臨床実践 変形性膝関節症の理学療法【電子版】
- 出版社
- 文光堂
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2021/11/29
- ページ数
- 196ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,950 (本体¥4,500+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-8306-4541-9
- 印刷版発行年月
- 2016/05
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概要
目次
膝OAの病態から理学療法士の位置づけを理解する
Ⅰ 膝OAの病態
1 関節の摩耗
2 疼 痛
3 関節動揺性
4 関節可動域障害
Ⅱ 膝OAの理学療法
1 筋力強化
2 標準的な治療
3 高齢者
機能解剖から膝OAの評価とアプローチを考える
Ⅰ 膝OAに屈曲拘縮膝が及ぼす影響
1 関節不安定性と屈曲拘縮膝
2 歩行障害と膝関節屈曲拘縮
Ⅱ 屈曲拘縮を機能解剖学的にとらえる
1 皮 膚
2 筋 膜
3 筋
4 関節包
Ⅲ 膝窩部の筋に対する動態正常化のためのアプローチ
1 半膜様筋へのアプローチ
2 膝窩筋へのアプローチ
3 腓腹筋内側頭へのアプローチ
膝OAの疼痛に積極的に介入する
Ⅰ 疼痛部位を鑑別,限局化する
1 膝OAの疼痛評価
2 疼痛に対する評価の実際(問診から局所)
3 疼痛に対する評価の実際(荷重下におけるストレステスト)
Ⅱ 疼痛に対する理学療法アプローチ
1 疼痛に対する対症療法(局所の疼痛軽減を図る)
2 疼痛に対する運動療法
3 疼痛に対する装具療法
膝OAの外科的治療を理解し術後に活かす
Ⅰ 人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty:TKA)
1 TKAとは
2 術後理学療法への展開
Ⅱ TKA以外の外科的治療
1 単顆片側型人工膝関節置換術(unicompartmental knee arthroplasty:UKA)
2 高位脛骨骨切り術(high tibial osteotomy:HTO)
3 関節鏡視下手術
膝OAの術前・術後評価を運動機能の改善に活かす
Ⅰ 手術を回避する保存療法の重要性
Ⅱ 保存療法の着眼点
1 アライメント
2 ROMとtracking
3 筋力・筋機能
4 歩行機能と日常生活活動
5 理学療法プログラムの実際
Ⅲ 術後評価のポイントと理学療法の考え方
1 手術方法と合併症
2 評価ポイントと理学療法アプローチ
実践と結果に基づく理学療法手技
両側同時TKAの特徴を踏まえ介入する
Ⅰ 両側同時手術の適応と特徴
Ⅱ 機能障害の特徴と理学療法介入ポイント
1 術後早期の理学療法介入ポイント
2 術後中期以降の理学療法介入ポイント
[CT]ハーフシッティングトレーニング
Ⅲ 理学療法プログラムの実際
1 歩行トレーニングの進め方
2 歩容の改善
3 目標設定:両側同時手術と二期的片側手術の違い
膝OAの術後に難渋する関節可動域改善に挑む
Ⅰ 術前の関節可動域制限の因子が術後にも関与する
1 一般的な関節可動域制限の因子について考える
2 膝OA患者の術前可動域制限の因子について考える
Ⅱ 手術侵襲による影響が関与する
1 手術侵襲による影響
2 術後炎症による影響
3 術後アライメント変化による影響
4 インプラントによる影響
[CT]術後の関節可動域制限因子の変化を考える
Ⅲ 理学療法プログラムの実際
1 術後の膝関節屈曲可動域拡大に向けた介入
2 術後の膝関節伸展可動域拡大に向けた介入
膝OAの術後の筋力増強を効果的に行う
Ⅰ 膝OAの病態と筋力低下
1 膝OAの発生要因と筋力低下
2 膝OAの病態と筋力低下
3 パターン化した姿勢・動作と筋力低下
Ⅱ 姿勢・動作の改善を目的とした筋力増強
1 姿勢の特徴からみた術後の筋力増強
[CT]加齢による姿勢変化の影響を考える
2 歩行の特徴からみた術後の筋力増強
Ⅲ 理学療法プログラムの実際
1 大腿四頭筋に対する筋力増強
2 股関節周囲筋に対する筋力増強
3 下腿・足部周囲筋に対する筋力増強
4 脊柱伸筋に対する筋力増強
膝OA患者の術前・術後の歩容改善をねらう
Ⅰ 左右の体重移動
1 左右の体重移動を体幹と股関節を中心に行う一般的な戦略
2 膝OA患者の歩行時における左右への体重移動と膝関節
3 手術適応のある膝OA患者の術前歩行
4 膝OA患者の術後歩行
[CT]体幹体重支持機能テスト(TRT)
Ⅱ 前方への推進力の発揮
1 通常の歩行
2 膝OA患者の術前歩行
Ⅲ 理学療法プログラムの実際
1 左右の体重移動の調整
2 前方への推進力(後方への蹴り)の向上
3 歩容改善のチェックポイント
心血管疾患を伴う膝OAの運動療法を考える
Ⅰ 心血管疾患によるリスクの把握
1 心血管疾患によるリスク
2 循環動態の把握
[CT]モニター心電図
Ⅱ 安全かつ効果的な運動負荷①
1 運動頻度
2 運動強度
3 運動時間
4 運動方法
5 歩行距離を延長するための適切な補助具の利用
Ⅲ 理学療法プログラムの実際
1 日常的な心疾患によるリスクの把握
Ⅳ 安全かつ効果的な運動負荷②
1 運動負荷量
2 ウォームアップ,クールダウン
3 運動療法中止基準
4 運動方法
肥満のコントロールから膝OAにかかわる
Ⅰ なぜ体重コントロールが必要なのか?
1 日本人の肥満の現状
2 肥満と肥満症とは
3 肥満と膝OAの関係
Ⅱ 減量に対して行動変容のための認知行動療法を行う
1 運動習慣の現状
2 認知行動療法とは
[CT]行動変容ステージモデル(TTM)
Ⅲ 理学療法プログラムの実際
1 体重コントロール
[CT]水中運動の利点と運動強度における注意点
2 行動変容
膝OAの患者教育のポイントを見極める
Ⅰ 患者教育とは
Ⅱ 指導内容を正しく理解してもらうために
1 患者目線で考える
2 自分の常識が他人の常識ではない
3 多角的な視点を持つこと
Ⅲ 指導内容を正しく実施してもらうために
1 行動変容アプローチの活用
2 コーチング・テクニックを用いた指導
[CT]“質問”のテクニック
3 独自の指導テクニックの確立
Ⅳ 理学療法プログラムの実際
1 臨床における具体的な指導例
[CT]杖のカチカチ音の修理方法
索 引
[CT]=クリニカル・テクニック