認知症診療スタートブック―かかりつけ医とチームで進める現場の実践―【電子版】

- 出版社
- 中外医学社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2025/09/12
- ページ数
- 198ページ
- 判型
- A5判
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,400 (本体¥4,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-498-42842-3
- 印刷版発行年月
- 2025/09
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- 対応OS
-
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概要
専門医でなくても迷わず始められる認知症ケア.多職種連携で支える診療と支援のヒントを詰め込んだ現場必携の一冊.
認知症診療の迷いや不安を,自信に変える一冊.かかりつけ医はもちろん,看護師・薬剤師・ケアマネージャーなど,多職種が連携して患者さんとご家族を支えるための具体策を現場目線で解説しました.専門医でなくてもすぐに実践できる知識と工夫が詰まっています.病状だけでなく「その人らしさ」を守り,地域全体で支える医療のあり方のヒントが満載.専門医でなくても迷わず始められる,即役立つ認知症診療の決定版です.
目次
第1章 認知症に対してのかかりつけ医の役割
I かかりつけ医の基本的な役割
II 認知症診療に求められる視点
a.患者の身近な存在としての役割
b.包括的な医療の提供
c.医療連携の強化
d.継続的なフォローアップ
e.医療の質を維持する責任
コラム01 かかりつけ医ができる認知症の緩和ケアとは?〈平原佐斗司〉
第2章 認知症について改めて整理しよう(認知症の基礎知識)
I 認知症とは?
II 認知症のリスク因子とは?
III 認知症の自然経過と予後の考え方
a.正常老化・境界領域(FASTステージ2・3)
b.軽度(FASTステージ4)
c.中等度(FASTステージ5)
d.高度~終末期(FASTステージ6)
コラム02 かかりつけ医が行うべき認知症予防とは〈浦上克哉〉
第3章 認知症の診断のすすめかた
I 実際の診察の流れ・手順
a.短時間の診察を目指す
b.急性期疾患・治療可能な認知症を見逃さない
c.患者・家族のニーズを知る
II 画像検査をどのように活用するか
III 診診連携・病診連携で診断機能を拡張する
コラム03 大学病院とかかりつけ医が連携して認知症をどう診ていくべきか〈小林良太〉
第4章 最低限知っておきたい認知症の種類
I アルツハイマー型認知症
a.ADの臨床的特徴
b.ADの診断方法
c.ADの治療
II レビー小体型認知症
a.DLBの臨床的特徴
b.DLBの診断方法
c.DLBの治療
III 脳血管性認知症
a.VaDの臨床的特徴
b.VaDの診断方法
c.VaDの治療
IV 前頭側頭型認知症
a.FTDの臨床的特徴
b.FTDの診断方法
c.FTDの治療
V その他の認知症
a.脳外科的介入が必要な認知症
b.精神・神経疾患に関連する認知症
c.内分泌・代謝系が関与する認知症
d.感染症や炎症が関与する認知症
VI かかりつけ医へのメッセージ
コラム04 かかりつけ医はDLB診療をどこまでやるべきか〈笠貫浩史〉
コラム05 かかりつけ医も知っておきたい神経難病の知識〈?橋牧郎〉
第5章 認知症の治療(薬物療法と非薬物療法)
I 抗認知症薬を有効に使うために
a.治療をするためにはまずは診断・病態を考える
b.環境調整をする
c.身体合併症を把握する
d.アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症の場合には,抗認知症薬投与を検討する
e.抗認知症薬の使い方
II BPSDへの対応方法
III 認知症の非薬物療法の考え方
IV 認知症を地域で支える
コラム06 認知症の精神療法〈繁田雅弘〉
第6章 認知症治療はプライマリ・ケアの視点で総合的に
I 生活習慣病と認知症
a.糖尿病と認知症
b.高血圧と認知症
c.脂質異常症と認知症
d.認知症の人の生活習慣病をどのように治療していくか?
II 睡眠と認知症
III 骨粗鬆症と認知症
IV がんと認知症
コラム07 かかりつけ医も知っておきたい認知症の先端医療〈坂下泰浩,小野賢二郎〉
第7章 認知症ケアを効果的に
I 介護保険申請とサービス導入
a.サービス導入における基礎知識
II デイサービスや訪問看護を有効に利用する
III 地域の支援リソースの紹介
a.認知症カフェ
b.認知症の人と家族の一体的支援プログラム
コラム08 ストリートメディカルによる未来の認知症ケアとは?〈武部貴則〉
第8章 多職種連携とアウトリーチ
I 認知症の在宅医療と多職種連携
II 認知症初期集中支援事業
III ICTを利用した多職種連携
a.ICT連携までの道
b.ICT多職種連携でできること
コラム09 認知症診療における医科歯科連携〈眞鍋雄太〉
第9章 認知症診療のスキルアップをはかるために
I 専門医とのコミュニケーションの取り方
a.どのように専門医と連携するか
b.専門医の活用方法
II 自己学習の仕方
a.最新のエビデンスに基づく学習
b.オンラインリソースの活用
III 学会や研究会の利用方法
IV かかりつけ医へのメッセージ
コラム10 かかりつけ医はどのように認知症診療を学ぶべきか認知症の人に笑顔で寄り添う〈馬場康彦〉
索引