医学・医療の電子コンテンツ配信サービス

isho.jp

0 ようこそ、ゲストさん
0

救急現場における精神科的問題の初期対応

PEECガイドブック 改訂第2版【電子版】

多職種で切れ目のない標準的ケアを目指して

日本臨床救急医学会 (総監修)

出版社
へるす出版
電子版ISBN
 
電子版発売日
2021/05/10
ページ数
320ページ
 判型
B6
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,520 (本体¥3,200+税10%)

印刷版ISBN
978-4-89269-950-4
印刷版発行年月
2018/05
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
22 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら

この商品を買った人は、こんな商品も買っています。

概要

PEECガイドブック、6年ぶり待望の改訂版!
多職種チームで救急現場の精神科的問題に挑む

【本書の概要】
・自殺未遂者の多くが救急医療機関に搬送されている現状を受け、日本臨床救急医学会では、2007年に「自殺企図者のケアに関する検討委員会」を立ち上げ、テキストの作成と講習会を開催してきました。こうした活動のなかで、その必要性から、アルコールや薬物依存患者、混迷状態の患者やトラブルを起こす患者への対応などにも範囲を広げ作成されたものが本書です。
・本書は、救急現場で精神科医のいない状況でも、精神科的症状を呈する患者へ、安全で患者にとっても安心な“標準的”初期対応ができるためのガイドブックであり、「PEEC(ピーク)」とよばれる同教育コースのテキストにあたります。

【対象】
・救急医(研修医を含む)、看護師、精神科医、ソーシャルワーカー、臨床心理士、救急救命士、PEECコースに参加するあらゆる対象職種

【特徴/ポイント】
・初版発行から6年の間に読者よりいただいたご意見を参考に、最新の知見も取り入れて100ページを超える増補改訂を行いました。
・多職種によるチーム医療の推進を重視し、各職種にとっての「PEEC」を解説しました。
・救急隊員や救急救命士が直面する精神症状の評価とトリアージについても取り上げました。
・災害時のメンタルヘルスケアとDPAT(災害派遣精神医療チーム)についても、新たなケースシナリオを加えるなどして言及しました。

目次

Ⅰ章 総論

1 身体科救急スタッフにとってのPEECTM―その歩み,現状と今後
2 救急医療における精神科的問題への対応―PEECTM精神科医編
3 救急医療における精神科的問題への対応―PEECTM看護師編
4 救急医療における精神科的問題への対応―PEECTMソーシャルワーカー編
5 救急医療における精神科的問題への対応―PEECTM臨床心理士編

Ⅱ章 各論

1 病院前における精神症状の評価とトリアージ
2 救急医療機関における精神症状の評価
3 救急医療における精神症状を呈する患者に対する面接法
4 精神症状を呈する患者の診療手順
5 自殺未遂患者への対応
6 自傷他害のおそれのある患者への対応
7 昏迷状態患者への対応
8 アルコール・薬物依存が疑われる患者への対応
9 せん妄が疑われる入院患者への対応―高齢者,認知症も含めて
10 子どもの精神科救急―自殺と虐待を中心に
11 医療従事者に対してトラブルを引き起こす患者への対応
12 身体的治療の実際
13 在宅医療における精神科的問題への対処
14 違法薬物摂取が疑われる患者の診療で留意すべき法的問題
15 救急医療における行動制限(抑制・拘束)

Ⅲ章 コース開催の概略,カリキュラム,必要物品,運営のコツ

1 PEECTMコース開催の実際と救急医の役割
2 ファシリテーターの役割
3 コースアシスタントの役割

Ⅳ章 ケースシナリオ

事例1 大量服薬を繰り返すパーソナリティ障害の事例,身体的な治療継続が必要であるが,退院要求が強い事例
事例2 過換気症候群・パニック発作による頻回受診の事例
事例3 合併する統合失調症により不穏・興奮を示す事例,ICUにおいて鎮静抵抗が強く,追加の抗精神病薬投与など対策を行う必要がある事例
事例4 睡眠薬の過量服薬によって搬送され,尿検査でアンフェタミンが検出された30代女性の事例
事例5 アルコール依存の事例(大量連続飲酒を続けて,救命救急センターに入院した後に離脱せん妄をきたすような事例),退院後の精神科受診をかたくなに拒否している事例
事例6 器質性疾患との鑑別が難しい身体症状を呈する事例―今後の治療へつなぐための方略
事例7 自殺企図により搬送された50代男性の事例―混乱した家族のケアが必要であった事例
事例8 災害時のメンタルヘルス問題への対応

Ⅴ章 精神科救急医療,自殺関連問題に関するトピックス

1 新しい精神科救急医療の構築に向けて
2 地域における精神科と救急科の協働
3 精神科救急医療体制における受診前相談―精神科救急情報センターと精神医療相談窓口
4 自殺企図者のケアに関する医療システム,相談窓口,社会資源
5 ACTION—J:わが国から発信された自殺未遂者の自殺再企図抑止のエビデンス
6 Mental Health First AidおよびNOCOMIT—J
7 妊産婦の自殺未遂者ケア
8 自殺で遺された人への支援
9 自殺事故に関連した医療スタッフのケア
10 DPAT(災害派遣精神医療チーム)について

Column 救命救急センターから始まる遺族対応