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これでマスター!エコーガイドPTA ―シャント管理の基本からPTAのコツまで【電子版】

奥 哲治 (著)

東名富士クリニック院長

出版社
中外医学社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2024/05/27
ページ数
216ページ
 判型
A5判
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥5,500 (本体¥5,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-498-22488-9
印刷版発行年月
2024/05
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
336 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら

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概要

シャント管理からエコーPTAまで優しく解説したステップアップで学べる入門書.




これは「シャント管理を考えたらまず読む本」です.本書の軸はエコーガイドPTAの解説ですが,これがシャント管理にも十二分に役に立つ内容なのです.エコーにおいてもシャント管理においても,その特徴を正しく理解し,視診や触診を用いて全体像をとらえることが重要です.確実な技術向上を目指すべく,どのようなトレーニングをどういう順番で学んでいけばいいのか,ステップアップ形式で構成しました.順を追って実践すれば,エコーガイドPTAのコツもシャント管理の要領も身に付く,プラクティカルな入門書です.

目次


1章 スクリーニング入門(AVF編) 早期発見!触れて診るシャント診断
 まとめページ
 Step❶まずはシャントに触れてみよう
  1.全体の流れを感じ取る
  2.スリルに注目する
  3.血管の圧は?
 Step❷狭窄部位を診断しよう
  1.スリルの増強
  2.圧上昇
  3.狭窄部位の触診
  4.閉塞の所見
 Step❸透析時のシャントトラブルから類推しよう
  1.脱血不良
  2.静脈圧上昇(止血困難)
  3.穿刺困難
  4.再循環
 【Appendix】
  狭窄類似病変
  こんなところを視てみよう―視診における注目ポイント
  聴診器の使いどころ
  シャントトラブルスコアリング(STS)
 チェックリスト



2章 シャント評価入門 シャントマッピングをやってみよう!
 まとめページ
 Step❶エコーを持つ前に
  1.ポイントとなる解剖(血管走行)を理解する
  2.病変を推定する
 Step❷エコーを当ててみよう
  1.ルーチンのやり方をつくる
  2.病変部位を評価する
  3.病変部のエコー所見と理学所見を比べてみよう
 Step❸マッピングを完成させよう
  1.メインの血流を捉える
  2.責任病変を特定する
  3.方針を決定する
 チェックリスト



3章 エコーの使い方入門? エコーを使いこなせ!:基礎編
 まとめページ
 Step❶エコー装置の配置を考える
  1.配置例?:初心者向け
  2.配置例?:少し慣れてきたら
  3.配置例?:だいぶ慣れてきたら
 Step❷エコープローブの扱い方
  1.エコープローブの持ち方・当て方
  2.長軸像の描出に慣れよう
 【Appendix】
  カラードプラってなに?
  Step❸パルスドプラ
 チェックリスト



4章 エコーの使い方入門? エコーを使いこなせ!:穿刺編
 まとめページ
 Step❶エコーガイド穿刺は短軸が基本
 Step❷シミュレーターを使ってやってみよう
  1.シミュレーターで刺し方の基本的な操作を練習する
  2.透析の穿刺時と同じ配置にして練習する
  3.実際の穿刺と同じ手順で練習する
 Step❸本番に挑戦しよう
  1.エコーガイド穿刺が比較的簡単な症例は「少し深めで太い血管」
  2.実際の患者さんとシミュレーターの違いを理解する
 チェックリスト



5章 グラフトのみかた トラブルから逆算して評価する
 まとめページ
 Step❶グラフトの評価方法
  1.血流評価は聴診器とエコーでフォローする
  2.透析中の静脈圧をモニタリングする
 Step❷狭窄のパターンを知っておく
  1.流出路
  2.穿刺部
  3.動脈吻合部
 Step❸見逃してはいけないトラブル
  1.グラフト感染
  2.仮性瘤
  3.血清腫
 【Appendix】
  グラフトの材質とエコー
 チェックリスト
 COLUMN 手技の心得 



6章 手術プランを立てる 手術の成功はプランニングにあり
 まとめページ
 Step❶シース:どこからアプローチするかを考える
  1.シースの位置を見極める
  2.シースの種類を見極める
 Step❷バルーンの選択
  1.何を考えて選択するか
  2.その他の基本的な項目
  3.バルーン選択の手順
 Step❸トラブルシューティングを想定する
  1.患者さんの状態変化―シャントだけに気をとられない
  2.手技の中で起きるトラブル
 【Appendix】
  手術準備―上手な手術はよい準備から
 チェックリスト



7章 エコーガイドPTAをやってみよう エコーのデメリットは理学所見でカバー
 まとめページ
 Step❶ガイドワイヤーの操作
  1.シースの先端から出てくるガイドワイヤーをみつける
  2.分岐部を通過させる
 【Appendix】
  瘤
  3.狭窄部を通過させる
  4.吻合部の通過
 Step❷バルーンカテーテルを描出する
  1.カテ先を描出する
  2.角度が急な部位のカテーテルの通過
  3.バルーンの位置を合わせる
  4.バルーン拡張
 【Appendix】
  特殊バルーンのブレード
  吻合部の拡張
  バルーンの拡張圧・拡張時間と開存期間の関係
  スローインフレーション・ロングインフレーション
 Step❸拡張後の状態を評価する
  1.合併症の有無を評価する
  2.治療効果を評価する
 チェックリスト


 PTA道場
  1.麻酔
  2.穿刺・シース
  3.ガイドワイヤー・シース挿入
  4.止血
  5.閉塞病変
  6.トラブルシューティング
 COLUMN 患者さん目線のアウトカム 



8章 術後評価・経過フォロー 振り返りが上達への近道
 まとめページ
 Step❶手術を振り返ろう
  1.手術記録を作成する
  2.手術記録に反省点を書き加える
 Step❷術後経過を観察しよう
 Step❸長期的なプランを考えよう
  1.AVF,AVG,表在化,長期留置など多面的な治療を考える
  2.アクセスの種類を検討する
  チェックリスト
 COLUMN 開存期間延長のための一手