発達障害の作業療法 基礎編 第3版【電子版】
- 出版社
- 三輪書店
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2020/08/31
- ページ数
- 372ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,180 (本体¥3,800+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-89590-670-8
- 印刷版発行年月
- 2019/11
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概要
発達障害の作業療法において著明であり、経験豊富な鴨下賢一氏が執筆陣に参画。日本語版SDQ、日本版Vineland-Ⅱ、日本語版M-CHATを追加するなど、旧版以降、改訂された発達検査や現場で使いやすい検査を新たに追加し、詳細な解説を加えた。主要な検査法については、検査項目一覧を別表として掲載している。また旧版から変更があった法的・制度的内容についてもアップデートを図った。「出生前診断」についても考察を加えるなど、現状に即した内容を心がけ、学生のみならず、臨床4,5年の作業療法士も想定したつくりとなっている。
目次
第2版 まえがき
初版 編者の序
初版 まえがき
第Ⅰ章 発達障害が意味するもの
Ⅰ-A 発達障害の概念の定義
Ⅰ-B トータル・アプローチの示唆
Ⅰ-C 教育・治療を促す視点の提供
Ⅰ-D 障害構造の理解への示唆
Ⅰ-E 人権思想としての「発達障害」の概念
第Ⅱ章 発達障害児の処遇の歴史と作業療法
Ⅱ-A 学問にとっての歴史の意味
Ⅱ-A-a 人文科学の発展における歴史の意義
Ⅱ-A-b 医学における歴史の意味
Ⅱ-A-c 作業療法学にとっての歴史の意味
Ⅱ-B 発達障害児の処遇の歴史
Ⅱ-B-a 遺棄・撲滅の時代
Ⅱ-B-b 虐待・嘲笑の時代
Ⅱ-B-c 身体的保護の時代
Ⅱ-B-d 教育・治療の時代
Ⅱ-B-e 参加の時代 (昭和60年代以降)
Ⅱ-C 作業療法からの発達障害児への関わり
Ⅱ-C-a アメリカにおける作業療法の発展
Ⅱ-C-b 日本における作業療法の導入・発展の経過
Ⅱ-D 発達障害児への処遇の歴史からみえてくるもの―結びにかえて
Ⅱ-D-a 歴史における必然と偶然
Ⅱ-D-b 引き継がれる先覚者の精神
Ⅱ-D-c 理想と現実のギャップ
Ⅱ-D-d 作業療法士が受け継ぐもの
Ⅱ-D-e 引き継ぐべき命に対する考え方―出生前診断についての考察
第Ⅲ章 作業療法というアプローチ
Ⅲ-A 発達―いる場所に, 人に適応する過程
Ⅲ-B 不適応への二つのアプローチ
Ⅲ-C 作業療法の目的
Ⅲ-D 治療手段としての作業―方法論としての作業療法の独自性
Ⅲ-E 作業療法の対象となる疾患
Ⅲ-E-a 治療の対象となる疾患とその社会的認知
Ⅲ-E-b 多様化する疾患と限られた職場
Ⅲ-E-c 特別支援教育への作業療法士の参加状況と課題
Ⅲ-E-d 作業療法士へのその他の期待
Ⅲ-E-e 臨床的視点からの疾患分類
Ⅲ-F チームワークによる子どもの支援
Ⅲ-F-a チームワークの利点と必要性
Ⅲ-F-b 医療,福祉チームのあり方
Ⅲ-F-c 固有の視点と共有すべきもの
Ⅲ-F-d 職員のチームとしての意思決定過程における問題点
Ⅲ-F-e 発達障害児の臨床におけるチームワークのあり方
Ⅲ-F-f チーム医療の中の作業療法士の役割
Ⅲ-F-g チームワーク―気づきの学習
第Ⅳ章 子育ての援助としての作業療法
Ⅳ-A 養育するものとされるものにとっての子育ての意味
Ⅳ-B 子育てが問われるとき
Ⅳ-C 個別的なものとしての親子関係
Ⅳ-D 親子関係を規定するもの
Ⅳ-E 親と子の自立の過程
Ⅳ-F 父性原理と母性原理
Ⅳ-G 親による子どもの障害理解の過程
Ⅳ-G-a ショック期
Ⅳ-G-b 否認期
Ⅳ-G-c 混乱期
Ⅳ-G-d 再起期
Ⅳ-H 当事者の問題である親の初期の悩み
Ⅳ-I 親の初期の悩みの内容
Ⅳ-J 悩みの構造
Ⅳ-K 社会の価値観に根を持つ不幸感
Ⅳ-K-a 人間―動物でありつつ, 動物を超える存在性
Ⅳ-K-b 人の個別性と共同性
Ⅳ-K-c 生得的な他者の視点の取り入れ
Ⅳ-K-d 羞恥心の基盤となる「内なる他者」
Ⅳ-K-e 社会の中で形成される価値観
Ⅳ-K-f 美意識が成立する基盤としての「人の共同性」
Ⅳ-K-g 人間の動物性に根ざす偏見
Ⅳ-L 二つの障害受容論の限界
Ⅳ-L-a 社会受容論の限界
Ⅳ-L-b 価値転換論の限界
Ⅳ-M 再起への契機
Ⅳ-N 再起期における親の気づき
Ⅳ-O 支援者としての作業療法士の役割
Ⅳ-P 障害児のきょうだいに対する配慮の重要性
第Ⅴ章 発達障害児の子育て支援の法的・制度的環境
Ⅴ-A 障害者総合支援法に至るまでの制度の推移
Ⅴ-B 障害者総合支援法の理念
Ⅴ-C 児童福祉法に一元化された児童の支援
Ⅴ-D 発達障害児・者福祉のサービスの内容
Ⅴ-E 障害支援区分と対象の拡大
Ⅴ-F 障害者の自立と共生社会の実現を目指すその他の試み
Ⅴ-G 障害児福祉の法的整備に関わる基本的問題
Ⅴ-G-a 現金給付方式と応益負担
Ⅴ-G-b 報酬体系―日額制
Ⅴ-G-c 社会保険化する障害児福祉
Ⅴ-H 障害者総合支援法と作業療法
第Ⅵ章 作業療法士としての成長と学習過程
Ⅵ-A 発達障害領域の作業療法士の資質―優しい人より有能な人
Ⅵ-B 能力を培う勤勉さ
Ⅵ-C 学習を可能にするぶれないおとな
Ⅵ-D 良い臨床に接すること―自己変革のきっかけ
Ⅵ-E 自己変革を支えるもの
Ⅵ-F 自己変革の構造―影響を受け, 影響を与える
Ⅵ-G ユーモアのススメ
第Ⅶ章 発達障害の作業療法の基礎となる知識
Ⅶ-A 治療指針としての典型的発達指標
Ⅶ-A-a 典型と非典型
Ⅶ-B 治療を助ける発達の理解
Ⅶ-C 発達の知識の学習の仕方
Ⅶ-D 発達区分と領域
Ⅶ-E 発達段階
Ⅶ-E-a 第Ⅰ期第1段階 (0~4カ月)
Ⅶ-E-b 第Ⅰ期第2段階 (5~7カ月)
Ⅶ-E-c 第Ⅰ期第3段階 (8~10カ月)
Ⅶ-E-d 第Ⅰ期第4段階 (11カ月~1歳6カ月)
Ⅶ-E-e 第Ⅱ期第1段階 (1歳7カ月~2歳6カ月)
Ⅶ-E-f 第Ⅱ期第2段階 (2歳7カ月~3歳)
Ⅶ-E-g 第Ⅲ期第1段階 (3歳1カ月~3歳6カ月)
Ⅶ-E-h 第Ⅲ期第2段階 (3歳7カ月~5歳)
Ⅶ-E-i 第Ⅳ期第1段階 (5歳1カ月~5歳6カ月)
Ⅶ-E-j 第Ⅳ期第2段階 (5歳7カ月~7歳)
第Ⅷ章 発達障害の作業療法の基礎となる手段―遊び
Ⅷ-A 子どもにとっての遊びとは
Ⅷ-A-a 遊びの3要素
Ⅷ-A-b 自発的で自由な活動
Ⅷ-A-c 非実利性・非現実性
Ⅷ-A-d 快の追求とその経験
Ⅷ-B 遊びの発達的意義
Ⅷ-B-a カタルシスとしての遊び
Ⅷ-B-b 生活の準備としての遊び
Ⅷ-C 遊びの楽しさの分析
Ⅷ-C-a <感じる>楽しさ
Ⅷ-C-b <演じる>楽しさ
Ⅷ-C-c <競う>楽しさ
Ⅷ-D 遊びの発達
Ⅷ-D-a 感覚・運動遊び
Ⅷ-D-b 構成遊び
Ⅷ-D-c 社会的遊び
Ⅷ-E 遊びの種類と遊具
Ⅷ-E-a 遊びにみられる普遍的形式
Ⅷ-E-b 固有な文化を背景とした遊び
Ⅷ-E-c おもちゃと遊具
Ⅷ-E-d おもちゃとの関わり方の変化
Ⅷ-E-e 遊びの種類とその育てる能力
Ⅷ-E-f それぞれの発達段階で遊ばれる主なおもちゃ
第Ⅸ章 発達検査から学ぶこと
Ⅸ-A 発達検査とは
Ⅸ-A-a 情報収集の道具としての発達検査
Ⅸ-B 発達検査の種類と内容
Ⅸ-B-a 発達検査の概念
Ⅸ-B-b 検査目的に応じた検査
Ⅸ-B-c 知能検査の開発の経過とその種類
Ⅸ-B-d 領域別による発達検査の分類
Ⅸ-B-e 知能検査の分類の基準
Ⅸ-C 発達検査の構成に関する神経心理学的知識
Ⅸ-C-a 行動の五因子と感覚処理過程
Ⅸ-C-b 感覚処理過程の神経心理学的解説
Ⅸ-D 発達検査の実施に関わる問題
Ⅸ-D-a 発達検査の実施に求められる技能
Ⅸ-D-b 臨床推論の基盤としての検査情報
Ⅸ-D-c 発達検査の実施者
Ⅸ-D-d 検査実施の時期
Ⅸ-D-e スクリーニング・テスト
Ⅸ-D-f 子どもの主要な問題に沿った検査の選択
Ⅸ-E 発達学習の道具としての知能検査・発達検査
Ⅸ-E-a 知能検査・発達検査の特徴を知る意義
Ⅸ-E-b 各検査項目の内容の理解
Ⅸ-E-c <病態像>を測定する検査の意義
Ⅸ-E-d 医療,教育からみた知能検査,発達検査
Ⅸ-F 発達検査の紹介
Ⅸ-F-a K-ABCⅡ心理・教育アセスメントバッテリー
Ⅸ-F-b WISC-Ⅳ知能検査
Ⅸ-F-c WPPSI-Ⅲ知能検査
Ⅸ-F-d DN-CAS (Das-Naglieri Cognitive Assessment System)
Ⅸ-F-e JMAP〔Japanese version of Miller Assessment for Preschoolers
(日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査)〕
Ⅸ-F-f 感覚プロファイル (Sensory Profile : SP)
Ⅸ-F-g JPAN感覚処理・行為機能検査 (Japanese Playful Assessment for Neuropsychological Abilities)
Ⅸ-F-h MCC乳幼児発達検査
Ⅸ-F-i 田中ビネー知能検査Ⅴ
Ⅸ-F-j 新版K式発達検査2001
Ⅸ-F-k 日本版デンバーⅡ (DenverⅡ)
Ⅸ-F-l KIDS乳幼児発達スケール (Kinder Infant Development Scale)
Ⅸ-F-m 日本語版SDQ (Strength and Difficulties Questionnaire)
Ⅸ-F-n 日本版Vineland-Ⅱ (Vineland Adaptive Behavior Scales, Second Edition)
Ⅸ-F-o 適応行動尺度ABS (Adaptive Behavior Scale)
Ⅸ-F-p 日本語版M-CHAT (Modified Checklist for Autism in Toddlers)
Ⅸ-G 発達検査からの学びの応用
Ⅸ-G-a 評価表作成のための基本情報
Ⅸ-G-b 発達の道すじの学習
Ⅸ-G-c 治療的アイデアの創出
別表Ⅸ-Ⅰ~Ⅸ-XII「検査項目一覧」
索引