看護学テキストNiCE

緩和ケア 改訂第3版【電子版】

尊厳ある生と死、大切な生活をつなぐ技と心

梅田 恵(監修) 射場 典子(監修)
電子版販売価格: ¥ 3,520 (本体:¥3,200 + 税10%)
出版社名
南江堂
発行年月
電子版発売日
ページ数
330ページ
判型
B5
印刷版ISBN
978-4-524-21002-2
電子版ISBN
978-4-524-27069-9

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概要

緩和ケアの概念から,看護を提供するための実践的な知識までを網羅的かつコンパクトにまとめたテキストの改訂版.緩和ケアを“診断時からすべての病期にわたって行われるケア”として捉え,さまざまな場における緩和ケアについてわかりやすく解説.今改訂では,症状マネジメントを全人的苦痛の4つの側面から整理し直し,がん以外の疾患を有する人への緩和ケアを充実させた.

目次

【内容目次】
第Ⅰ章 緩和ケアとは
 1 緩和ケアとは─尊厳ある生と死,大切な生活をつなぐケア
  A.全人的苦痛(トータル・ペイン)のとらえ方
  B.病い,苦しみ,生と死
  C.クオリティ・オブ・ライフ
  D.ケアの土台となる看護師の姿勢
 2 緩和ケアの歴史と定義
  A.緩和ケアの歴史
  B.緩和ケアの定義
  C.緩和ケアに類似した用語
 3 緩和ケアをとりまく今日の状況
  A.社会の変化と緩和ケア
  B.がんと緩和ケア
  C.非がん疾患と緩和ケア
  D.地域包括ケアと緩和ケア
  E.緩和ケアの市民への啓発
 4 日本の緩和ケアに関する政策の変遷と動向
  A.がん対策基本法と緩和ケアに関する政策の変遷
  B.緩和ケアに関する診療報酬や提供体制の動向
  C.非がん疾患の緩和ケアに関する政策
 5 さまざまな場における緩和ケア
  A.一般病棟(緩和ケアチーム)
  B.ホスピス・緩和ケア病棟
  C.地 域
 6 諸外国における緩和ケアの体制
  A.英国と米国における緩和ケアの体制と看護師の役割
  B.低中所得国の緩和ケア
 7 日本の緩和ケアに関する継続教育
  A.医師・薬剤師を対象とした継続教育
  B.看護師を対象とした継続教育
  C.緩和ケアに関する継続教育の今後の課題

第Ⅱ章 緩和ケアの基盤となる考え方
 1 尊厳を支えるケア
  A.尊厳とは何か
  B.尊厳を支えるケアとはどういうことか
  C.緩和ケアにおける尊厳の現状と倫理的課題
 2 症状マネジメント
  A.症状マネジメントとは
  B.症状マネジメントにおける看護師の役割
 3 日常生活を支えるケア
  A.日常生活を支えるケアとは
  B.日常生活を支えるためのアセスメント項目
  C.日常生活を支えるケアの実際
 4 緩和ケアにおけるコミュニケーション
  A.緩和ケアにおけるコミュニケーション
  B.緩和ケアにおけるコミュニケーションスキル
 5 意思決定を支えるケア
  A.緩和ケアにおける意思決定
  B.意思決定支援と倫理
  C.アドバンス・ケア・プランニング
  D.意思決定支援における看護師の役割
 6 家族ケア
  A.家族ケアとは
  B.緩和ケアにおける家族ケアの特徴
 7 グリーフケア
  A.グリーフとは
  B.グリーフケアにおける看護師の役割
 8 緩和ケアにおける多職種チームアプローチ
  A.多職種チームアプローチとは
  B.多職種チームアプローチにおける看護師の役割,特徴
  C.緩和ケアに携わるメンバーの役割,特徴
  D.多職種チームアプローチにおける障壁
  E.緩和ケアにおけるチームアプローチの推進
 9 看護師のセルフケア
  A.看護師のセルフケアの必要性
  B.看護師のセルフケアの実際

第Ⅲ章 がん患者の全人的苦痛に対する緩和ケアの実際
 1 身体的苦痛へのケア
  1-1 痛みのマネジメント
   A.痛みの理解
   B.痛みのアセスメント
   C.薬物療法による痛みの緩和
   D.化学療法(がん薬物療法)による痛みの緩和
   E.手術療法による痛みの緩和
   F.放射線療法による痛みの緩和
   G.神経ブロックによる痛みの緩和
   H.補完代替療法による痛みの緩和
   I.痛みがある人への日常のケア
  1-2 呼吸困難のマネジメント
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
  1-3 悪心・嘔吐のマネジメント
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
  1-4 腹部膨満感のマネジメント
   1-4-1 消化管閉塞
    A.メカニズム
    B.アセスメント
    C.症状緩和方法
   1-4-2 腹 水
    A.メカニズム
    B.アセスメント
    C.症状緩和方法
  1-5 便秘のマネジメント
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
  1-6 倦怠感のマネジメント
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
  1-7 浮腫のマネジメント
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
 2 精神的苦痛へのケア
  2-1 睡眠障害のマネジメント
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
  2-2 不安のマネジメント
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
  2-3 抑うつのマネジメント
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
  2-4 せん妄のマネジメント
   A.メカニズム
   B.アセスメント
   C.症状緩和方法
 3 社会的苦痛へのケア
  A. 社会的苦痛とは
  B.社会的苦痛のアセスメント
  C.社会資源の活用
 4 スピリチュアルペインへのケア
  A.スピリチュアル,スピリチュアリティとは
  B.スピリチュアルペインとアセスメント
  C.スピリチュアルケア

第Ⅳ章 さまざまな対象への緩和ケア
 1 認知症を有する人への緩和ケア
  A.認知症における緩和ケアの考え方
  B.症状マネジメント
  C.認知症を有する人への緩和ケアに関する課題
 2 心不全を有する人への緩和ケア
  A.心不全における緩和ケアの考え方
  B.症状マネジメント
  C.心不全を有する人への緩和ケアに関する課題
 3 慢性呼吸不全を有する人への緩和ケア
  A.慢性呼吸不全における緩和ケアの考え方
  B.症状マネジメント
  C.慢性呼吸不全を有する人への緩和ケアに関する課題
 4 神経難病を有する人への緩和ケア
  A.神経難病における緩和ケアの考え方
  B.症状マネジメント
  C.神経難病を有する人への緩和ケアに関する課題
 5 救急・集中治療領域における緩和ケア
  A.救急・集中治療における緩和ケアの考え方
  B.症状マネジメント
  C.救急・集中治療領域における緩和ケアに関する課題

第Ⅴ章 臨死期のケア
 1 臨死期のケアとは
  A.臨死期とは
  B.臨死期のケアの特徴
 2 臨死期にある患者へのケア
  A.臨死期にある患者の身体的変化
  B.臨死期にある患者の心の変化
  C.臨死期にある患者の症状マネジメント
  D.臨死期にある患者のケア
  E.死亡後のケア
 3 臨死期にある患者の家族へのケア
  A.臨死期にある患者の家族の特徴
 4 死の迎え方の多様性
  A.看取りと文化
  B.外国人に対する看取りのケア

第Ⅵ章 さまざまな事例で学ぶ緩和ケアの実際
 1 事例① 療養の場をつなぐ
─肺がん多発骨転移により痛みを抱えて生活する患者への継続看護
  A.アセスメント──肺がん,骨転移による痛み,地域との連携
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評 価
  E.まとめ
 2 事例② セルフケアを促す
─患者が自分でも症状緩和をはかれると感じられるようなかかわり
  A.アセスメント──呼吸困難,セルフケア能力
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評 価
  E.まとめ
 3 事例③「食べたい」という希望を支える
─誤嚥性肺炎を繰り返す高齢者へのかかわり
  A.アセスメント──嚥下機能障害,栄養摂取方法
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評 価
  E.まとめ
 4 事例④ 進行する機能低下を支える
─全人的苦痛を理解し,希望を支えるかかわり
  A.アセスメント──全身機能障害,全人的苦痛,スタッフの認識
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評 価
  E.まとめ
 5 事例⑤ スピリチュアルケア
─死に向き合うことを余儀なくされて苦悩する患者へのかかわり
  A. アセスメント──スピリチュアルペイン
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評 価
  E.まとめ
 6 事例⑥ 家族のケア
─終末期にある患者の妻の予期悲嘆に対する援助
  A.アセスメント──妻の情緒的な緊張状態
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評 価
  E.まとめ
 7 事例⑦ チームによる緩和ケア
─病棟・緩和ケアチーム・退院調整部門の看護師による協働
  A.アセスメント──その人らしい過ごし方
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評 価
  E.まとめ
 8 事例⑧ 在宅での看取り
─痛みの強い終末期がん患者の在宅での看取り
  A.アセスメント──終末期,がんの痛み
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評 価
  E.まとめ
 9 事例⑨ 看護師が行うグリーフケア
─妻を見送った夫の悲しみへのかかわり
  A.アセスメント──夫の悲嘆,健康状態と生活の維持,孤立・孤独感の増強
  B.看護目標
  C.看護の実際
  D.評 価
  E.まとめ

索引

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