カラー図解 人体の正常構造と機能 第5巻 腎・泌尿器 第5版【電子版】

- 出版社
- 日本医事新報社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2025/03/10
- ページ数
- 100ページ
- 判型
- A4変
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥6,600 (本体¥6,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-7849-3265-8
- 印刷版発行年月
- 2025/01
- ご利用方法
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- 2
- 対応OS
-
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概要
解剖学・生理学の高度な内容をやさしく学べる教科書として評判を呼び、シリーズ総発行部数は25万部にのぼります。
最新の知見に基づいて内容を更新するとともに、さらに読みやすく、わかりやすい教科書をめざしました。
図解を中心とした構成 フルカラーの図解を中心に構成したビジュアルな紙面。どの教科書よりも図が豊富でわかりやすいとの評価をいただいています。
見開き完結 ひとつのテーマが見開きで完結するよう編集。重要事項をコンパクトにまとめてあり、読みやすく理解しやすい。
解剖・組織・生理の連携 図解に沿ってマクロ・ミクロの構造を学び、その構造がどのような機能を果たしているのか、その構造や機能を支えている物質は何かを、順を追って学習できるよう構成しました。読み進めていくうちに、各臓器の構造と機能のつながりが実感できます。
目次
腎臓の第一の目的は,体液の恒常性を維持することである
腎臓の主な働きは5つある
腎臓は背中側で肋骨になかば隠れている
腎臓は腹膜後隙にあり,脂肪組織で守られている
腎臓の概観
腎組織は皮質と髄質に分かれ,糸球体・尿細管・血管が規則正しく並ぶ
尿細管は,その走行と上皮細胞の種類によって区分される
糸球体は皮質迷路にあり,尿細管は皮質と髄質を縦横に走る
腎小体(糸球体とボウマン嚢)
糸球体とそれを包むボウマン嚢が腎小体を作る
糸球体には3種類の細胞がある
糸球体濾過のフィルターは3層からなる
糸球体濾過は血圧を駆動力とし,血球や蛋白質を通さない
腎臓の自己調節機構により,糸球体濾過量(GFR)は一定に保たれる
腎クリアランスは,非侵襲的・定量的な腎機能解析法である
糸球体は壊れやすく,再生しない
尿細管
尿細管の上皮細胞は,分節ごとに特徴的な構造と機能を持っている(1)
尿細管の上皮細胞は,分節ごとに特徴的な構造と機能を持っている(2)
濾液中の有用な血漿成分は近位尿細管で回収される(1)
濾液中の有用な血漿成分は近位尿細管で回収される(2)
近位尿細管における再吸収の特徴は“等張性”と“制限性”である
ヘンレループの下行脚と集合管で水が再吸収される
ヘンレループの対向流の働きで髄質は高浸透圧となり,尿が濃縮される
腎循環
心拍出量の20%が腎臓に入り,毛細血管を2回通る
腎臓内の動脈は典型的な筋性動脈である
傍糸球体装置は血管極周辺の細胞からなり,糸球体濾過量を調節している
水・電解質・pHの調節
体内ナトリウム量が体液量を決定する
集合管のNa+輸送はホルモンにより調節され,体液量は一定に保たれる
利尿薬は尿細管でのナトリウムと水の再吸収を抑制する
腎臓とホルモン産生
細胞内外のカリウム分布は,不均等な状態でバランスを保っている
濾液中のK+は近位尿細管で大量に再吸収され,集合管で分泌される
血漿Ca2+濃度が低下するとPTHが分泌され,骨吸収と尿細管での再吸収を増やす
近位尿細管での無機リンの再吸収は,PTHにより抑制される
代謝によって生じた酸のため,血液は酸性に傾きやすい
尿細管はH+を尿中に排出し,血漿pHを一定に保つ
尿管・膀胱
膀胱は腹膜直下,骨盤腔の最前部にある
尿管と膀胱の粘膜は,伸縮自在の移行上皮で出来ている
尿管と膀胱の壁は3層の筋からなり,伸縮性に富む
泌尿器系の発生
泌尿器と生殖器は同じ原基から発生する
腎臓は発生の過程で90度回転しながら上昇する
[基礎知識]
細胞結合,細胞骨格,細胞外基質
細胞膜における物質輸送