イラストレイテッド 感染制御【電子版】
- 出版社
- リーダムハウス
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2023/04/01
- ページ数
- 328ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,290 (本体¥3,900+税10%)
- 特記事項
- 電子版は本文ページが2色(一部カラー)表示となります。
- 印刷版ISBN
- 978-4-906844-23-4
- 印刷版発行年月
- 2023/04
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 2
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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- 同時使用端末数
- 1
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概要
本書は新型コロナ対策を踏まえつつ,感染対策の基本に今一度立ち返り,感染制御の第一人者が重要事項22項目についてイラストを豊富に取り入れながらエビデンスベースでわかりやすく解説しています。
これ1冊で感染制御の原則と実践法がわかるオールインワンの本格的な感染制御テキストブックとして現役の医療従事者,医学生,看護学生の方々に好適の書です。
目次
1. 宿主- 寄生体関係
2. 感染
3. 病原体
4. 病原体の毒力
5.病原体による感染成立過程
6. 感染症
7. 易感染性宿主
8.医療関連感染の概念
2 感染予防
1. 感染予防の黎明期
2. 感染予防策の変遷
3. 病原体伝播と感染
4. 隔離予防策の構成
5. 接触感染
6. 飛沫感染
7. 空気感染
8. 感染予防策の組織的な取り組み
3 標準予防策
1. 標準予防策の概念
2. 手指衛生
3. 個人防護具
4. 咳エチケット
5. 患者の収容
6. 患者ケア器具の衛生管理
7. 環境整備
8. リネン類の衛生管理
9. 安全な注射処置
10. 腰椎穿刺処置
11. 医療従事者の安全確保
12. 標準予防策は常時実施
4 感染経路別予防策
1. 感染経路別予防策の概要
2. コホートとコホーティング
3. 隔離の概念
4. 接触予防策
5. 飛沫予防策
6. 空気予防策
7. 防護環境
8. 免疫不全患者への対策
9. 感染経路別予防策の適用時期
10. 感染経路別予防策の実施期間
5 手指衛生
1. 手指衛生の重要性
2. 手指衛生の種類
3. 普通石鹸とアルコール
4. アルコールか石鹸と流水か
5. 手指衛生のタイミング
6. 洗い残しと正しい手洗い手順
7. 手荒れ防止
8. 手指衛生の遵守率
6 個人防護具
1. 個人防護具とは
2. 手袋
3. サージカルマスク
4. N95 マスク
5. ゴーグル/フェイスシールド
6. ガウン/エプロン
7. PPE の着脱手順
7 環境整備
1. 感染対策における環境整備とは
2. ゾーニングと空調・換気システム
3. 環境表面
4. アスペルギルス対策
5. レジオネラ対策
6. 環境消毒
7. 感染性廃棄物
8. エリア別環境整備のポイント
8 消毒薬
1. 消毒薬の概要
2. 低水準消毒薬
3. 中水準消毒薬
4. 高水準消毒薬
5. 生体消毒薬による消毒の実際
9 洗浄・消毒・滅菌
1. 器具・器材の消毒・滅菌の概要
2. 洗浄の概要と洗浄法
3. 消毒の概要と消毒法
4. 滅菌の概要と滅菌法
5. 中央材料部における一括処理
6. 器具・器材の消毒・滅菌の実際
10 CRBSI カテーテル由来血流感染
1. 医療に関連した血流感染
2. カテーテル由来血流感染の定義
3. CRBSI のリスクファクター
4. CRBSI の原因病原体
5. 血管内カテーテルへの病原体の侵入経路
6. 血管内カテーテルの種類
7. CRBSI 防止のガイドライン
8. 血管内カテーテルの感染対策
9. 手指衛生・無菌操作
10. マキシマル・バリアプリコーション
11. 皮膚消毒
12. ドレッシング材による清潔管理
13. 血管内カテーテルの交換
14. 輸液セットの交換
15. 閉鎖式輸液システム
16. CRBSI 防止のためのケアバンドル
11 CAUTI カテーテル関連尿路感染
1. 尿道カテーテルの留置と尿路感染
2. CAUTI の発症様式
3. CAUTI の特徴
4. CAUTI の原因病原体
5. 尿道カテーテルの種類
6. 閉鎖式導尿システム
7. CAUTI 防止対策の概要
8. 尿道カテーテル留置の適応・不適応
9. 尿道カテーテル挿入・固定の注意点
10. 尿道カテーテル留置中の管理
12 SSI 手術部位感染
1. 手術部位感染(SSI)とは
2. SSI の分類
3. SSIの原因病原体
4. インプラント手術とSSI のリスク
5. 抗菌薬の予防投与
6. 周術期の患者管理
13 VAP 人工呼吸器関連肺炎
1. 人工呼吸器関連肺炎(VAP)の概要
2. VAP のリスクファクター
3. VAP 防止のための患者管理
14 C.difficile感染
1. 抗菌薬関連下痢症
2. Clostridioides difficile
3. C.difficile感染症
4. C.difficileの伝播防止
15 日常ケアと感染
1. 経腸栄養
2. 気管吸引
3. ネブライザー
4. 加湿器
16 透析と感染
1. 透析室の特殊性
2. バスキュラーアクセス
3. 透析室における感染
4. 穿刺時の皮膚消毒
5. 透析室の環境整備
17 内視鏡と感染
1. 内視鏡の汚染と感染リスク
2. 内視鏡の衛生管理
3. 内視鏡洗浄における不備と汚染
4. 消化管内視鏡検査前の抗菌薬予防投与について
18 針刺しと感染
1. 針刺し
2. 安全器材
3. 針のリスクと対策
4. 鋭利器材専用廃棄ボックス
5. 針刺し直後の対応
6. 病原体別にみた針刺し後の対応
7. 針刺しと労災
8. エピネット
19 抗菌薬
1. 抗菌薬とは
2. 抗菌薬の選択毒性
3. 抗菌薬の作用機序
4. 抗菌スペクトル
5. 抗菌薬の感受性
6. 抗菌薬のPK/PD
7. 治療的薬物モニタリング(TDM)
8. 抗菌薬の適正使用
9. エンピリック・セラピー
10. 系統別抗菌薬の分類
20 薬剤耐性菌
1. 薬剤耐性菌とは
2. 細菌の薬剤耐性のしくみ
3. 多剤耐性菌
4. 多剤耐性菌対策の2段階アプローチ
5. 薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン
21 ワクチン
1. ワクチンとは
2. ワクチンの種類
3. 定期接種と任意接種
4. 医療従事者と予防接種
5. B 型肝炎ワクチン
6. 麻疹・風疹・流行性耳下腺炎・水痘ワクチン
7. インフルエンザワクチン
8. 肺炎球菌ワクチン
9. 新型コロナウイルスワクチン
10. ブレイクスルー感染
22 疫学とサーベイランス
1. 疫学とは
2. 感染症疫学の特殊性
3. 感染症疫学で扱う数字
4. 疫学調査における感染の期間
5. 記述疫学
6. 疫学におけるリスクの概念
7. コホート研究とケース・コントロール研究
8. 2×2表
9. オッズ比
10. 95%信頼区間
11. 交絡因子
12. 基本再生産数と実効再生産数
13. エピカーブの読み解き
14. アウトブレイク対応
15. サーベイランス
本書記載の略語一覧
索引