医学・医療の電子コンテンツ配信サービス

isho.jp

0 ようこそ、ゲストさん
0

高齢者の薬物療法の勘所【電子版】

マルモ・リハ薬剤・サルコペニアを一刀両断

松本 彩加 吉村 芳弘 (編著)

熊本リハビリテーション病院

出版社
中外医学社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2023/04/10
ページ数
253ページ
 判型
A5判
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,400 (本体¥4,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-498-05928-3
印刷版発行年月
2023/04
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
48 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら

この商品を買った人は、こんな商品も買っています。

概要

高齢者の薬剤の飲み合わせ・処方変更・薬の優先度など処方の勘所がよくわかる!
高齢者をみるすべての医師と薬剤師のためのハンディな1冊.疾患ごとにガイドライン通りにすべて処方したらポリファーマシーになってしまう…….疾患ごとにエキスパートが薬剤管理(導入,中止)のコツや注意すべき副作用などを解説.実際の症例を用いて処方の問題点・モニタリングのポイント・処方介入のコツを実践的に学べる!

目次

Chapter 1 薬に関連する高齢者医療の最新潮流

1 医療のパラダイムシフト
  疾患モデルから高齢者モデルへどう変わるのか? マルモ,フレイル,サルコペニアとは?[吉村芳弘]
   1.高齢化と少子化のダブルパンチで高齢者がマジョリティの社会へ
   2.平均寿命と健康寿命の大きなギャップ
   3.疾患モデルから高齢者モデルへ
   4.マルモ,フレイル,サルコペニアは健康長寿の超重要ワード

2 ポリファーマシー
  ガイドライン遵守による多剤処方の功罪とは?
  PIMs,アンダーユースも知らなきゃまずい?[松本彩加]
   1.ポリファーマシーの原因
   2.ポリファーマシーの問題点
   3.PIMs(potentially inappropriate medicines)

3 リハ薬剤
  生活を支える薬物療法とは?[松本彩加]

 【コラム】ポリファーマシー対策を念頭に置いた持参薬鑑別のコツ[松本彩加]

Chapter 2 専門家に聞く! 疾患と薬の最新事情

1 マルチモビディティ
  コモビディティとどう違う? マルモの診かたと薬剤管理の難しさ[大浦 誠]
   1.マルチモビディティとは
   2.マルチモビディティパターンを意識した処方パターン
   3.PIMs,PPOs,処方カスケードを意識する
   4.マルチモビディティのトライアングルを意識した薬剤管理のコツ

2 消化器疾患
  便秘・下痢・便失禁のうまい処方とやめ方[中野弘康]
   1.高齢者便秘の特徴
   2.高齢者便秘で用いられる薬剤
   3.高齢者において注意すべき副作用—薬剤性便秘
   4.薬剤管理のコツ

3 慢性腎臓病
  SGLT2阻害薬への期待と高齢者への処方の落とし穴[荒木 厚]
   1.慢性腎臓病(CKD)の特徴
   2.CKDで用いられる薬剤
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤の使い方と注意点

4 慢性心不全
  新薬・新適応薬の紹介,超高齢心不全はどこまで治療すべきか?[土岐真路,木田圭亮]
   1.心不全の特徴
   2.心不全で用いられる薬剤
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤管理のコツ

5 がん悪液質
  グレリン様作用薬で悪液質の治療が変わる?[乾 明夫,小林由基,宇都(鮫島)奈々美]
   1.がん悪液質の特徴
   2.がん悪液質で用いられる薬剤
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤管理のコツ

6 脳梗塞
  脳梗塞超急性期治療はここまで進化した[橋本洋一郎,稲富雄一郎,米原敏郎]
   1.脳梗塞の特徴
   2.脳梗塞の治療法
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤管理のコツ

7 糖尿病
  「血糖を下げる」より「低血糖を起こさない治療」へのシフト[杉本 研]
   1.高齢者糖尿病の特徴
   2.高齢者糖尿病で用いられる薬剤と特に注意すべき副作用
   3.低血糖と転倒の関係
   4.糖尿病治療薬による管理のコツ

8 骨粗鬆症
  BP製剤だけでは不十分? 転倒骨折の予防は定期薬の見直しから[鷹見洋一,樂木宏実]
   1.骨粗鬆症の特徴
   2.骨粗鬆症の薬物療法
   3.高齢者において特に注意すべき副作用
   4.老年症候群としての骨粗鬆症
   5.骨折・転倒リスクとなる薬剤処方の見直しの必要性
   6.薬物管理のコツ

9 神経疾患
  認知症治療薬の始め方とやめ方を知っておこう[高瀬義昌]
   1.認知症の特徴
   2.認知症で用いられる薬剤
   3.高齢者において特に注意すべき副作用
   4.薬剤管理のコツ

10 精神疾患
  抗精神病薬や抗うつ薬に頻発する高齢者の有害事象とは?[水上勝義]
   A.高齢者のうつ病
   1.うつ病の臨床的特徴
   2.うつ病で用いられる薬剤
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤管理のコツ
   B.認知症の行動・心理症状(BPSD)
   1.BPSDの臨床的特徴
   2.BPSDで用いられる薬剤
   3.高齢者における注意点
   4.薬剤管理のコツ

11 下部尿路機能障害
  抗コリン薬とα1遮断薬などによる高齢者の問題となる副作用[吉田正貴]
   1.高齢者下部尿路機能障害(排尿障害)の特徴
   2.高齢者排尿障害で用いられる薬剤
   3.高齢者において特に注意すべき副作用
   4.薬剤管理のコツ

 【コラム】AIは薬剤師にとってかわるのか?[吉村芳弘]

Chapter 3 高齢者の薬物療法の勘所:ケースレポート

1 急性期病院[山口高史,矢吹拓]
  症例提示
   1.問題点抽出
   2.処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント

2 回復期リハ病棟[松本彩加]
  症例提示(1)
   1.問題点抽出
   2.処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント
   4.振り返り
  症例提示(2)
   1.問題点の抽出
   2.処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント
   4.振り返り

 【コラム】臨床研究に挑戦しよう[松本彩加]

3 外来(地域)[青島周一]
  症例提示
   1.問題点の抽出
   2.処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント

4 在宅(訪問)[佐々木 淳]
  症例提示
   1.問題点抽出
   2,処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント

5 高齢者施設[丸岡弘治]
  症例提示
   1.問題点の抽出
   2.治療介入のコツ
   3.モニタリングのポイント

6 誤嚥性肺炎[吉松由貴]
  症例提示
   1.問題点抽出
   2.処方介入のコツ
   3.モニタリングのポイント

 【コラム】栄養サポートチームに薬剤管理の視点を[松本彩加]

索引