トキシコロジー 第4版【電子版】

- 出版社
- 朝倉書店
- 電子版ISBN
- 978-4-254-91944-8
- 電子版発売日
- 2026/06/17
- ページ数
- 416ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥12,100 (本体¥11,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-254-34033-4
- 印刷版発行年月
- 2026/07
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概要
目次
目次
1.毒性学とは
1. 1 「 毒物学(poison science)」と「毒性学(modern toxicology)」
1. 2 毒性(toxicity)とは
1. 3 毒性の認知のされ方
1.3.1 毒性試験の構造
1. 4 用量反応関係(dose-response relationship)
1.4.1 「 パラケルスス」では十分でない(Paracelsus is not enough)
1.4.2 用量ゼロからの用量反応関係の求め方
1.4.3 閾値がない場合(実質安全量,有害性リスク10-6)
1.4.4 ホルミシス現象(U 字型用量反応曲線)と閾値設定
1.4.5 集団としての「閾値なし」「閾値あり」の概念
1.4.6 顔が見えない対象に対する公衆衛生学的観点からの毒性学
1. 5 毒性評価
1.5.1 ALARA の原則
1.5.2 ALARA の原則と毒性学
1.5.3 毒性学としての毒性の概要
1.5.4 複数の作用標的と各々の用量反応曲線
1.5.5 リスク評価:エキスパート(専門家)と事務局との関係
1.5.6 毒性学における信頼性
1.5.7 統計学的有意性と信頼性
1. 6 毒性学細説
1.6.1 毒物学としての毒性学の分野
1.6.2 分子毒性学的作用による分類
1.6.3 毒性物質の分類(毒物学)
1.6.4 複合影響
1.6.5 致死量,毒性量,薬効量と安全域
1.6.6 用量反応曲線の形
1.6.7 用量反応曲線の提示方法
1. 7 リスクアセスメント
1.7.1 有害性確認
1.7.2 用量反応評価
1.7.3 曝露評価
1.7.4 リスク判定
1. 8 リスクマネージメント
1.8.1 基準値の設定
1.8.2 リスクアセスメント,リスクマネージメントに関わる法律とトキシコロジストの役割
1. 9 リ スクコミュニケーション
1. 10 安全性評価の国際調和
1.10.1 国際機関によるリスク評価・管理
1.10.2 GHS,PRTR/SDS
1.10.3 毒性試験法ガイドライン
1.10.4 GLP
2.毒性発現機序
2. 1 第1 段階:曝露部位から標的部位への輸送
2.1.1 究極毒性物質の種類と形成
2.1.2 究極毒性物質の消去
2. 2 第2 段階:究極毒性物質と標的分子の反応
2.2.1 標的分子の特性
2.2.2 反応の種類
2.2.3 標的分子への結合による作用
2.2.4 標的分子との反応に起因しない毒性
2.2.5 特異体質による毒性
2. 3 第3 段階:細胞の機能障害と毒性
2.3.1 転写調節の障害
2.3.2 シグナル伝達の調節障害
2.3.3 細胞増殖シグナルの障害
2.3.4 細胞外シグナルの障害
2.3.5 興奮性細胞の障害
2.3.6 細胞死の誘導
2.3.7 壊死(ネクローシス,necrosis)
2.3.8 アポトーシス(apoptosis)
2.3.9 ネクロプトーシス(necroptosis)
2.3.10 フェロトーシス(ferroptosis)
2. 4 第4 段階:修復
2.4.1 修 復
2.4.2 適 応
2.4.3 炎 症
2.4.4 修復の異常による有害作用
3.動態・代謝
3. 1 膜透過
3.1.1 膜輸送機構
3.1.2 薬物トランスポーター
3. 2 吸 収
3.2.1 皮膚からの吸収
3.2.2 消化管からの吸収
3.2.3 肺からの吸収
3.2.4 粘膜からの吸収
3. 3 分 布
3. 4 代 謝
3.4.1 薬物代謝酵素の特徴と分類
3.4.2 薬物代謝酵素の分布
3.4.3 第I 相反応
3.4.4 第II 相反応
3.4.5 薬物代謝酵素の誘導
3.4.6 薬物代謝酵素の阻害
3. 5 排 泄
3.5.1 腎臓からの排泄
3.5.2 胆汁への排泄
3.5.3 肺からの排泄
3.5.4 その他の経路による排泄
3. 6 トキシコキネティクス
3.6.1 トキシコキネティクスの定義と意義
3.6.2 薬物動態学の基礎的手法の活用
3.6.3 代謝物の生成と消失のキネティクス
3.6.4 生理学的薬物速度論モデル
3.6.5 非線形薬物速度論
3.6.6 毒性試験におけるTK の実際
4.化学物質の有害作用
4. 1 医薬品
4.1.1 低分子医薬品
4.1.2 抗体医薬品
4.1.3 タンパク製剤
4.1.4 核酸医薬品
4.1.5 ワクチン
4.1.6 医薬品不純物の毒性
4.1.7 臨床副作用・薬害
4. 2 化粧品
4.2.1 化粧品の定義
4.2.2 化粧品の安全性評価
4.2.3 化粧品の有害作用の原因
4.2.4 有害事例
4.2.5 有害作用に注意が必要な化粧品成分
4.2.6 化粧品の安全性評価における今後の課題
4. 3 食品,食品添加物,食品汚染物質,飼料添加物・汚染物質
4.3.1 食 品
4.3.2 食品添加物
4.3.3 食品汚染物質
4.3.4 飼料添加物・汚染物質
4. 4 農 薬
4.4.1 農薬の定義と分類
4.4.2 農薬の一般的な毒性
4.4.3 農薬の安全性確保
4.4.4 農薬の毒性試験と農薬登録
4.4.5 殺虫剤
4.4.6 除草剤
4.4.7 殺菌剤
4.4.8 殺鼠剤
4. 5 工業化学物質,粉じん,金属,環境汚染物質
4.5.1 工業化学物質
4.5.2 粉じん
4.5.3 金 属
4.5.4 環境汚染物質
4. 6 ナノマテリアル
4.6.1 ナノマテリアルの安全評価の考え方
4.6.2 曝露経路ごとの課題と評価事例
4.6.3 ナノマテリアルの環境毒性
4.6.4 リスク評価の国際動向
4. 7 天然毒性物質
4.7.1 植物毒
4.7.2 真菌と細菌の毒素
4.7.3 動物毒
4. 8 放射線・紫外線
4.8.1 放射線の有害作用
4.8.2 内部被曝(体内の放射性物質による被曝)
4.8.3 紫外線の有害作用
5.非臓器特異的毒性
5. 1 一般毒性試験
5.1.1 急性毒性(単回投与毒性)
5.1.2 亜急性毒性,亜慢性毒性,慢性毒性(反復投与毒性)
5. 2 遺伝毒性
5.2.1 遺伝毒性学の歴史的背景
5.2.2 遺伝毒性の定義
5.2.3 遺伝毒性の発現様式
5.2.4 遺伝毒性試験
5.2.5 遺伝毒性研究・遺伝毒性試験の将来
5. 3 発がん性
5.3.1 発がん性とは
5.3.2 発がんメカニズム
5.3.3 発がん物質の分類
5.3.4 発がん物質の種類
5.3.5 化学発がん物質の代謝
5.3.6 完全発がん物質との反応により形成される付加体
5.3.7 がん遺伝子およびがん抑制遺伝子
5.3.8 細胞接着分子
5.3.9 細胞周期とシグナル伝達
5.3.10 発がん修飾因子
5.3.11 発がん性評価
5.3.12 職業と関連する化学発がん物質
5. 4 生殖発生毒性
5.4.1 歴史的背景
5.4.2 生殖発生毒性とは
5.4.3 生殖発生毒性の基礎
5. 5 光毒性
5.5.1 薬剤性光線過敏症
5.5.2 光毒性メカニズム
5.5.3 光安全性評価ガイドライン
6.標的臓器と毒性発現
6. 1 血液毒性
6.1.1 造 血
6.1.2 造血幹・前駆細胞に対する毒性影響と骨髄系腫瘍
6.1.3 赤血球造血に対する毒性影響
6.1.4 白血球に対する毒性影響
6.1.5 血小板と血液凝固に対する毒性影響
6.1.6 血液毒性の評価手法
6. 2 免疫毒性
6.2.1 免疫毒性の概念:自然免疫と獲得免疫
6.2.2 自然免疫系
6.2.3 獲得免疫系
6.2.4 抗体医薬品等の免疫毒性
6.2.5 特異体質性免疫毒性
6.2.6 環境化学物質の免疫毒性
6.2.7 生殖免疫毒性
6.2.8 エピジェネティクスと免疫毒性
6. 3 消化管毒性
6.3.1 消化管の構造
6.3.2 消化管の機能
6.3.3 消化管の毒性症状
6.3.4 代表的な消化管毒性物質とその障害機序
6.3.5 消化管毒性の評価
6. 4 肝毒性
6.4.1 肝臓の解剖と組織
6.4.2 肝臓の機能
6.4.3 化学物質に対する肝臓の反応と肝障害の病態生理
6.4.4 肝障害の発現機序による分類
6.4.5 肝機能と肝障害の臨床検査
6.4.6 代表的な肝障害物質
6.4.7 薬物性肝障害の指標と予防・検出のためのガイドライン
6. 5 腎・泌尿器毒性
6.5.1 腎臓の構造と機能
6.5.2 腎臓のトランスポーターと薬物相互作用
6.5.3 腎毒性の臨床検査
6.5.4 腎臓の病態生学的反応
6.5.5 腎毒性の障害機序と障害部位
6.5.6 代表的な腎毒性物質
6.5.7 下部尿路(尿管・膀胱・尿道)の機能および毒性
6. 6 呼吸器毒性
6.6.1 呼吸器の構造と機能
6.6.2 呼吸器障害
6.6.3 呼吸器毒性物質
6.6.4 呼吸器毒性評価
6. 7 神経行動毒性
6.7.1 神経系の構造と機能
6.7.2 毒性発現機序
6.7.3 金属の神経毒性
6.7.4 行動毒性試験
6.7.5 神経行動毒性に関する安全性薬理試験
6. 8 運動器毒性,感覚器毒性
6.8.1 骨毒性
6.8.2 筋肉毒性
6.8.3 視覚器毒性
6.8.4 聴覚器毒性
6. 9 循環器毒性 ─心臓と血管の毒性学─
6.9.1 循環器毒性学概説
6.9.2 心毒性学総論
6.9.3 心筋の興奮と不整脈
6.9.4 心筋の収縮機能と心不全
6.9.5 血管の毒性学
6. 10 皮膚・粘膜毒性
6.10.1 皮膚毒性
6.10.2 粘膜毒性
6. 11 生殖器毒性
6.11.1 雄性生殖器毒性
6.11.2 雌性生殖器毒性
6.11.3 胎盤毒性
6. 12 内分泌毒性
6.12.1 内分泌概要
6.12.2 内分泌毒性の特徴
6.12.3 視床下部-下垂体系
6.12.4 甲状腺,副甲状腺(上皮小体)
6.12.5 副 腎
6.12.6 膵臓(膵島)
7.環境毒性
7. 1 環境毒性とは
7. 2 生態毒性試験の概要
7.2.1 急性/慢性生態毒性試験の生物種
7.2.2 生態毒性試験のエンドポイント
7. 3 化審法に基づく生態毒性試験
7.3.1 化学物質の分解度試験
7.3.2 化学物質の濃縮性
7.3.3 生態毒性試験
7.3.4 バイオマーカー
7.3.5 マイクロコズム試験,メソコズム試験
7.3.6 フィールド調査
7.3.7 リモートセンシング
7. 4 環境リスク評価
7.4.1 化学物質の生態リスク評価
7.4.2 リスクの判定の考え方
7.4.3 環境リスク評価の活用
7. 5 環境汚染の規制
7.5.1 化管法および化審法
7.5.2 大気汚染物質などに関する規制
7.5.3 水質汚濁物質などに関する規制
7.5.4 土壌汚染物質などに関する規制
7.5.5 廃棄物などに関する規制
7.5.6 農薬に関する規制
7.5.7 TCDDs に関する規制
7.5.8 アスベストに関する規制
7. 6 環境汚染に関する国際的な取り組み
7.6.1 国際条約
7.6.2 高生産量化学物質点検プログラム
7.6.3 水生環境有害性のGHS 勧告
7.6.4 世界が取り組む化学物質管理(GFC)
7. 7 環境化学物質の個体(生体)への影響
7.7.1 生態毒性試験の特徴
7.7.2 致死的影響
7.7.3 生殖発生への影響
7.7.4 感染症への環境化学物質の影響
7.7.5 行動への影響
7.7.6 発がん性
7. 8 環境化学物質の個体群への影響
7. 9 新興・再興の環境汚染物質
7.9.1 有害金属および半金属
7.9.2 有機塩素系農薬
7.9.3 臭素系難燃剤
7.9.4 その他の農薬(有機塩素系以外)
7.9.5 フッ素化合物
7.9.6 アスベスト
7.9.7 浮遊粒子状物質
7.9.8 プラスチック
7.9.9 PPCPs
7.9.10 E-waste
7.9.11 内分泌攪乱物質(EDCs)
7.9.12 自然毒
7. 10 環境/生態毒性学のAOP アプローチ
7. 11 環境毒性に関する国際的概念
8.実験動物と代替法
8. 1 非臨床試験に用いる実験動物
8. 2 実験動物の品質管理
8.2.1 遺伝的品質
8.2.2 微生物学的品質
8.2.3 飼育環境
8. 3 実験動物/動物実験に関する法令や指針など
8.3.1 動物実験関連
8.3.2 感染症予防
8.3.3 生物多様性・種の保存・生態系
8. 4 毒性試験と動物実験に関する様々な規制や配慮事項
8.4.1 国際基準
8.4.2 米 国
8.4.3 E U
8.4.4 日 本
8.4.5 reduction とrefinement
8.4.6 第三者認証と情報公開
8. 5 動物実験代替法
8.5.1 動物実験の3Rs
8.5.2 動物実験に関する国際動向
9.新規手法
9. 1 NAMs などとの利用方法を含めた総論
9. 2 リードアクロス
9.2.1 類似物質の特定
9.2.2 類似物質のデータ収集
9.2.3 信頼性と不確実性の把握および総合評価
9.2.4 展 望
9. 3 有 害性発現経路(AOP)
9.3.1 AOP とは
9.3.2 AOP の構成要素
9.3.3 AOP のコーチングおよびレビュー
9.3.4 AOP の行政的応用について
9. 4 生体模倣システム
10.臨床中毒学
10. 1 中毒物質
10.1.1 患者の発生状況
10.1.2 中毒患者の症状
10. 2 患者の症状と治療
10.2.1 患者の安定化
10.2.2 未吸収毒物の吸収阻止
10.2.3 既吸収毒物の排泄促進
10.2.4 特定の薬毒物の中毒症状と処置法
11.法中毒学
11. 1 法中毒学とは
11.1.1 法中毒学の概要
11.1.2 法中毒学の特殊性
11. 2 薬毒物分析
11.2.1 法中毒学における分析
11.2.2 薬毒物検査
11. 3 法中毒学の今後の展開
索 引
