行動経済学で学ぶ感染症【電子版】

- 出版社
- 医学書院
- 電子版ISBN
- 978-4-260-66249-9
- 電子版発売日
- 2025/10/13
- ページ数
- 212ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,180 (本体¥3,800+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-260-06249-7
- 印刷版発行年月
- 2025/09
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概要
あなたのその行動は、本当にあなたが決めているの? 医療現場の“あるある”を紹介しながら、「自分」だけでなく、「あの人」に行動を変えてもらうためのコツ&ヒントを教えます! 人が無意識にどう動くのか、気持ちよく行動してもらうにはどうするか、自分の無意識の行動をどう自覚すればよいのか。本書では行動経済学の考え方を利用しながら、医療職に必須の感染症の知識を楽しく学ぶことができます。
目次
登場人物一覧
第0章 感染症と行動経済学
人間ってこういうものだよね──プロスペクト理論
第1章 感染症診療編
その検査,やる必要ありますか?──デュアルプロセス理論
とりあえずカルバペネムで──思考停止とヒューリスティック
手近なところですましちゃう──利用可能性ヒューリスティック
天上天下唯我独尊!──ダニング・クルーガー効果
見えている世界だけがすべてじゃない──確証バイアス
そんなにあっても選べないよ──決定回避の法則
検査陽性が意味することは?──少数・大数の法則
なんかそれっぽい気がするよね──連言錯誤
上の先生がやっているからついつい──バンドワゴン効果
抗菌薬はやめる時のほうが難しい──損失回避バイアスと出口戦略
ここまでやったんだからさ──サンクコスト効果
1回失敗したからって過剰な守りに入るヤツ──羹に懲りて膾を吹く
目は口ほどに物を言わない──フォールス・コンセンサス
clinical courseを制するものはすべてを制する──ラチェット効果
第2章 感染管理編
手指衛生を徹底してもらうには──沈没船のジョーク
誰を基準に考えているの?──フレーミング効果
遠くのバラより近くのタンポポ──ザイオンス効果
コケの一念岩をも通す──ピグマリオン効果
一番いいはずの選択肢が選べない?──囚人のジレンマ
ディープなインパクトを──初頭効果
人のやる気に口を出さない①──アンダーマイニング効果
人のやる気に口を出さない②──エンハンシング効果
その重症は誰が決めたの?──アインシュテルング効果
先送り癖はいいことない──現在バイアス
将来よりも,いまのこと?──時間選好と双曲割引
届け出は出せばいいってもんじゃないよ──クラウディングアウト
あの部長,全然やる気ないよね──ピーターの法則
よそはよそ,うちはうち──アンカリング効果(参照点依存性)
時間もお金もあればあるだけ使っちゃう──パーキンソンの法則
逃げるは恥だし役にも立たない──ハーディング効果
すべてはお釈迦様の手のひらの上──ナッジ理論
COLUMN
もしも未来が見えたなら
私,失敗しまくるので
他人の不幸は蜜の味
こんなはずじゃなかった気がする
イノベーションを起こせ
レモン市場にさせてはいけない
そ,そんなはずはない!
本書に登場する行動経済学(経済学・心理学)用語
索引