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≪看護学テキストNiCE≫

看護学テキストNiCE

国際看護 改訂第2版【電子版】

国際社会の中で看護の力を発揮するために

森 淑江(編) 山田 智惠里(編) 正木 治恵(編)

出版社
南江堂
電子版ISBN
978-4-524-22131-8
電子版発売日
2025/12/15
ページ数
296ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,300 (本体¥3,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-524-22118-9
印刷版発行年月
2025/12
ご利用方法
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同時使用端末数
3
対応OS
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必要メモリ容量
30 MB以上
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同時使用端末数
1
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概要

国際看護の実践家たちの知識と経験が詰まった充実のテキスト.基本となる国際看護の概念や異文化理解,世界の健康課題について学ぶ「総論」と,国際協力や在日外国人・在外日本人への看護の実際について学ぶ「各論」の2部構成.「各論」では,国際協力活動や外国での実体験が豊富に掲載されており,学生がイメージを掴みやすくなっている.今改訂では,最新の社会情勢・データに基づいた情報更新のほか,在日・訪日外国人への看護について記述を充実した.

目次

【内容目次】
第1部 総 論
第Ⅰ章 国際看護の概念と対象
 1 なぜ国際看護について学ぶのか
  A.地球規模で考える重要性
  B.日本における国際化
  C.国際協力と看護
  D.海外で看護職として働く
  E.なぜ国際看護について学ぶのか
 2 日本と海外で異なる国際看護の対象
  A.国際看護の場ごとの対象と求められる看護
  B.対象の把握方法
 3 何が看護に影響を与えるか
  A.看護と文化との関係
  B.看護に影響を与える文化以外の要因
 4 国際看護を知る
  A.看護の中での国際看護の位置づけ
  B.国際看護と異文化看護の関係
  C.国際看護と国際保健の関係
 5 日本の国際看護の歴史
  A.世界にみる国際看護協力の歴史
  B.日本における国際看護協力の歴史
  C.在日外国人の健康問題の歴史的背景
第Ⅱ章 看護における文化
 1 看護と文化
  A.看護師の倫理綱領と文化
  B.看護実践にみる文化
  C.異文化理解と看護実践
  D.文化に根ざした看護
 2 異文化の理解と看護
  A.異文化とはなにか
  B.異文化に違和感を覚えるとき
  C.異文化を受け入れるとき
  D.異文化看護を知る
  E.異文化看護をアセスメントする
  F.サブ・カルチャーとマイノリティ
  G.ダイバーシティと文化的能力
  H.異文化理解の実践
 3 文化ケアアプローチ
  A.看護に文化ケアアプローチが求められる理由
  B.日本文化の特性と文化ケアアプローチ
  C.トランスカルチュラルナーシング
  D.文化ケアアプローチの構造
  E.文化ケアアプローチのプロセス
  F.傾聴を促す問いかけ
  G.文化ケアアプローチの成果
  H.患者・家族中心のケア(P&FCC)の実践
 4 異文化への適応
  A.異文化への適応
  B.カルチャーショック
  C.異文化トレーニング
  D.在日外国人・在外日本人にみられる異文化不適応への対応
第Ⅲ章 世界の健康課題
 1 世界の健康課題を理解するうえでの基本概念
  A.健康の定義と測定
  B.世界の健康格差
  C.世界の健康課題とその変化
  D.世界の健康改善への取り組み(グローバルヘルス)
 2 世界的健康課題を引き起こす感染症
  A.現代における感染症の脅威
  B.途上国で問題となる感染症
  C.感染症対策の国際的な取り組み
 3 災害(自然災害・人為災害)に起因する健康問題
  A.災害(自然災害・人為災害)とは
  B.災害による健康被害
  C.災害による健康被害を軽減する取り組み
第Ⅳ章 世界の保健医療システムと課題
 1 保健医療システム
  A.保健医療システムとは
  B.ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
 2 世界の保健医療システムに関連する看護職の課題
  A.看護職数の不足
  B.看護政策上の課題
  C.看護教育上の課題
  D.看護管理上の課題
 3 課題解決のための人材育成,看護政策,看護教育,看護管理の改善
  A.看護政策
  B.看護教育に関する取り組み
  C.看護管理に関する取り組み
第Ⅴ章 世界の健康課題,保健医療システムの課題に取り組む機関
 1 国際機関,国際協力機関
  A.世界の健康課題に取り組む国際機関,国際協力機関
  B.健康課題に対する近年の国際的な取り組み
 2 日本国内の機関
  A.政府開発援助(ODA)
  B.非政府組織(NGO)
第Ⅵ章 日本の看護師からみた国際看護の実践の場
 1 在日外国人・訪日外国人への医療と看護
  A.在日外国人・訪日外国人の現状
  B.在日外国人・訪日外国人にみられる健康問題
  C.在日外国人・訪日外国人医療における問題
  D.日本人看護師に求められる看護
 2 在外日本人への医療と看護
  A.在外日本人の現状
  B.在外日本人に多い健康問題
  C.在外日本人への医療支援制度
  D.日本人看護師に求められる役割
 3 海外で働く
  A.どのように海外で看護師登録を行うか
  B.海外で働く看護師の概要
  C.海外の現場からみる日本と海外の看護業務の違い
  D.海外で日本人看護師が働くうえでの課題
 4 国内で外国人看護師と働く
  A.外国人はどのように日本の看護師資格を得るのか
  B.日本で働く看護職の概要
  C.日本の現場からみえる日本と海外の看護業務の違い
第Ⅶ章 国際看護協力に役立つ態度・能力・知識・技術
 1 国際看護協力に役立つ態度・能力・知識・技術とは
  A.活動初期に役立つ態度・能力
  B.活動中に役立つ態度・能力・知識・技術
  C.調査
 2 地域保健医療活動に役立つ住民参加型アプローチ
  A.健康と人々の主体的参加の意義
  B.途上国援助の住民参加型アプローチ
  C.新しいコンセプトへの理解と国際看護協力
 3 5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)
  A.5Sの基本的理念
  B.5Sの日本での発展過程
  C.医療分野での5S活動
  D.途上国の医療機関への5S活動の導入
  E.途上国の医療機関における5S活動展開のポイント
第2部 各 論
第Ⅷ章 国際協力としての看護の実際
 1 国際協力としての看護の現状と課題
  A.国際協力活動にかかわるまでの課題
  B.国際協力活動でぶつかる問題
  C.問題のとらえ方を変えることで乗り越える
  D.現地で協力活動を行うにあたっての基本的な方策
 2 病院での看護
  A.国際協力における病院での看護の概要
  B.実際の活動
 3 非感染性疾患(NCDs)と看護
  A.国際協力における非感染性疾患(NCDs)の概要
  B.実際の活動
 4 母子保健・母子看護
  A.国際協力における母子保健・母子看護の概要
  B.実際の活動
 5 難民への看護
  A.国際協力における難民支援の概要
  B.実際の活動
  C.国内における難民支援
 6 災害看護
  A.国際協力における災害看護の概要
  B.実際の活動
 7 地域看護
  A.国際協力における地域看護の概要
  B.実際の活動
 8 学校保健
  A.国際協力における学校保健の概要
  B.実際の活動
 9 感染症と看護
  A.国際協力における感染症と看護の概要
  B.実際の活動
 10 看護教育
  A.国際協力における看護教育の概要
  B.実際の活動
 11 看護管理
  A.国際協力における看護管理の概要
  B.実際の活動
 12 看護政策
  A.国際協力における看護政策の概要
  B.実際の活動
第Ⅸ章 日本の国際化における医療と看護の実際
 1 在日外国人・訪日外国人への医療と看護の実際
  A.在日外国人・訪日外国人の健康問題とその対策
  B.在日外国人・訪日外国人への医療と看護
  C.看護職の役割
  D.実際の活動
 2 在外日本人への医療と看護の実際
  A.在外日本人の健康問題とその対策
  B.在外日本人の医療と看護
  C.実際の活動
 3 国内で外国人看護師と働く実際
  A.日本で外国人看護師と働く実際と課題
  B.協働する意義と留意点
第Ⅹ章 外国で看護活動をするために
 1 外国での資格取得と選択の幅
  A.アメリカ
  B.オーストラリア
 2 海外での看護職としてのキャリアパス
  A.アメリカにおけるナースプラクティショナー
  B.オーストラリアにおける看護師
 3 国連組織での派遣までの過程と勤務
  A.国連職員・インターン
  B.国連ボランティア
 4 政府機関(JICA)関連での派遣までの過程と勤務
  A.青年海外協力隊
  B.JICA専門家
  C.国際協力専門員
 5 非営利組織(NPO)での派遣までの過程と勤務
  A.国境なき医師団
  B.日本国際民間協力会
付録1 参考になる関係機関・統計資料のURL集
付録2 世界の健康問題に関連する主な国際機関,開発援助機関一覧
付録3 途上国・地域の分類(DAC統計上のODA対象国・地域:2024年と2025年の間に有効)
索引