遺伝医学・ゲノム医学 はじめに読む本【電子版】
- 出版社
- MEDSi
- 電子版ISBN
- 978-4-8157-0330-1
- 電子版発売日
- 2024/09/02
- ページ数
- 224ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥2,970 (本体¥2,700+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-8157-3111-3
- 印刷版発行年月
- 2024/07
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 2
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 18 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
この商品を買った人は、こんな商品も買っています。
概要
臨床の幅広い分野で「遺伝子」を扱う場面が増え、治療可能な遺伝性疾患も増えてきているが、苦手意識がある・時間も作れない、という初学者にとって遺伝医学・ゲノム医学の全体像を知る「きっかけ」となる書。取り上げるテーマは全90、それぞれ見開き2ページで完結し、左頁に本文、右頁に図表を配置。コンパクトなボリュームで通読しやすく、知りたい項目から気軽に読み進めることもできる。遺伝学の解説に力点を置きすぎることなく、実際の臨床場面での関心が高い、遺伝性疾患、検査、遺伝医療・ゲノム医療、医療制度についての記述が充実。
目次
1 遺伝性疾患① 遺伝性疾患とは?
2 遺伝性疾患② ライフステージと遺伝性疾患
3 遺伝性疾患③ 出生前─流産,不育症
4 遺伝性疾患④ 先天性疾患
5 遺伝性疾患⑤ 小児期から成人期
6 遺伝性疾患⑥ 難病
7 染色体疾患① 染色体量(コピー数)
8 染色体疾患② 数的異常
9 染色体疾患③ 数的異常の発生メカニズム
10 染色体疾患④ 構造異常─均衡型と不均衡型
11 染色体疾患⑤ 転座
12 染色体疾患⑥ 構造異常の子への影響
13 表現型
14 モザイクとキメラ
15 遺伝型と接合性─ホモ・へテロ,シス・トランス
16 メンデルの法則① 顕性の法則
17 メンデルの法則② 分離の法則と独立の法則
18 単一遺伝子疾患① 遺伝形式
19 単一遺伝子疾患② へテロ接合体─保因者・未発症者
20 単一遺伝子疾患③ 検討する際に考慮されること
21 単一遺伝子疾患④ 常染色体顕性遺伝
22 単一遺伝子疾患⑤ 浸透率・新生変異
23 単一遺伝子疾患⑥ 表現促進
24 単一遺伝子疾患⑦ 常染色体潜性遺伝
25 単一遺伝子疾患⑧ 片親性ダイソミー
26 単一遺伝子疾患⑨ 性染色体が関わる遺伝様式─ X 連鎖遺伝,Y 連鎖遺伝
27 単一遺伝子疾患⑩ X 連鎖潜性遺伝
28 がん① がんと遺伝子
29 がん② それぞれのがん関連遺伝子
30 がん③ 遺伝性腫瘍(1)
31 がん④ 遺伝性腫瘍(2)
32 ミトコンドリア① ミトコンドリア病
33 ミトコンドリア② ミトコンドリア遺伝病
34 エピジェネティクス① エピジェネティクスとは?
35 エピジェネティクス② インプリンティング疾患
36 多因子疾患
第2章 遺伝子・ゲノムを用いて解析(検査)する─遺伝子関連検査・染色体検査
37 遺伝子関連検査・染色体検査① 検査の種類
38 遺伝子関連検査・染色体検査② 医療における位置づけ,保険適用の拡大
39 遺伝子関連検査・染色体検査③ 妥当性と有用性
40 検査の能力① 感度・特異度
41 検査の能力② 適中率
42 ゲノムの変化が起こる時期─生殖細胞系列と体細胞
43 個人遺伝情報の扱い
44 遺伝子関連検査の手法① 塩基配列決定
45 遺伝子関連検査の手法② 次世代シークエンサー(NGS)
46 染色体検査の手法① 分染法
47 染色体検査の手法② FISH とマイクロアレイ染色体検査
48 バリアント① ゲノムの変化とバリアント
49 バリアント② タンパク質への影響
50 バリアント③ 疾患との関わり
51 バリアント④ アレル頻度とVAF
52 ハーディ・ワインベルグの法則
53 DNA 損傷・修復
54 遺伝学的検査と体細胞遺伝子検査
55 遺伝学的検査① 確定診断
56 遺伝学的検査② 非発症保因者診断
57 遺伝学的検査③ 発症前診断
58 遺伝学的検査④ 出生前診断
59 遺伝学的検査⑤ 着床前診断
60 遺伝学的検査⑥ 疾患感受性検査
61 体細胞遺伝子検査─単一遺伝子の検査から網羅的解析へ
62 消費者直結型(DTC)遺伝子検査
第3章 遺伝子・ゲノムを医療に活用する─遺伝医療・ゲノム医療
63 遺伝医療・ゲノム医療の歴史─研究から医療へ
64 遺伝カウンセリング
65 臨床遺伝専門職
66 日本医学会「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」
2022
67 遺伝性疾患の支援─医療費支援制度,社会福祉制度
68 患者・家族会,患者支援団体
69 遺伝性疾患の治療① 概論
70 遺伝性疾患の治療② 遺伝子治療
71 遺伝性疾患の治療③ タンパク質補充療法
72 遺伝性疾患の治療④ 新生児マススクリーニング
73 遺伝性疾患の治療⑤ 分子標的薬
74 遺伝性疾患の治療⑥ 治療効果の個人差─薬理遺伝学
75 遺伝性の評価① 血縁者の関係─近親度
76 遺伝性の評価② 家族歴,家系図
77 遺伝性の評価③ 再発率(リスク)
78 心理的影響
79 ELSI(倫理的・法的・社会的課題)
80 遺伝差別
81 ヒトの遺伝リテラシーと教育
付録 読み解くための知識─遺伝子,染色体,ゲノム,細胞
82 ゲノム① ゲノムとDNA
83 ゲノム② 染色体
84 ゲノム③ 染色体の構造と分類
85 細胞分裂① 体細胞分裂と減数分裂
86 細胞分裂② 体細胞分裂
87 細胞分裂③ 減数分裂,組換え
88 遺伝子の発現① セントラルドグマ
89 遺伝子の発現② タンパク質
90 遺伝子の発現③ 遺伝暗号─塩基配列とアミノ酸の対応関係
日本医学会「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」2022 全文
ゲノム医療法 条文
索引