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肝癌診療マニュアル 第5版【電子版】

一般社団法人 日本肝臓学会 (編集)

出版社
医学書院
電子版ISBN
978-4-260-65742-6
電子版発売日
2025/04/28
ページ数
416ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,950 (本体¥4,500+税10%)

印刷版ISBN
978-4-260-05742-4
印刷版発行年月
2025/04
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概要

ガイドラインの推奨を実臨床に落とし込んだ、日本肝臓学会編集によるマニュアル

肝癌診療の実臨床において必要となる情報のすべてを、最新のガイドラインの推奨に加え、エキスパートオピニオンも踏まえて解説した日本肝臓学会編集によるマニュアルの改訂第5版。今版では『肝癌診療ガイドライン2021年版』(補訂版含む)の推奨に準拠し、最新の重要なエビデンスや臨床現場の動向を取り入れた。肝癌患者に最善の医療を提供するために、肝臓領域の実地医療に携わるすべての医師に有用な1冊。

目次

Consensus Statement

第1章 肝癌発癌機序・疫学とハイリスク患者の設定
 A B型肝炎からの発癌機序
 B C型肝炎からの発癌機序
 C SLDからの発癌機序
 D 肝癌の疫学とハイリスク患者の設定
 E 肝発癌におけるゲノム・エピゲノム変異の意義

第2章 肝癌診療に必要な病理学
 A 肝細胞癌の病理
 B 肝細胞癌と鑑別を要する肝内胆管癌・混合型肝癌の病理と遺伝子異常
 C 肝腫瘍生検の重要性と意義

第3章 肝発癌予防

第4章 肝癌の診断・サーベイランス
 A 肝癌早期発見のためのサーベイランス
 B 腫瘍マーカー
 C 画像診断
  1.総論:最近の進歩と近未来の展望
  2.CTとMRIの使い分け
  3.Gd-EOB-DTPA造影MRI(EOB-MRI)の有用性
  4.どのようなときにCTAP/CTHAを行うか
  5.どのようなときに造影超音波を行うか
  6.早期肝癌・異型結節の画像診断
  7.分子病理学的亜型分類の画像診断
  8.肝細胞癌との鑑別が問題となる肝細胞性結節の画像診断:限局性結節性過形成および肝細胞腺腫を中心に
 D 肝癌診断のアルゴリズム
  1.肝細胞癌の診断アルゴリズム
  2.乏血性肝細胞結節(異型結節,早期肝癌)の自然史とマネジメント

第5章 肝癌の治療
 A 総論:肝癌治療の進歩と近未来の展望
 B 肝癌診療のための肝予備能評価とステージングシステム
 C 肝癌治療の実際
  1.肝切除:最近の進歩と新しい話題
    a)総論
    b)シミュレーション,ナビゲーションの実際
    c)腹腔鏡下肝切除術,ロボット支援肝切除術
    d)高齢者に対する外科治療
    e)borderline resectable肝癌の定義
    f)薬物療法後の肝切除
  2.アブレーション:最近の進歩と新しい話題
    a)RFA
     ① 経皮的アブレーション
     ② 免疫療法後のアブレーション治療
     ③ 開腹下および腹腔鏡下アブレーション
     ④ 人工胸水法・人工腹水法
     ⑤ 造影超音波ガイド・fusion imageガイド
     ⑥ バイポーラRFA
    b)MWA
     ① MCT・MWAの治療デバイス
     ② MWA手技の工夫
  3.TACE:最近の進歩と新しい話題
    a)conventional TACE
    b)バルーン閉塞下TACE(B-TACE)
    c)DEB-TACE
    d)DEB-TACEとconventional TACEの使い分け
    e)LEN-TACE sequential治療の適応と治療成績
    f)TACEと免疫療法のコンビネーション治療の展望:進行中の臨床試験
  4.HAICの適応と成績:最近の進歩と新しい話題
    a)進行肝癌に対するHAIC(low dose FP)
    b)New FP療法
    c)HAICと全身薬物療法の併用は有効か?
  5.肝移植:最近の進歩と新しい話題
    a)肝癌に対する肝移植の適応と現状
    b)肝癌に対する肝移植を考慮するタイミング:患者説明のタイミング
    c)肝移植後のウイルス肝炎治療
    d)肝移植後の再発に対する治療戦略
  6.放射線治療・陽子線治療・炭素イオン線治療(重粒子線)の適応と成績
  7.薬物療法:最近の進歩と新しい話題
   I 基礎
    a)免疫療法におけるTregの重要性とVEGF阻害の意義
    b)免疫療法におけるCTLA-4阻害の意義
    c)肝癌の免疫微小環境サブクラス分類と臨床的意義
    d)Wnt/β-catenin経路活性化の二面性
    e)MTAが肝癌免疫微小環境へ与える影響
    f)肝癌の免疫療法におけるバイオマーカーの重要性と現状
   II 臨床
    a)肝癌に対する薬物療法の進歩
    b)Early stage肝癌
     ① 肝癌根治治療後の再発抑制(アジュバント)療法
    c)Intermediate stage肝癌
     ① 薬物療法と局所治療併用(LEN-TACE, ABC-conversion療法)
     ② cancer free達成後のドラッグオフ基準
    d)Advanced stage進行肝癌
     ① 治療開始後のOSのサロゲートマーカーは何か?
     ② 一次治療レジメン選択の考え方
     ③ 二次治療レジメン選択の考え方
     ④ 進行肝癌におけるsequential治療の重要性
     ⑤ 次治療移行のタイミングと決定のポイント
     ⑥ 進行肝癌におけるIO-IO sequenceの考え方
     ⑦ 免疫療法によるSD,slow PDに対する治療戦略
     ⑧ 高齢者に対する薬物療法の注意点
     ⑨ 進行肝癌における薬物療法とTACEのコンビネーション治療
     ⑩ 進行肝癌における薬物療法とHAIC・RFA併用の意義
     ⑪ 進行肝癌に対するconversion治療
     ⑫ 進行肝癌における複合免疫療法の使い分け
     ⑬ 免疫療法薬ごとのirAEの頻度・種類・対処法
     ⑭ 免疫療法におけるhyper progressive diseaseの要因と頻度
     ⑮ 免疫療法rechallengeの効果と意義
     ⑯ 薬物療法の効果はetiologyによって異なるか?
     ⑰ Gd-EOB-DTPA MRIによる免疫療法の治療効果予測
     ⑱ FDG-PET陽性肝癌の免疫微小環境と薬物療法の治療効果
     ⑲ CTNNB1 活性化変異における免疫療法およびMTAの効果
     ⑳ Child-Pugh 分類B肝癌に対する薬物療法
     ㉑ 全身薬物療法における炎症マーカー・栄養状態・サルコペニアの重要性
     ㉒ 腸内細菌と免疫療法の効果
     ㉓ 肝癌治療におけるがん遺伝子パネル検査の意義と役割
  8.脈管腫瘍栓に対する治療戦略
    a)外科治療
    b)HAIC
    c)複合免疫療法
    d)TACE
    e)放射線・陽子線・重粒子線治療
  9.肝外病変に対する治療
    a)切除
    b)放射線
    c)肝癌肝外転移に対するRFA
 D 肝癌治療のアルゴリズム
  1.肝癌に対する根治的治療をどう使い分けるか:切除 vs. アブレーション
  2.TACE不応の定義と不応後の治療指針
  3.TACE不適の概念とTACE不適Intermediate stage肝癌の治療方針
  4.HAICと複合免疫療法をどう使い分けるか
  5.肝癌全体の治療アルゴリズム

第6章 肝癌の治療効果判定と治療中のモニタリング
 A アブレーションの治療効果判定
 B TACEの治療効果判定
 C HAICの治療効果判定
 D 薬物療法の治療効果判定
 E 腫瘍マーカーによる治療効果判定

第7章 肝癌治療後のフォローアップ
 A 肝癌切除後のフォローアップの要点
 B アブレーション後のフォローアップの要点
 C TACE後のフォローアップの要点
 D 薬物療法中のフォローアップの要点
 E 肝癌に対する肝移植後のフォローアップの要点
 F 再発に対する治療法の選択
  1.内科的視点
  2.外科的視点
 G 肝癌症例に対する栄養・リハビリ介入

第8章 肝癌診療における病診・病病連携

索引