救急白熱セミナー 頭部外傷実践マニュアル 改訂2版【電子版】
- 出版社
- 中外医学社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2018/12/17
- ページ数
- 144ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥2,860 (本体¥2,600+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-498-06679-3
- 印刷版発行年月
- 2018/11
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- 対応OS
-
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- 1
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概要
頭部外傷の患者管理(手術的治療を除く)について、おもに救急の現場で使えるよう
コンパクトにまとめた実践マニュアルの改訂第2版。初版の内容を現状に即して
アップデートし、さらに使いやすくなった最新レファランス。
目次
略語集
I.救急診療
A.搬入から蘇生まで
1.重症度判定(GCS)
【コラム】正しいGCSの判定のための注意点
表1 Glasgow Coma Scale(解説付き)
2.運動麻痺の判定(MMT)
【コラム】末梢性顔面神経麻痺の定量的評価
表2 末梢性顔面神経麻痺の評価法(40点柳原法)
3.速やかに頭部CTを撮影する基準(成人)
【コラム】飲酒後酩酊患者に対する頭部CT撮影
表3 頭部CT撮影時の鎮静薬使用例(成人)
4.速やかに頭部CTを撮影する基準(小児)
◉Q&A:乳幼児の意識レベルをGCSで判定するには?
表4 Glasgow Paediatric Coma Score
5.軽症頭部外傷のCT検査適応除外基準
【コラム】抗血小板薬にはどのようなものがあるか?
表5 主な抗血小板薬
6.重症頭部外傷の救急蘇生処置
1)外傷primary survey
表6 気管挿管時のプロポフォール使用例とRSI薬剤使用例(成人)
【コラム】気管挿管時における喉頭展開のCormack分類
2)呼吸管理
表7 レスピレーターの初期設定条件(成人)
3)初期輸液と循環管理
【コラム】救急初期診療における重症頭部外傷患者の高血圧への対処
表8 重症頭部外傷患者の不穏・体動に対する鎮静・鎮痛薬の使用例(成人)
4)脳ヘルニア徴候の診察と緊急処置
◉Q&A:「切迫するD」と「切迫脳ヘルニア」の違いは?
B.診断と病態評価
1.外傷pan-scanの適応
表9 外傷pan-scanのプロトコール例
【コラム】受傷機転を高エネルギーと判断する基準
表10 鈍的外傷患者の受傷機転の重症(高エネルギー外傷)判断基準
2.CT読影ポイント(直接所見と間接所見)
◉Q&A:骨折線のほかに頭蓋底骨折や眼窩底骨折を疑う所見は?
表11 頭蓋底骨折や眼窩底骨折を疑う頭部CT所見
【コラム】頭部CTのmidline shiftと脳槽の描出の見かた
3.CTによる血腫量の計測
4.Traumatic Coma Data Bank(TCDB)のCT分類
5.外傷性頭蓋内血腫に対する手術適応
◉Q&A:日米の手術適応ガイドラインの違いは?
表12 外傷性頭蓋内血腫手術適応基準の日米ガイドライン比較
6.頭部外傷の損傷分類(Gennarelli分類)
◉Q&A:脳振盪と診断する症状は?
表13 脳振盪を疑う臨床所見
◉Q&A:びまん性軸索損傷に特徴的なMRI所見は?
表14 びまん性軸索損傷のMRI所見
7.抗凝固薬・抗血小板薬内服中患者に対する対応
【コラム】心房細動の脳卒中に対するリスク層別化:CHADS2スコア
表15 心房細動のリスク評価スコア(CHADS2,CHA2DS2-VAScスコア)
8.CTフォローアップのタイミング
表16 Talk and deteriorateの頻度と受傷からの時間
◉Q&A:フォローアップCTで3D-CTアンギオグラフィー(CTA)を追加するときは?
表17 3D-CTAによる早期の血管評価が必要な頭部外傷
9.脊椎・脊髄損傷の評価
1)診察と画像検査
表18 頸椎固定の継続が必要な場合
2)頸椎側面像(X線/CT再構成画像)の読影ポイント
3)損傷高位(運動・感覚障害)の診察
【コラム】ASIAの脊髄損傷神経診察シート
4)中心性脊髄損傷の受傷機転と臨床症状
5)重症度評価(Frankel分類)
◉Q&A:Frankel分類とASIAスケールの相違は?
表19 ASIA Impairment Scale (AIS)
6)環椎-後頭関節脱臼の計測(Power’s ratio, Harris criteria)
7)第1頸椎破裂骨折の計測(環椎輪の外側偏位)
8)歯突起骨折(Anderson分類)
10.合併する顔面外傷への対応
1)Le Fort骨折
2)Blow Out骨折(眼窩底骨折)
◉Q&A:Blow Out骨折で緊急手術となる場合は?
3)その他の顔面骨骨折(鼻骨・頬骨弓・顎関節突起)
【コラム】顔面縫合における真皮縫合
C.治療と入院・帰宅の判断
1.抗てんかん薬の使い方
1)予防的投与と治療的投与の適応と投与期間
表20 外傷性てんかんの発症時期による分類
2)抗てんかん薬の予防的投与
3)抗てんかん薬の治療的投与
【コラム】外傷性(晩期)てんかんに対する内服薬の選択
◉Q&A:抗てんかん薬の参考域(有効)血中濃度は?
表21 外傷性てんかんに対する抗てんかん薬の参考域血中濃度
4)難治性てんかん重積状態に対する抗てんかん薬治療
2.頭蓋内損傷に対する止血薬投与
3.重症頭部外傷に対する初療室治療
1)血腫除去までの緊急治療
2)緊急頭蓋穿頭・血腫除去
◉Q&A:初療室頭蓋穿頭ではどのような物品を用意すればよいか?
◉Q&A:手回しドリルを用いた頭蓋穿孔のコツとピットフォールは?
4.髄液漏・気脳症に対する抗菌薬治療
【コラム】外傷性髄液漏に対する予防的抗菌薬投与の当施設の方針
5.合併する脊髄損傷への対応
1)神経原性ショックの治療
表22 昇圧薬と経皮ペーシングの使い方
2)急性脊髄損傷患者に対するステロイド治療
6.頭部挫創に対する縫合処置
7.軽症頭部外傷の入院適応判断基準
表23 軽症頭部外傷後に頭蓋内出血が出現する相対リスク(成人)
8.スポーツ外傷による脳振盪の患者指導
II.ICU管理
A.急性期
1.CT有所見の軽症(GCS 14・15)頭部外傷の入院治療
【コラム】アルコール離脱反応への対応:CIWA-Ar
表24 CIWA-Ar(アルコール離脱症状評価スケール)
表25 長期多量飲酒の病歴のある酩酊後の軽症頭部外傷
入院患者に対する予防的ベンゾジアゼピン投与例
2.重症頭部外傷の入院治療
1)神経集中治療の適応
表26 従来の標準的“step-up” 治療
【コラム】当施設で行っている急性期“top-down”治療の実際
表27 急性期“top-down”治療の実施例
◉Q&A:血腫除去術の際には外減圧術を行うべき?
2)呼吸・循環管理
◉Q&A:気管切開はいつ行うか?
3)輸液管理と高浸透圧利尿薬
◉Q&A:マンニトールは頭蓋内出血に対して投与できない?
4)体温管理(積極的脳平温療法)
◉Q&A:体温冷却のためにはどのような装置があるか?
【コラム】重症頭部外傷に対する積極的平温療法と低体温療法の現状
5)バルビツレート療法
【コラム】重症頭部外傷に対するバルビツレート療法の現在の考え方
6)プロポフォール,デクスメデトミジン
7)栄養管理
8)静脈血栓塞栓症の予防
表28 未分画ヘパリン中和のためのプロタミンの投与
3.重症頭部外傷のモニタリング
1)水分バランス・血漿浸透圧・血糖値
2)ICPモニター
◉Q&A:ICPモニターがなくても神経集中治療はできる?
3)EtCO2モニター
4)補助的な脳循環代謝モニタリング(SjO2, TOS, PbtO2)
5)補助的な電気生理モニタリング(aEEG, BIS)
4.髄液漏・気脳症の入院治療
B.亜急性期
1.低Na血症への対処
2.深昏睡患者に対する脳幹機能の診察
表29 脳幹機能を診察するときに用意するもの
表30 「脳死とされうる状態」と判定するための前提条件
表31 「脳死とされうる状態」の判定項目
3.頭部外傷重症例の終末期医療
別表 AIS 2005 Update 2008頭部(抜粋日本語訳)
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