神・宗教・救いの臨床哲学【電子版】
ウィトゲンシュタイン・アルトー・ラカン
- 出版社名
- 金剛出版
- 発行年月
- 電子版発売日
- ページ数
- 360ページ
- 判型
- A5
- 印刷版ISBN
- 978-4-7724-2189-8
- 電子版ISBN
- 978-4-7724-9785-5
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概要
ヤスパース、ラカンら精神医学の巨匠たちは自らの臨床観察に基づき、彼らの論証したこころの病の概念は、現代思想に大きな影響をおよぼした。
本書は、ヤスパースからベルクソン、ウィトゲンシュタイン、ラカン、アルトー、ドゥルーズ、デリダ等、20世紀の新しい潮流まで、狂気内包性思想(精神病理学)の系譜をたどり、臨床精神病理学と現代哲学思想とを架橋する画期的な試みである。
著者は、ナチズムに代表される帝国主義思想を集団性パラノイア、悪性のリジリエンスととらえ、かたや柔軟性を備えた良性のリジリエンスとして人格的に大きな成長を遂げた外傷後成長のケースを取り上げている。そして問題意識をさらに発展させ、コロナ・パンデミックや大震災など災害に触発される宗教言説、科学的ディスクールにまで論及、現代社会における精神病性構造と倫理的負債までを詳述している。臨床精神病理学の治療有効性を本書は改めて提示する。
目次
□第Ⅰ部 レジリアンス、スピリチュアリティ
第一章 ヤスパース―実存哲学からみるレジリアンス、スピリチュアリティ
第二章 ベルクソン―神・宗教・倫理―福音書のキリストと民主主義
第三章 ウィトゲンシュタイン―哲学的思索と宗教的思索の同時並行的な発展
□第Ⅱ部 狂気内包性思想
第四章 デカルト コギトにおける狂気内包性――精神病理学の見地から『省察』を読む
第五章 デカルトⅡ
第六章 アルトー―精神障碍と思索:神による収奪から神との訣別へ
第七章 ラカン―精神分析とカトリシズム・宗教
第八章 狂気内包性思想の系譜と狂気内包性精神病理学
□第Ⅲ部 時代の病理
第九章 大震災に触発される宗教言説、科学言説、芸術
第十章 現代社会における精神病性構造と倫理的負債―3・11をふまえて
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