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病態生理と神経解剖からアプローチする

レジデントのための神経診療【電子版】

塩尻 俊明 (監修)

出版社
医学書院
電子版ISBN
978-4-260-65246-9
電子版発売日
2023/09/11
ページ数
392ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥5,720 (本体¥5,200+税10%)

印刷版ISBN
978-4-260-05246-7
印刷版発行年月
2023/08
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概要

日常診療で普遍的に役立つ神経診察を学ぶ

神経領域は「難しい」「分かりにくい」と敬遠されがちだが、体系的に理解できると面白いと感じることができる。本書は初心者向けに、領域横断的に内容をまとめ、オリジナルのシェーマを多用し概念を整理して提供することで、研修医、若手医師の学習に有用な一冊となっている。日常診療で普遍的に役立つ神経診察の方法、症候学、コモンな疾患を扱っており、非専門医であればここまで把握しておきたいという線引きを明示した。

目次

第1章 神経診療の基本
  1 病巣と機序を考える
  2 病歴の基本
  3 病歴聴取の実践
  4 神経診察の基本

第2章 運動・感覚障害と病巣同定
 1 運動・感覚障害総論
  5 運動障害(筋力低下)
    1.解剖
    2.病巣同定の基礎知識
    3.診察方法の解説
  6 感覚障害(しびれ)
    1.患者の表現する「しびれ」が医学的に何を意味しているのか?
    2.感覚障害の機能分類
    3.感覚障害の性状分類
    4.感覚障害の分布と神経解剖の対応
    5.長さ依存性?長さ非依存性?
    6.感覚と神経解剖の対応
 2 病巣の特徴
  7 脳
    1.病巣診断上のポイント
    2.診察
  8 脊髄
    1.髄節の理解
    2.病巣診断上のポイント
    3.解剖と病変の理解
    4.急性脊髄障害へのアプローチ
  9 神経根
    1.病巣診断上のポイント
    2.臨床像
    3.診察方法(神経根性疼痛=放散痛の誘発方法)
    4.頸椎症と神経合併症
    5.腰椎症と神経合併症
  10 末梢神経
    1.病巣診断上のポイント
    2.末梢神経障害の分類
    3.検査
    4.代表的な疾患
   代表疾患
    1.上肢の末梢神経障害
    2.下肢の末梢神経障害
   神経伝導検査
    1.学校クラスの徒競走で考える神経伝導検査
    2.病態との対応関係
    3.検査の限界・誤解
  11 神経筋接合部
    1.病巣へのアプローチ
    2.具体的な疾患
    3.番外編:神経筋疾患による呼吸不全
  12 筋
    1.病巣へのアプローチ
    2.具体的な疾患
 3 障害部位からの病巣同定
  13 上肢単独の運動または感覚障害
    1.片側性
    2.両側性
  14 下肢単独の運動または感覚障害
    1.片側下肢
    2.両側下肢
  15 上下肢の運動または感覚障害
    1.片側上下肢
    2.両側上下肢(四肢)
 4 番外編
  16 診断プロセス(病巣,機序)の実践
    症例1/症例2/症例3/症例4/症例5/症例6/症例7/症例8

第3章 代表的な症候・疾患
  17 意識障害
  18 一過性意識消失
  19 けいれん,てんかん
    1.言葉の整理
    2.発作の種類・分類
    3.てんかんの診断
    4.てんかん重積のイメージ
    5.てんかん重積へのアプローチ
    6.救急外来:“けいれん”へのアプローチ
    7.脳波検査
    8.抗てんかん薬
  20 頭痛
   2次性頭痛
    1.突然~急性発症の頭痛アプローチ
    2.代表的な疾患
   1次性頭痛
    1.1次性頭痛の分類
    2.片頭痛(migraine)
    3.緊張型頭痛
    4.群発頭痛
  21 急性期脳梗塞,TIA
   急性期脳梗塞
    1.初期アプローチ
    2.病型診断
    3.急性期管理・再発増悪予防
   TIA
    1.TIAの病歴聴取
    2.診断
    3.入院適応・リスク評価
    4.治療(増悪予防)
  22 脳血管と灌流領域
    1.脳血管解剖
    2.血管灌流域
  23 頭部画像検査
    1.頭部CT検査
    2.頭部MRI検査
    3.急性期脳梗塞での画像検査
    4.画像と脳解剖
  24 髄膜炎・脳炎
    1.細菌性髄膜炎
    2.無菌性髄膜炎
    3.脳炎へのアプローチ
    4.単純ヘルペス脳炎
    5.抗NMDA受容体脳炎
    6.脳腫瘍
    7.感染性心内膜炎
  25 脳症
    1.肝性脳症
    2.Wernicke脳症
    3.抗菌薬関連脳症(AAE:antibiotics associated encephalopathy)
    4.PRES(posterior reversible encephalopathy syndrome)
    5.橋本脳症
  26 髄液検査
    1.腰椎穿刺の方法
    2.代表的検査項目の解説
    3.どの検査項目を提出する?
  27 めまい
    1.めまいへのアプローチ
    2.眼振
    3.病巣ごとの臨床像
  28 視神経,視野,瞳孔
    1.視神経・視野
    2.瞳孔
  29 眼球運動障害と複視
    1.複視へのアプローチ
    2.鑑別
    3.検査
    4.各論
    5.共同偏視
    6.眼瞼下垂
  30 顔面感覚(三叉神経)
    1.三叉神経の解剖
    2.責任病巣と原因疾患
  31 顔面運動(顔面神経)
    1.顔面神経の解剖
    2.病巣診断上のポイント:中枢性 vs 末梢性顔面神経麻痺
    3.診察方法
    4.末梢性顔面神経麻痺
  32 構音障害・嗄声
    1.構音障害へのアプローチ
    2.嗄声
  33 嚥下障害(舌咽迷走神経)
    1.嚥下の機序
    2.原因
    3.嚥下障害へのアプローチ
    4.嚥下障害での神経診察
    5.嚥下機能のチェック方法
  34 不随意運動
    1.振戦(tremor)
    2.舞踏運動/バリズム(chorea/ballism)
    3.急性~突然発症の片側不随意運動
  35 パーキンソン病
    1.パーキンソン病
    2.その他の疾患
  36 高次脳機能評価
    1.注意の評価
    2.言語(失語)の評価
    3.記憶(健忘)の評価
    4.行為(失行)の評価
    5.視空間認知の評価
  37 認知症
    1.認知症へのアプローチ
    2.代表的な疾患の紹介
  38 機能性神経障害
    1.総論
    2.診察方法

索引