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小児科医と内科医のための よくわかる経口補液療法・輸液療法〜体内の水と電解質の流れを極める理論と実践〜【電子版】

野津 寛大 堀之内 智子 (著)

神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野 教授/神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野 講師

出版社
中外医学社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2025/06/20
ページ数
140ページ
 判型
A5判
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,520 (本体¥3,200+税10%)

印刷版ISBN
978-4-498-24502-0
印刷版発行年月
2025/06
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概要


輸液・電解質異常の“こんなことが整理されていたら良いな”がここにある
腎臓・輸液・チャネル・輸送体のエキスパートによる新感覚の輸液の教科書.「体内の水と電解質の流れ」を軸に,ミクロ(臓器の構造や生理機能)とマクロ(ヒトの体全体)の視点を使い分け,経口補液療法・輸液療法の本質に切り込みます.確立された理論体系やガイドラインの背景や意図を洞察することで実臨床に深みが増し,そして臨床で生じる疑問を理論的に解決したくなる,好循環が生まれる一冊です.

目次

目 次

I理論編 体内の水の流れを知る 
A 体に入ってくる水(主に腸管の話) 
1.腸管からの水の吸収メカニズム 
 腸管上皮細胞におけるNa輸送 
 腸管上皮細胞におけるCl輸送 
2.代謝水産生のメカニズム 
3.病的な水の流れ 
 下痢発症機序 
4.消化管における緩下薬(便秘の薬)の作用機序 
 刺激性緩下薬 
 非刺激性緩下薬 
 緩下薬常用の副作用 偽性ギッテルマン症候群に関して 
5. 腸管上皮細胞における輸送体の異常と輸送体をターゲットとした薬剤 
 遺伝子異常により発症する病態 
 薬剤のターゲット 

B 体から出ていく水(主に腎臓の話) 
1.排尿~糸球体、尿細管における水の流れ~ 
 糸球体内における血液の流れ 
 糸球体の構造と濾過機能 
 糸球体で濾し出された後の原尿の流れ 
2. 利尿薬の作用機序および関連する遺伝性尿細管機能異常症 
 アセタゾラミド 
 フロセミド 
 サイアザイド 
 スピロノラクトン 
 トリアムテレン 
 トルバプタン 
3. 不感蒸泄 
 不感蒸泄こぼれ話 

C 体内における水の分布 
1.細胞内液と細胞外液 
2.細胞膜の構造と水の移動 
3.毛細血管の血管壁の構造 
4.浮腫の発症機序 
5.血漿浸透圧と張度 
6.輸液製剤の特徴と考え方 

II実践編 治療による水の流れを知る 
A 経口補液療法(ORT) 
1.ORS開発の経緯 
2.ORSの組成と吸収メカニズム 
3.脱水症とその評価方法 
4.適応と方法 
5.脱水症のときにスポーツドリンクではだめなのか? 
6.OS-1®はなぜWHO推奨の組成とは異なるのか? 
7.ORSにクエン酸を入れる意味は? 
8.本邦での現状と今後 

B 経静脈輸液療法 
1.輸液製剤一覧 
2.等張液・低張液投与時の体内での分布 
3.等張液について考える 
 生理食塩水は生理的か? 
 リンゲル液(調整等張晶質液)の開発経緯 
 臨床現場での使い分け 
4.小児における初期輸液 
 評価(ショックか否か) 
 ショックにおける初期輸液(輸液蘇生) 
 非ショックにおける初期輸液 
 初期輸液に用いる輸液製剤 
  初期輸液における5%アルブミン製剤およびその他の膠質液(コロイド輸液製剤)の使用に関する考察 
5.小児における維持輸液 
 維持輸液の歴史 
 維持輸液に用いる輸液製剤 
 維持輸液量 
6.輸液開始前・開始後の評価に必要な項目とその見方 
7.輸液中のモニタリングについて 

C 日常診療で遭遇する電解質異常とその対策 
1.低Na血症 
 病因・病態 
 症 状 
 治 療 
2.高Na血症 
 病因・病態 
 鑑 別 
 治 療 
3.低K血症 
 病因・病態 
 症 状 
 鑑 別 
 腎性K喪失と尿細管性アシドーシス 
 K摂取量の低下と腎外性のK喪失 
 治 療 
4.高K血症 
 病因・病態 
 鑑 別 
 治 療 
5.低P血症 
 病因・病態 
 鑑 別 
 治 療 

III疾患編 臨床医が知っておかなければならない電解質異常 
A 医原性低Na血症 
 定義・病態 

B Refeeding syndrome 
 定 義 
 病 態 
 予防と治療 

C 肥厚性幽門狭窄症 
 病 態 
 輸液治療 

D 偽性低アルドステロン症 
 定義・病態 
E  バーター症候群・ギッテルマン症候群 偽性バーター症候群・偽性ギッテルマン症候群 
1.バーター症候群・ギッテルマン症候群 
 臨床的特徴 
 治 療 
2.偽性バーター症候群・偽性ギッテルマン症候群 
 原 因 
 臨床的特徴 
 治 療 

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