気道損傷)
3 脳振盪の評価と競技復帰
1.評価
2.競技復帰
第17章 胸部・腹部の外傷・障害
1 胸部・腹部外傷
2 機能解剖
1.骨
2.軟部組織
3.内臓
3 好発する外傷・障害
1.外力による肋骨骨折
2.肋骨疲労骨折
3.気胸
4.血胸
5.心臓振盪
6.腹直筋肉離れ
7.腹部外傷
4 リハビリテーション
第18章 動作の観察と分析
1 姿勢および各種基礎運動評価
2 ベットサイドでの静的な姿勢評価
1.矢状面上の姿勢評価
2.前額面上の姿勢評価
3.肩関節,肩甲帯の正常なアライメント
4.骨盤帯と下肢の正常なアライメント
3 ベットサイドでの動的な姿勢評価
1.座位での片膝自動伸展テスト
2.股関節屈筋群のタイトネス検査
3.前屈テスト
4.片脚立位テスト
5.スクワットテスト
4 歩行・走動作
1.正常歩行動作
2.歩行周期,歩幅,歩隔
3.歩行の決定要因
5 走動作
1.走動作の位相
2.走動作中の筋活動
3.スプリンターの走動作
6 跳躍動作
1.垂直跳び
2.走り幅跳び
3.バスケットにおけるジャンプ動作
4.バレーボールにおけるジャンプ動作
7 投球動作
1.野球における投球動作
2.投球動作の位相
3.やり投げにおける投球動作
Topics
Topics 1 研究手法:疫学・傷害調査,予防的介入実験,コントロール実験,症例研究,学術雑誌
Topics 2 ATルームの設計・管理・運営
Topics 3 アスレティックトレーナーの実際1:代表チームの例
Topics 4 アスレティックトレーナーの実際2:クラブチームの例
Topics 5 アスレティックトレーナーの実際3:スクールアスレティックトレーナーの例
Topics 6 アスレティックトレーナーの実際4:パーソナルトレーナーの例
索 引