「なぜなんだろう?」を考えた外科医の生活【電子版】
- 出版社
- 南江堂
- 電子版ISBN
- 978-4-524-20411-3
- 電子版発売日
- 2022/08/29
- ページ数
- 184ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,080 (本体¥2,800+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-524-22966-6
- 印刷版発行年月
- 2022/07
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概要
目次
まえがき なぜまた本を書く気になったか:「なぜなんだろう?」を考えていくモチーフを増やすことが目的です
第1章 ちょっとしたコツ、でも有用なコツ
1 画像は横目で隣を見ると楽
2 動く血管、動かない血管:特徴を知ってると便利ですよ
3 クリップはゆっくりかけろ。1個でいいから
4 糸を切る長さ、糸を縛る回数、糸を抜く時期
5 あの「端に輪のついた腹膜縫合針糸」の結び方
第2章 シンプルなメカニズムを思い出そう
1 切り傷にmoist wound healingは不要
2 ポビドンヨードと乾燥:難しい化学反応じゃないんだけど……
3 油は溶けないから不透明:当たり前だけど気づかなかった
4 添付文書にはベストの方法は書けない
第3章 ものの言い方、表現の仕方:
ことばを理論的に評価するのは難しい
1 「悪い言葉」を冷静に判断する
2 患者「様」呼称の話:親近感と丁重感の境界は画一的には決められない
3 言葉のマジック:「短期滞在」っていえば聞こえはいいけど……
4 「保険」とか「助成」とかの好印象:アメリカの医療保険は倒産の予定
5 「相手に合わせた説明をする」ことよりも「自分に合わせない説明をする」ことの方が難しい
第4章 手技でも用語でもない。でも、大事だと思ってること
1 カルテ記載:電子カルテは便利だけど、サマリーはサマライズしようよ
2 異常値って何だろう:p<0.0001は必ずしも「有意」じゃない
3 ガイドラインはその背景まで考えよう
4 弁護士は警察犬、医師は盲導犬
5 「注意喚起(だけ)してまいります」ってのは、なーんもしないってこと
6 手洗い、PPEなど:自分にとって何が最も大事なのかを考えよう
第5章 考えさせる医療教育:こうして育てた(こうして育った?)
1 学生時代の物書き:レポートは判断力養成のシミュレーションをしよう、させよう
2 クルズスはワイワイガヤガヤであるべし
3 実技のチャンスは逃すな:看護学生に採血させたってええじゃないか!
4 学会発表:臨床医だからといって、臨床だけやりゃいいってわけじゃない
5 論文のお作法:過去の形式は守ること、でも過去にないことを書くこと
6 医師が取るべき資格:必要っていやー必要なんだけど……芸は身を滅ぼすこともある
7 いろんな会議を任されてくる:委員会室で事件が起きてるんだ!
第6章 臨床現場雑談:医師の患者体験の方
1 痛くない尿管結石
2 外痔核切開:かっこなんかつけてらんねー、笑わば笑え
3 大腸内視鏡:下剤と禁食に疑問は残るけど、それどころじゃない
4 足の裏の自己注射は難しい、いや技術的にじゃなくて精神的に……
5 手術を受けた
6 看護師さんはキャディさんですよ
第7章 臨床現場雑談:医師としての体験の方
1 初めてのアニサキス患者は、上司だった! でもなんとかなった!
2 尻からなんか出てきた! 日本海裂頭条虫の話
3 ヘッドライトの光の向きは、額帯鏡と同じはず
4 なんとかとライトは使いよう:喉頭鏡で胃管を入れる、登山用具で手術をする
5 豪傑? 鈍感?
第8章 今だから言える失敗談
1 減張縫合しなかった症例に限って……
2 血管が見えない……顔色が見えない……
3 指の怪我と手洗い
4 汗が……
5 4食抜いたけど……遅刻の話
6 中心「静脈」カテーテル
7 自分の話とは限らないけど……外科医のこだわりは、な?んか痛い目にあった経験があるってこと
あとがき 前例のない事例も、自分で考えて決断しなきゃいけなかった