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訴訟にならない内視鏡診療-虎の巻【電子版】

日山 亨 (編著)

広島大学保健管理センター・准教授

出版社
東京医学社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2020/04/13
ページ数
164ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥2,970 (本体¥2,700+税10%)

印刷版ISBN
978-4-88563-271-6
印刷版発行年月
2016/10
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概要


目次

はじめに

第1章 【訴訟一般】
 Q1-1.最近の民事医療訴訟の件数はどうなっていますか? また,消化器内視鏡が関係した訴訟の件数はどうなっていますか?
 Q1-2.消化器内科領域の疾患が関係した訴訟事例で,患者側は何を問題として訴えていますか?
 Q1-3.訴訟において,診療ガイドラインはどのように取り扱われていますか?
 Q1-4.添付文書と診療ガイドラインの内容が異なる場合はどう対応したらよいのでしょうか?
 Q1-5.新規治療法は訴訟ではどのように扱われているのでしょうか?
 Q1-6.最近の刑事医療訴訟の件数はどうなっていますか? また,消化器内視鏡が関係した事例には,どのようなものがありますか?
 Q1-7.刑事医療訴訟の特徴は何ですか?

第2章 【インフォームド・コンセント】
 Q2-1.内視鏡の偶発症にはいろいろあります。どのようなデータを用いて説明すべきでしょうか?
 Q2-2.内視鏡治療の施行医と主治医が異なる場合,治療に関する説明は主治医からだけでOKですか? それとも,施行医もすべきですか?
 Q2-3.鎮静に関する説明において,注意することは何ですか?
 Q2-4.宗教上の理由から輸血を拒否している患者の内視鏡治療を,緊急時の対応が困難ということを理由に断ることはできますか?
 Q2-5.同意書取得から実際に内視鏡検査や治療を行うまでしばらくあります。同意書はどれくらいの期間,有効なのでしょうか?
 Q2-6.患者側に同意書の写しを渡していません。問題でしょうか?

第3章 【内視鏡全般】
 Q3-1.常用量を超えて局所麻酔薬や鎮静薬を使用すれば,医師の過失となりますか?
 Q3-2.鎮静が関係した訴訟事例にはどのようなものがありますか?
 Q3-3.抗血栓薬内服中の患者からの生検により大量出血を生じた場合,内視鏡施行医の過失となりますか?
 Q3-4.検査を勧めても拒否していた患者が末期癌と診断されました。担当医師に責任はありますか?
 Q3-5.検査後に患者が来院せず,Group 5(癌)やGroup 4(癌疑い)の説明ができなかった場合はどうなりますか?
 Q3-6.内視鏡の助手をしています。助手の責任が問われることはありますか? 例えば,注射薬を間違えた場合や,施行医が病変を見落とした場合,助手に責任はありますか?
 Q3-7.内視鏡などの医療機器の取り扱いが問題となった事例はありますか?
 Q3-8.新規治療法の実施が問題になった事例はありますか?

第4章 【胃内視鏡検査】
 Q4-1.胃内視鏡検査で慢性胃炎と診断され,その後,検査を受けず,数年後に胃癌と診断された場合,担当医師に責任がありますか?
 Q4-2.胃腫瘍が思わぬ形態変化(縮小)をきたした時の対応はどうしたらよいですか?
 Q4-3.スキルス胃癌を見落とした場合,担当医師に損害賠償責任がない場合があると聞きましたが,本当ですか?

第5章 【大腸内視鏡検査】
 Q5-1.同意書を取得していれば,大腸内視鏡検査中に腸管穿孔が生じても,病院側の責任は否定されますか?
 Q5-2.大腸内視鏡の前処置の浣腸で腸管穿孔を生じた場合,病院側の責任でしょうか?

第6章 【内視鏡治療】
 Q6-1.上部消化管腫瘍の内視鏡治療が関係した訴訟事例はありますか?もしあれば,病院側の責任はどのように判断されていますか?
 Q6-2.大腸腫瘍の内視鏡治療が関係した訴訟事例はありますか?もしあれば,病院側の責任はどのように判断されていますか?
 Q6-3.腫瘍の内視鏡治療後に遺残再発した場合,施行医に責任が認められることはありますか?
 Q6-4.内視鏡的異物除去が関係した訴訟事例はありますか? もしあれば,病院側の責任はどのように判断されていますか?

第7章 【胆膵系内視鏡】
 Q7-1.ERCPなど胆膵系内視鏡による偶発症が関係した訴訟事例が増えているというのは本当でしょうか?

第8章 【胃瘻(PEG)】
 Q8-1.胃瘻に関して,どんな事例が訴訟になっていますか?気をつけることは何ですか?

第9章 【医療一般】
 Q9-1.がんの見落とし事例の原因にはどのようなものがありますか?
 Q9-2.がんの見落としの過失判断基準は,集団検診と個別検診(健診)・診療とで同じですか?
 Q9-3.患者急変時の対応が問題となった訴訟事例には,どのようなものがありますか?
 Q9-4.採血が関係した訴訟事例にはどのようなものがありますか?
 Q9-5.浣腸が関係した訴訟事例はありますか?
 Q9-6.造影CT検査に伴う偶発症が関係した訴訟事例にはどのようなものがありますか?
 Q9-7.薬剤の服薬指導の際は,どのようなことに気をつけたらよいですか?
 Q9-8.外来診療後の患者が帰宅途中や帰宅直後に倒れ,急死した場合,病院側の責任はどのように考えられていますか?
 Q9-9.患者の個人情報が関係した訴訟事例はありますか?もしあれば,どのような事例ですか?
 Q9-10.患者が死亡するような院内感染が起きた場合,病院の責任はどのように判断されていますか?
 Q9-11.研修医が関係した訴訟事例はありますか? もしあれば,どのような事例ですか?
 Q9-12.事務職員のミスが関係した訴訟事例はありますか?もしあれば,どのような事例ですか?
 Q9-13.職場の健康診断結果は,いつまでに本人に通知しないといけないのでしょうか?

第10章 【その他】
 Q10-1.患者側からの医療事故に関する質問状に対する回答文書で,気をつけることはありますか?
 Q10-2.患者からの執拗な暴言が関係した訴訟事例はありますか?
 Q10-3.医療従事者の労働災害・公務災害が関係した訴訟事例はありますか?

コラム
 1.アスピリン喘息にご用心 その1
 2.ヒューマンエラー(うっかりミス)による医療事故を起こさないために
 3.胃内視鏡検査のまれな偶発症
 4.大腸内視鏡検査・治療のまれな偶発症
 5.意外と見落としが多い,偽膜性腸炎
 6.アスピリン喘息にご用心 その2