医学・医療の電子コンテンツ配信サービス

isho.jp

0 ようこそ、ゲストさん
0

≪新戦略に基づく麻酔・周術期医学≫

麻酔科医のための周術期のモニタリング【電子版】

森田 潔 (監修)

国立大学法人岡山大学長

出版社
中山書店
電子版ISBN
 
電子版発売日
2021/11/01
ページ数
272ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥13,200 (本体¥12,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-521-74325-7
印刷版発行年月
2016/02
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
2
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
64 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら

この商品を買った人は、こんな商品も買っています。

概要

周術期のモニタリングの目的は,患者のバイタルサインをチェックすることによって適切な全身管理を行い,危険兆候を早期に発見して,迅速な治療および対処を可能にすることである.本書では,神経,呼吸,循環,筋弛緩などに関する各種モニターの測定原理や特性,臨床使用の実際,問題点およびコツについて詳細に解説した. 麻酔科医が各種モニターを有効に使いこなすための必携書.

目次

1章 神経系モニター
 1-1 BISモニター (萩平 哲)
   1 BIS モニターとは
   2 測定原理(計算原理)
   3 測定に影響する因子
   4 各種麻酔薬とBIS
   5 臨床仕様の実際
   6 おわりに
    Column BISのアルゴリズムバージョン
    Column 麻酔の急速導入直後の脳波波形
    Column 意識の不確定性原理
 1-2 聴性誘発電位(AEP) (萩平 哲)
   1 聴性脳幹反応(ABR),中潜時聴性誘発電位(MLAEP),長潜時聴性誘発電位(LLAEP)
   2 測定原理(計算原理)
   3 測定に影響する因子
   4 各種麻酔薬とAEP
   5 臨床使用の実際
 1-3 運動誘発電位(MEP) (阿部龍一,川口昌彦)
   1 測定原理
   2 測定に影響する因子
   3 各種麻酔薬とME
   4 臨床使用の実際
   5 おわりに
 1-4 体性感覚誘発電位(SEP) (位田みつる,川口昌彦)
   1 測定原理
   2 SEP波形に影響する因子
   3 臨床使用の実際
 1-5 視覚誘発電位(VEP)(林 浩伸,川口昌彦)
   1 全身麻酔下におけるVEPの歴史的背景
   2 測定原理
   3 測定に影響する因子
   4 各種麻酔薬とVEP
   5 臨床使用の実際
   6 おわりに
 1-6 脳酸素飽和度モニター(NIRS) (位田みつる,川口昌彦)
   1 測定原理
   2 脳内酸素飽和度に影響を及ぼす因子
   3 臨床使用の実際

2章 呼吸器系モニター
 2-1 ガスモニター
  2-1-1 カプノグラム (佐藤 晋,磯野史朗)
   1 カプノグラム波形の生理学的意味
   2 測定原理
   3 測定に影響する因子
   4 臨床使用の実際
  2-1-2 麻酔ガスモニター (椎名香代子,磯野史朗)
   1 測定原理
   2 測定値を解釈する場合に考慮すべき因子
   3 臨床使用の実際
    Column BIS モニターとの比較
  2-1-3 経皮血液ガスモニター (菅沼絵美理,磯野史朗)
   1 測定原理と特長
   2 測定に影響する因子
   3 臨床使用の実際
    Column 経皮炭酸ガスモニターの生体肺移植での使用例
 2-2 人工呼吸器モニター (小野寺悠,中根正樹,川前金幸)
   1 なぜ麻酔科医は人工呼吸をモニタリングしなければならないのか?
   2 換気量の測定
   3 呼吸機能モニター
   4 症例呈示
   5 おわりに
    Column 呼吸モニタリングとしての評価の限界

3章 循環器系モニター
 3-1 動脈圧 (作田由香,藤田喜久)
   1 侵襲的動脈圧モニター
   2 非侵襲的動脈圧モニター(NIBP)
    Column 動脈圧の測定
 3-2 中心静脈圧 (作田由香,藤田喜久)
   1 測定に影響する因子
   2 臨床使用の実際
    Column 肝頚静脈逆流現象
 3-3 心拍出量 (柘植雅嗣,藤田喜久)
   1 侵襲的COモニター(熱希釈式肺動脈カテーテル)
   2 非侵襲的COモニター
   3 混合静脈血酸素飽和度モニター
   4 おわりに
    Column リチウム指示薬希釈法
    Column 連続COモニタリング
 3-4 超音波モニタリング
  3-4-1 経食道心エコー法(TEE) (岡本浩嗣)
   1 周術期TEEのASAガイドライン2010年改訂版によるTEEの適応と推奨される使用法
   2 基本的知識
   3 基本的技術
   4 発展的知識
   5 発展的技術
  3-4-2 携帯型エコー (岡本浩嗣)
   1 カテーテル挿入時の補助として
   2 急変時の即時診断のツール:経胸壁心エコー(TTE)や肺エコーとして
   3 神経ブロックや硬膜外穿刺のガイドとして

4章 筋弛緩モニター
 4-1 筋弛緩モニター (北島 治,鈴木孝浩)
   1 筋弛緩モニタリングの意義
   2 筋弛緩モニター測定方法の種類と原理
   3 神経刺激の原則とパターン
   4 モニタリング部位
   5 モニタリングの実際(セットアップ)
    Column 最大上刺激とは
    Column 現時点では加速度感知型筋弛緩モニターにおけるAMG モニタリングがゴールドスタンダード
    Column なぜキャリブレーションが必要か?
    Column なぜTOF比で至適回復を評価するか?

5章 パルスオキシメータ
 5-1 通常型パルスオキシメータ (尾崎 眞)
   1 基本原理
   2 使用目的
 5-2 進化型パルスオキシメータ (尾崎 眞)
   1 体動時にうまくSpO2を計測する
   2 パルスオキシメータから得られる指標
   3 メトヘモグロビン濃度
   4 カルボキシヘモグロビン(一酸化炭素ヘモグロビン)濃度
   5 トータルヘモグロビン濃度

6章 体温
 6-1 深部体温計 (立花俊祐,山蔭道明)
   1 深部体温の測定の意義
   2 深部体温の測定の実際
    Column 体温モニタリング
    Column 体温調節の仕組み
    Column 熱流補償式体温測定
 6-2 末梢温測定 (立花俊祐,山蔭道明)
   1 末梢温測定の意義
   2 末梢温測定の実際
    Column 麻酔管理中の体温低下の仕組み
    Column 体温は厳密に管理すべき?

付録 本書で紹介しているモニタリング機器