終末期ディスカッション【電子版】

- 出版社
- MEDSi
- 電子版ISBN
- 978-4-8157-0243-4
- 電子版発売日
- 2021/10/18
- ページ数
- 284ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,070 (本体¥3,700+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-8157-3015-4
- 印刷版発行年月
- 2021/10
- ご利用方法
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- 対応OS
-
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- 1
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概要
目次
第1章 患者を中心に考えること,決まったプロセスをふむことが原則
本書の登場人物の紹介/大事なのはプロセス
第2章 「倫理的に正しい」とはどういうことか?
まず倫理四原則から考える/自己決定の尊重,治療義務の限界/陥りやすい「Defensive medicine」/厚生労働省のガイドラインの意義/法的な視点からの疑問
第3章 4分割表を事例にあてはめてみる
医療チームで共有したい考え方の枠組み/4分割表からわかること:事例1の場合/4分割表からわかること:事例2の場合
第4章 トラジェクトリーカーブは患者,医療従事者の双方に有用
病気がどうなっていくかを図式化して理解する
第5章 ケアのゴール設定の重要性
設定したゴールにそぐわない治療は,「しない」ことが大切/「最大限の治療」とは何か/コンフリクトマネジメントも患者中心の意思決定には重要
第6章 同意のとり方
4つの方法,それぞれに適した事例がある
第7章 なぜ予後予測が重要か?
現実的な予後を知ることで「死の質」と向き合える/「良い死の過程」を提供するために/重要な予後の知識
第8章 期間限定の治療(「お試し期間」)
予後が不確定のときの選択肢/延命治療を中止する手順
第9章 終末期の定義
狭義の終末期,広義の終末期
Part 1 患者さんとご家族へのメッセージ
Part 2 医療倫理を実践するコミュニケーション法
第10章 コードステータスをどう話し合うか?
正しい理解で,誤用を防ぐ
第11章 代理意思決定者には誰がなるのがふさわしいか?
患者の価値観を尊重した意思決定をしていくために/意思決定能力が不完全で,代理意思決定者が不在のとき
第12章 悪い知らせをどう伝えるか?
「元気だった人がいきなり重症になり,救命できない」ことをどう伝えるか/蘇生処置をするという選択肢がなくなったら,それを方針として伝える/「手術の合併症によって,当初のゴールが達成できない」ことをどう伝えるか/術前のACP が困難な意思決定を助ける
第13章 「主治医が患者中心の判断をしていない」と看護師が感じたときにどうすべきか?
4分割表の医学的要素を提示するのは医師の役目/多くの科の医師がケアにあたっているときのコミュニケーションの注意点/共同で診療することのメリット
第14章 DNAR(Do Not Attempt Resuscitation)を正しく運用するために
用語の整理/誤解も多い,蘇生率の実際/DNARは心停止時にのみに適応されるオーダー/患者の誤解/DNARの運用は「良い死の過程(Good quality of death)」を考えることでもある/予期しなかった心停止ではDNAR は適応されない?/「DNARだから手術できない」は本当か?
Part 2 患者さんとご家族へのメッセージ
Part 3 アドバンス・ケア・プランニング:人生会議
第15章 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは何か?
ACPの目的と効果/ACPのエレメント/ACPの注意点/予後や治療の選択に,過剰な期待があるケース/疾患の予後と特定の治療について誤解があるケース/やっぱり透析をしてほしいと判断が変わるケース/ACPの拡大解釈によって延命治療だけでなく,必要な治療まで制限されてしまうケース/無益な“futile”ACPのケース
第16章 導入からアップデート
患者が抱いている現実味と心構え/導入のタイミング/患者の予後とACP の事前指示/翌日のためのACP(緊急ACP)/ACPのアップデート
第17章 ACPにいろいろな人がかかわるときの注意点
ACP導入の障壁となる心のハードル/ACPをアップデートしていくことの重要性も共有する
第18章 周術期のACP
ACPのなかでも新しい概念/「無益性」の議論をふまえた「緩和」という選択肢/周術期のACPのエレメント
第19章 急性期にかかわる医療従事者がACPにどう向き合うか?
急性期のACPの意義/価値観のリレー/急性期におけるACPの導入/急性期病院と地域の,施設間のリレー/なぜそのACPに至ったのか,背景と経緯の共有が重要/誤解に基づいたACPとPOLSTの危険性
Part 3 患者さんとご家族へのメッセージ