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一般内科医のための

そうだったんだ!リハビリテーション【電子版】

治療にリハビリを取り入れる方法を教えます

上月 正博 (著)

出版社
文光堂
電子版ISBN
 
電子版発売日
2022/02/21
ページ数
246ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,950 (本体¥4,500+税10%)

印刷版ISBN
978-4-8306-4548-8
印刷版発行年月
2016/12
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1
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概要

本書は,リハビリに馴染みのない一般医向けに作られた,受け持ち患者をリハビリの現場へつなげるための指南書である.リハビリを全く知らない読者でも容易に理解でき,読後ただちに患者に指導できるように構成されている.しかも特別な器具も使わず,診察室や往診先で思い立ったらすぐ指導できる内容にもなっている.患者の生活機能や運動機能を改善できる「さらなる名医」になれる一冊.

目次

第1章 はじめに
 A 内科を受診している患者の本音とは
 B 内科治療にリハビリを加えよう
第2章 内科疾患におけるリハビリの重要性
 A 内科での「安静が治療」の時代は終わった
 B 安静・運動制限から運動療法へ
 C 1日の安静で1〜2歳も老化してしまう
 D これだけ劇的なリハビリの効果
 E 「自宅で過ごせればリハビリはもういらない」は大誤解
 F リハビリで生活がいきいき
 G リハビリで寿命も延ばせる
  1 脳卒中
  2 COPD
  3 冠動脈疾患・心不全
  4 CKD
  コラム「 日本腎臓リハビリテーション学会」設立の背景
  コラム 超肥満の患者がリハビリで体重244kgが119㎏に!
  コラム 運動療法の基礎知識
  コラム 運動で脳細胞を増やせる
  コラム 認知症を予防する
  コラム 運動の敵は過度なダイエットと飲酒
  コラム 強い運動は身体に悪い
  コラム スポーツ選手は寿命が長い,という報告はない
第3章 内科医にもリハビリの知識が必要な理由
 A 主治医が患者へのリハビリ導入を妨げていないか?
 B 医学部学生教育・研修医研修内容の問題
 C  かかりつけ医が動けば予防・医療・リハビリ・介護の連関は大きく好転する
 D ほんの少しのリハビリ知識でさらに名医になれる
 E  リハビリは運動療法だけではない―包括的リハビリではかかりつけ医が主役
 F 複雑かつ重度な障害者はリハビリ科専門医に相談を
 G わが国の人口構成
 H 国民の6.7%は障害者
  コラム 膝痛を治す(膝が傷まない立ち上がり方)
  コラム 腰痛を治す
  コラム おなかポッコリを直す
  コラム 顔が若返る「らくらく運動」のやり方
  コラム しわ・シミを増やさない
  コラム 重複障害とリハビリ
第4章 リハビリの評価から処方まで
 A リハビリの評価はこれだけでよい
  第1ステップ:基本事項
  第2ステップ:日常生活動作(ADL)・認知機能・ロコモティブシンドローム
 B 詳細に検査を行うだけで満足してはいけない
  第3ステップ:国際生活機能分類(ICF)を用いてのリハビリ的考え方
 C 生活機能・運動機能はリハビリで劇的に改善できる!
 D 介護保険制度
 E 介護保険における主治医意見書の書き方
  1 傷病に関する意見
  (1)診断名
  (2)症状としての安定性
  (3)生活機能低下の直接の原因となっている傷病または特定疾病の経過および投薬内容を含む治療内容
  2 特別な医療
  3 心身の状態に関する意見
  (1)日常生活の自立度等について
  (2)認知症の中核症状
  (3)認知症の周辺症状
  (4)その他の精神・神経症状
  (5)身体の状態
  4 生活機能とサービスに関する意見
  (1)移動
  (2)栄養・食生活
  (3) 現在あるかまたは今後発生する可能性が高い状態とその対処方針
  (4)サービス利用による生活機能の維持・改善の見通し
  (5)医学的管理の必要性
  (6)サービス提供時における医学的観点からの留意事項
  (7)感染症の有無
  5 特記すべき事項
 F 身体障害者診断書・意見書の書き方
 G 身体障害者診断書の記載についての留意点
  1 発症から6ヵ月経過しなくても診断書を作成できる場合がある
  2 ROMやMMTをすベて記載する必要はない
  3 非麻痺側の上下肢にも廃用性の障害がみられる場合は認定される場合がある
 H リハビリ実施計画書の書き方
  コラム サルコペニア,フレイル
  コラム ロコトレとロコトレプラス
  コラム 転倒防止のダイナミックフラミンゴ療法
  コラム 患者の介助の仕方
  コラム 患者のやる気の育て方
  コラム 運動療法を長く継続させるためのコツ
  コラム Brunnstrom stage
第5章 リハビリ科専門医・コメディカルとの連携の仕方
 A リハビリ関連職種の紹介
 B 各リハビリ関連職種との付き合い方
 C リハビリ科の医師との付き合い方
  1  リハビリとリハビリ科医,リハビリ科専門医,リハビリ科認定臨床医との関係
  2 リハビリ科医の専門を知る
 D 「複雑かつ重度」なリハビリはリハビリ科専門医に任せればよい
 E リハビリに関する診療報酬制度の概要
  コラム チームワークをよくするコツ
  コラム スタッフの教育のコツ
  コラム よいリハビリ病院・施設の選び方
第6章 各疾患のリハビリの実際とかかりつけ医がすべきこと
 A 脳卒中リハビリ
  1 脳卒中リハビリの目的
  2 脳卒中リハビリの構成要素
  3 脳卒中リハビリの対象・適応・禁忌
  4 脳卒中リハビリの時期的区分
  5 脳卒中リハビリの効果
  6 脳卒中リハビリの実際
  (1)急性期リハビリ
  (2)回復期リハビリ
  (3)維持期リハビリ
    症 例 片麻痺(脳梗塞)①入院:急性期の場合
    症 例 片麻痺(脳梗塞)②外来:維持期の場合
    症 例 嚥下障害①入院の場合
    症 例 嚥下障害②外来の場合
    症 例 廃用症候群①脳卒中後遺症のある入院患者の場合
    症 例 廃用症候群②外来がん患者の場合
 B 生活習慣病のリハビリ
  1 疾患別運動療法ガイドライン
    症 例 糖尿病・重度肥満の患者の場合
 C 心臓リハビリ
  1 心臓リハビリの目的
  2 心臓リハビリの構成要素
  3 心臓リハビリの適応・禁忌
  4 心臓リハビリの時期的区分
  (1)急性期心臓リハビリ(第I相)
  (2)前期回復期心臓リハビリ(前期第II相:入院中)
  (3)後期回復期心臓リハビリ(後期第II相:外来・通院)
  (4)維持期心臓リハビリ(第III相)
  5 心臓リハビリの効果
  6 運動療法プログラムおよび運動処方
    症 例 ①急性心筋梗塞後患者の場合
    症 例 ②心不全患者の場合
 D 呼吸リハビリ
  1 呼吸リハビリの目的
  2 呼吸リハビリの構成要素
  3 呼吸リハビリの対象・適応・禁忌
  4 呼吸リハビリの時期的区分
  5 呼吸リハビリの効果
  6 呼吸リハビリの実際
    症 例 ①入院:人工呼吸器離脱のためのリハビリの場合
    症 例 ②外来:COPDのリハビリの場合
    症 例 ③呼吸リハビリにより移植を回避できた例
 E 腎臓リハビリ
  1 腎臓リハビリの目的
  2 腎臓リハビリの構成要素
  3 腎臓リハビリの対象・適応・禁忌
  4 腎臓リハビリの時期的区分
  5 腎臓リハビリの効果
  6 運動処方
  7 診療報酬
  (1)糖尿病透析予防指導管理料
  (2)腎不全期患者指導加算
    症 例 保存期CKD患者の場合
    症 例 CKD透析患者の場合
付 録
 付録1 ロコモ度テスト
 付録2 ロコモ度テストの臨床判断
 付録3 Hugh-Jones分類
 付録4 MRC息切れスケール(ATS/ERS 2004)
 付録5 NR-ADL(旧千住らのADL評価表)
 付録6 P-ADL(後藤らの評価表)
 付録7 Minnesota Living With Heart Failure® questionnaire
 付録8 EQ-5D日本語版
 付録9 介護保険制度における在宅の要介護者等へのサービス
 付録10 介護保険制度における施設サービス
 付録11 関節可動域表示・測定法
 付録12 身体にある筋肉とその役割
 付録13 METs換算表
 参考文献・図書
 索引
 あとがき