学習指導案ガイダンス 第2版【電子版】

- 出版社
- 医学書院
- 電子版ISBN
- 978-4-260-66183-6
- 電子版発売日
- 2025/07/21
- ページ数
- 232ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,300 (本体¥3,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-260-06183-4
- 印刷版発行年月
- 2025/06
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- 3
- 対応OS
-
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概要
授業設計に悩む看護教員のための好評ガイドブック、待望の改訂! 教育現場で用いる学習指導案とワークシート(カラー付録)の意義と作成方法、授業での実際の運用まで詳らかに解説。第一線の教育学研究者の知見からその内容を補強している。コロナ禍以降に発展したICTを用いた授業づくりにも対応。学習者を中心とする「主体的・対話的で深い学び」を基盤とする、看護を教える人必携の書。
目次
1 授業とは何か
2 用語の定義
第1章 学習指導案からはじめる授業づくり
1 学習指導案とは何か
2 授業づくりの過程と学習指導案
3 本質的問い、永続的理解
4 単元の指導計画
単元考察
評価の検討
評価の観点
単元の指導計画──1単位時間ごとの教育内容・方法の決定
単元の指導計画の書き方
単元指導計画作成のコツ
5 本時の学習指導案
本時の学習指導案をつくるための基礎知識
(1)教材
(2)学習形態
(3)指導技術
(4)授業の展開──本時の学習指導案づくり
小児看護学における本時の学習指導案(略案)
小児看護学における本時の学習指導案(細案)
本時の学習指導案の書き方
(1)略案の書き方
(2)細案の書き方
様式① 学習指導案(略案)のひな型
様式② 学習指導案(細案)のひな型
本時の学習指導案の具体例とコツ
6 看護教育に活かしたい教育方法
1)反転授業
2)協同学習
3)TBL
① 適切なチーム編成
② 学習者が自分の学習に「責任」をもつこと
③ 効果的なフィードバックを行うこと
④ 学習を促進する効果的な応用課題を与えること
⑤ 看護に必要な知識を問う客観試験の作成
4)LTD話し合い学習法
① LTD話し合い学習法とは
② LTDの効果
③ LTDの構成と過程プラン
④ LTDを用いた授業の実際
⑤ 授業評価
5)PBLテュートリアル教育
① PBLテュートリアル教育に期待するもの
② PBLテュートリアル教育の実際(1人チューターでの実践報告)
6)単元「シナリオの看護を考える」(PBL16時間)
① 本質的問い
② 永続的理解
③ 単元考察
7)ディベート法
7 これから強化が求められる能力を育成する授業づくり
1)保健指導能力育成のための授業づくり
2)知識を活用して看護につなげる専門基礎分野の授業づくり
3)臨床判断能力育成のための授業づくり
4)ICTを活用した授業づくり
5)多職種で連携・協働する能力を育成する授業づくり
8 授業に必要な楽しさと没入感
第2章 学習指導案に基づく授業の実際
1 学習ガイドとしてのワークシート──板書からの発展形として
2 ワークシートの作成手順
3 ワークシートの書き方の実際
1)ワークシート全体のフォーマットをイメージする
2)「看護学原論」における単元の位置づけおよび単元考察、単元学習目標について確認する
3)本時の位置づけおよび本時の学習目標、主題、評価、学習展開を創造する(略案)
【学習指導案】
1 看護学原論(概論)
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
2 病態生理学(専門基礎分野)
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
ポストテスト
授業評価表
3 共通基本技術I
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案・2コマ続きの1コマ目)
本時の学習指導案(細案・2コマ続きの1コマ目)
本時の学習指導案(略案・2コマ目)
本時の学習指導案(細案・2コマ目)
4 健康回復支援総論(臨床看護総論)
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案 細案(2回目──急性期・回復期の看護)
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
5 精神看護学方法論I
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
6 解剖生理学II(専門基礎分野)
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
ポストテスト
7 保健指導論(領域横断科目)
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
ポストテスト
8 臨床判断(領域横断科目)
単元の学習指導案
本時の学習指導案(略案)
本時の学習指導案(細案)
第3章 対話──教育学からみた看護の授業評価とアドバイス
コロナ禍を経た学生の変化と3つの課題
協同学習時の学生の課題と教員の工夫、しかけ
協同学習全般での学生指導のアドバイス
教えたいことが多すぎてテーマが絞りきれないとき
問題解決型の学習から「探究的な学び」への進化をめざして
技術教育のあり方をアップデートするために
学びの振り返りを通して教員も学び続けること
【第1版座談会再録】
教師がすべきこと、すべきでないこと
教え方を考える前に学習者を知る必要がある
学習者に授業の構造が伝わるように
講義・演習におけるワークシートの意義──学習者中心の視点から
講義・演習におけるワークシートの意義──教師にとっての意味は
ワークシートは板書のイメージで
看護実践に必要な“考える力”をどう育成すればよいか──知識と行動の中間にあるもの
グループワークからチームワークへ──協同の意識をはぐくむために
「講義」と「演習」は授業活動の種類としてとらえる──授業づくりの形態について
令和の教育改革が進みこれからの「学生像」は探究型に変化していく
付録 看護基礎教育ワークシート集
1 看護学原論(概論)
2 病態生理学
3 ① 共通基本技術I
② 共通基本技術I
4 ① 健康回復支援総論(急性期・回復期 臨床看護総論)
② 健康回復支援総論(慢性期 臨床看護総論)
5 精神看護学方法論I
6 解剖生理学II
7 保健指導論
8 臨床判断(領域横断科目)
9 LTD話し合い学習法(精神看護学方法論I)
索引
Column
学生観に書き入れたい「注目学生」とは
探究的な学び
なぜ学習指導案が必要か
授業デザインとは
学習指導要領改訂に伴う「評価の観点」の変更
「意欲の低さ」についての一考察
協「同」・協「働」・共「同」──キョウドウ学習の意味の違い
アクティブラーニングの現在の課題
ディベートの活用・応用
「患者に寄り添う」こと
カリキュラムマネジメントとは
教室談話研究の可能性
藤江流ワークシートのつくり方と使い方
わからないといえる教室
問題基盤型学習を支援する
「研究授業」のすすめ
ICT時代における「話しことば」と「書きことば」を考える