症例から学ぶ がん患者の感染症入門【電子版】
- 出版社
- 中外医学社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2021/04/06
- ページ数
- 248ページ
- 判型
- A5判
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,840 (本体¥4,400+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-498-02136-5
- 印刷版発行年月
- 2021/04
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概要
目次
1 はじめに
2 救急を受診するがん患者の症状と原因
3 日本における固形腫瘍と血液悪性腫瘍の疫学
4 固形腫瘍患者の感染症
5 固形腫瘍患者における感染症のロジック
6 おわりに
Memo カテーテル関連血流感染症の診断
Mini Lecture リンパのう胞感染
1 リンパのう胞とは
2 リンパのう胞感染
3 リンパのう胞感染の原因微生物
4 リンパのう胞感染の治療
Mini Lecture 免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策
CHAPTER 2 発熱性好中球減少症のマネージメント
1 はじめに
2 発熱性好中球減少症とは
3 発熱性好中球減少症の疫学・リスク因子
4 発熱性好中球減少症の臨床的特徴
5 発熱性好中球減少症の原因と微生物
6 発熱性好中球減少症のリスク分類
7 発熱性好中球減少症の初期対応
8 発熱性好中球減少症の治療期間
9 FNで広域抗菌薬開始後原因不明の発熱が3~4日続く時
10 低リスク症例の外来治療
Mini Lecture D-index
Mini Lecture 好中球減少時のG-CSF投与
1 G-CSFの一次的予防投与
2 G-CSFの二次的予防投与
3 G-CSFの治療的投与
CHAPTER 3 液性免疫不全を認識せよ!
1 はじめに
2 液性免疫不全とは
3 液性免疫不全に関連する微生物
4 脾機能の評価法
5 脾臓摘出後重症感染症とは
6 OPSIの予防のために
7 患者教育について
Colum 血液培養の偽陽性
CHAPTER 4 細胞性免疫不全を考える
1 はじめに
2 症例検討1
3 細胞性免疫不全とは
4 細胞性免疫不全に関連する微生物
5 細胞性免疫不全とびまん性すりガラス陰影
6 ニューモシスチス肺炎を疑った際の検査
7 症例検討1の経過
8 症例検討2
9 多発性骨髄腫とその治療薬
10 症例検討2のつづき
11 症例検討3
Mini Lecture 播種性帯状疱疹
Mini Lecture ニューモシスチス肺炎
1 ニューモシスチス肺炎とは
2 診断のポイント
3 鑑別診断
Mini Lecture サイトメガロウイルス肺炎
1 サイトメガロウイルス肺炎の特徴
2 サイトメガロウイルス肺炎の診断
3 サイトメガロウイルス肺炎の治療
Mini Lecture 粟粒結核
1 粟粒結核とは?
2 疫学
3 基礎疾患・リスク因子
4 臨床症状
5 診断アプローチ
6 検査所見
7 治療
CHAPTER 5 バリア障害
1 はじめに
2 皮膚のバリア障害
3 粘膜のバリア障害
4 おわりに
Mini Lecture 中心静脈カテーテル関連血流感染症の治療
1 治療のポイント
2 至適治療期間
3 治療に伴う問題点① 黄色ブドウ球菌が原因の場合の治療期間
4 治療に伴う問題点② 黄色ブドウ球菌が原因の場合の内服変更
CHAPTER 6 構造異常
1 管腔の閉塞による感染症
2 瘻孔形成による感染症
3 手術による解剖学的変化に伴う感染症
4 おわりに
Mini Lecture リンパ浮腫における蜂窩織炎
1 がん治療とリンパ浮腫
2 リンパ浮腫における蜂窩織炎
3 リンパ浮腫における蜂窩織炎の原因微生物
4 リンパ浮腫における蜂窩織炎の治療
5 抗菌薬の予防内服について
CHAPTER 7 がん患者とワクチン
1 はじめに
2 がん患者とインフルエンザワクチン
3 がん患者のインフルエンザワクチンの有効性
4 インフルエンザワクチン接種の安全性
5 インフルエンザワクチンの接種時期
6 外科手術前のインフルエンザワクチンの接種時期
7 肺炎球菌ワクチン
CHAPTER 8 がんを模倣する感染症
1 はじめに
2 肺がん疑いで紹介受診する患者の最終診断
3 結核の疑いがあれば空気感染対策を行う
4 おわりに
Colum 寄生虫とがん
Mini Lecture がんを示唆する微生物
1 Streptococcus gallolyticus subspecies gallolyticus
2 Aeromonas caviae
3 Clostridium septicum
CHAPTER 9 手術と感染症
1 はじめに
2 術後の発熱とは
3 術後患者の発熱の原因と診断アプローチ
4 時期別にみた発熱のアプローチ
5 おわりに
Mini Lecture 腹腔内感染症の治療
1 はじめに
2 国内・国外のガイドライン
3 どういった微生物をカバーするのか
4 1 軽症~中等症の市中感染症で想定すべき微生物と経験的治療
4 2 重症市中感染症あるいは医療関連感染症で想定すべき微生物と経験的治療
4 3 腸球菌,カンジダ,MRSAの治療オプション
5 治療期間はどうするのか
CHAPTER 10 腫瘍熱
1 はじめに
2 腫瘍熱の疫学
3 腫瘍熱の定義
4 腫瘍熱のメカニズム
5 腫瘍熱におけるバイオマーカー
6 腫瘍熱診断のアルゴリズム
7 ナプロキセンテスト
8 おわりに
Mini Lecture がん患者と薬剤熱
1 はじめに
2 薬剤熱の定義
3 薬剤熱の発症機序
4 薬剤熱の症状
5 がん患者において薬剤熱を起こしやすい薬剤は?
CHAPTER 11 新規がん薬物療法と感染症
1 はじめに
2 免疫関連有害事象とは?
3 免疫チェックポイント阻害薬使用中の下痢
4 VEGF阻害薬/ VEGF受容体阻害薬
Colum 感染症治療中の化学療法
Mini Lecture 膀胱内BCG注入療法後のBCG感染症
1 BCGと膀胱がんに対する膀胱内BCG注入療法
2 膀胱内BCG注入療法の合併症
3 いつBCG感染症を疑うか
4 BCG感染症の診断アプローチ
5 BCG感染症の治療法
CHAPTER 12 放射線治療と感染症
1 はじめに
2 放射線による急性反応と晩期反応
3 化学放射線療法による急性細菌性耳下腺炎
4 放射線治療による嚥下機能障害
5 放射線治療による遅発性縫合不全
Mini Lecture 誤嚥性肺臓炎と誤嚥性肺炎
1 誤嚥性肺臓炎と誤嚥性肺炎は違う
2 誤嚥性肺炎の起因菌として嫌気性菌が検出される割合は低い
CHAPTER 13 終末期のがん患者と感染症
1 はじめに
2 終末期がん患者の特徴
3 終末期がん患者の感染症部位・微生物・抗菌薬治療
4 終末期がん患者の感染症診断
5 終末期がん患者に抗菌薬は使用すべきか
6 終末期がん患者における抗菌薬使用の決定
7 おわりに
あとがき
索 引