神経難病領域のリハビリテーション実践アプローチ 改訂第2版【電子版】
- 出版社
- メジカルビュー社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2022/01/18
- ページ数
- 384ページ
- 判型
- B5変
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥6,160 (本体¥5,600+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-7583-1938-6
- 印刷版発行年月
- 2019/02
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概要
初版の構成はそのままにして,在宅での歯科医,介護福祉士,栄養士,理学療法士,作業療法士によるかかわりについて新たな章を設けて解説。また,従来の項目においても最新の技術や各職種のかかわりを追加して,内容の刷新を図っている。
初版に引き続きオールカラーで,本領域を網羅した充実の1冊である。
目次
1 . 神経難病のリハビリテーション 中馬孝容
難病とは何か
神経難病の患者のニーズとは何か
リハビリテーションの実態について
リハビリテーションの指導時のポイント
セラピストへの神経難病リハビリテーションに関する教育について
おわりに
2 . 療養環境整備とチームアプローチ 小川一枝
神経難病療養者に対する療養環境整備とチームアプローチの意味
神経難病療養者の療養環境整備(療養経過と支援課題,ALS を例に)
多職種によるネットワークづくり
保健所,保健師の役割
3 . 医療費助成制度と福祉制度 鈴木康子
はじめに
難病患者の医療費助成制度について
在宅難病患者一時入院事業について
利用できる制度について(医療費助成制度以外)
在宅生活を送っている難病患者の事例
4 . 就労支援 堀込真理子
就労の現状
難病をもつ人の働き方
就労者の事例
難病をもつ人の就労を支えるもの
Ⅱ 神経難病の障害像
1 . 運動機能障害 望月 久
随意運動発現の流れ
障害部位と一次的運動機能障害との関連性
主な運動機能障害
神経・筋疾患による運動機能障害のとらえ方
2 . コミュニケーション障害 南雲浩隆
神経難病のコミュニケーションの特徴と評価
コミュニケーションエイドの導入
社会福祉制度の活用
3 . 摂食嚥下障害 秦 若菜
摂食嚥下の流れとその障害
誤嚥とは
神経難病と嚥下障害
嚥下障害の始まり
摂食嚥下障害への対応
リスク管理
栄養管理
流涎
4 . 呼吸障害 寄本恵輔
神経難病の呼吸障害
神経難病の呼吸リハビリテーションと呼吸理学療法
神経難病の呼吸障害に影響する因子
呼吸障害の評価
呼吸障害に対する対症療法
非侵襲的人工呼吸器(NPPV)
侵襲的人工呼吸器(TPPV)
チーム医療
神経難病患者に対する呼吸理学療法
排痰機器
まとめ
5 . 心理的課題とQOL 小林庸子,田中勇次郎
患者・家族への心理的配慮
用具適用上の心理的な問題と対応
6 . 歯科・口腔衛生 松田千春
口腔のつくりと役割
口腔ケアの必要性
神経難病患者の口腔症状と口腔ケアの課題
在宅療養している患者の口腔ケアの課題と対応
口腔リハビリテーションを取り入れた口腔ケア
多職種連携の必要性
7 . 歯科治療 横山雄士
神経難病の症状と口腔ケア
神経難病患者における口腔ケアの実際
Ⅲ 疾患別リハビリテーションの実際
1 . パーキンソン病(関連疾患としてPSPを含む) 岡田洋平
疾患の概要
標準的な評価指標とリハビリテーション
リハビリテーションの実際
2 . 脊髄小脳変性症(多系統萎縮症を含む) 中城雄一,徳永典子,藤田賢一,加藤恵子,坂野康介
疾患の概要
疾患の徴候
リハビリテーションの目的
評価(検査)
標準的な理学療法
作業療法
言語療法
摂食嚥下障害
高次脳機能障害
リスク管理
SCD 患者のリハビリテーションへのニーズと自主トレについて
おわりに
3 . 筋萎縮性側索硬化症(ALS) 笠原良雄,鳴海俊明,本間武蔵,原田明子
疾患の概要
標準的なリハビリテーション
理学療法
作業療法
言語療法
4 . 多発性硬化症 菊地 豊,小林庸子,田中勇次郎,望月 久
疾患の概要
理学療法
作業療法
言語聴覚療法
5 . 筋強直性ジストロフィー,多発性筋炎などの筋疾患 国立精神・神経医療研究センター病院 身体リハビリテーション部
筋疾患に対するリハビリテーション
筋ジストロフィー
多発性筋炎
Ⅳ 神経難病患者の在宅リハビリテーション
1 . 管理栄養士の立場から 村上奈央子
はじめに
栄養状態のアセスメント
神経難病患者に必要な栄養
摂食嚥下障害への食事の対応
低栄養(PEM)への食事の対応
訪問栄養食事指導について
2 . 介護福祉士の立場から 溝呂木大介
神経難病患者と介護福祉士
事例紹介
介護福祉士の視点
おわりに
3 . 作業療法士の立場から 田中勇次郎,渋谷亮仁
神経難病患者の訪問作業療法
神経難病患者の支援者支援
おわりに
4 . 理学療法士の立場から 笠原良雄
はじめに
在宅診療の紹介
神経難病と嚥下障害
「訪問する」ということ
介入の実際
リスク管理
スタッフ連携
おわりに