潰瘍性大腸炎の診療ガイド 第4版【電子版】
- 出版社
- 文光堂
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2021/07/26
- ページ数
- 112ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,520 (本体¥3,200+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-8306-2108-6
- 印刷版発行年月
- 2021/01
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概要
目次
1.概念・疫学
2.診断へのアプローチ
○症状・問診
3.診断確定と鑑別疾患
4.病態(病型,病期,重症度)の分類
(1)病変の拡がりによる病型分類
(2)臨床経過による分類
(3)病期の分類
(4)臨床的重症度による分類
(5)臨床的活動性指標
(6)治療反応性に基づく難治性潰瘍性大腸炎の定義
第2章 内視鏡
1.潰瘍性大腸炎の内視鏡分類
2.潰瘍性大腸炎の内視鏡像
(1)活動期
(2)寛解期
(3)粘膜治癒とは
3.大腸内視鏡検査を実施する際の注意点
(1)前処置
(2)前投薬
(3)内視鏡操作および挿入時の注意
(4)非典型的な内視鏡所見
第3章 病 理
1.UCでみられる主な組織所見
2.組織所見で除外することが期待される主な疾患
3.UCにおけるCACとCAD
第4章 内科治療
【総 論】
1.一般原則
2.難治例の治療
【各 論】
1.アミノサリチル酸(ASA)製剤
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
2.副腎皮質ステロイド薬
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
3.免疫調節薬(アザニンⓇおよびロイケリンⓇ)
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
4.抗TNF-α抗体製剤
A インフリキシマブ(レミケードⓇ)
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
B アダリムマブ(ヒュミラⓇ)
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
C ゴリムマブ(シンポニーⓇ)
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
5.カルシニューリン阻害薬
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
6.血球成分吸着除去療法
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
7.トファシチニブ(ゼルヤンツⓇ)
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
8.ベドリズマブ(エンタイビオⓇ)
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
9.ウステキヌマブ(ステラーラⓇ)
(1)作用機序
(2)適応と投与方法
(3)副作用
10.漢方薬─青黛について
第5章 外科治療
1.手術適応と手術のタイミング
(1)重症,劇症例
(2)難治例
(3)癌/dysplasia症例
2.手術率
3.潰瘍性大腸炎に対する術式
(1)大腸全摘,J 型回腸囊肛門吻合術(ileal J-pouch anal anastomosis:IPAA)
(2)大腸全摘,J 型回腸囊肛門管吻合術(ileal J-pouch anal canal anastomosis:IACA)
(3)大腸全摘,回腸永久人工肛門造設術
(4)結腸(亜)全摘,回腸人工肛門造設術
(5)結腸全摘,回腸直腸吻合術
(6)分割手術
(7)腹腔鏡手術
4.手術成績
(1)術後合併症
(2)術後排便機能
(3)術後長期予後
5.小児に対する外科治療
6.分類不能腸炎に対する回腸囊肛門(管)吻合の成績
7.回腸囊炎の治療
8.術後のストーマケア
第6章 長期経過
(1)初発時症状,経過
(2)発 症
(3)罹患範囲と症状
(4)合併症・経過
(5)UCの自然寛解
(6)ステロイド薬の有効率とその長期的な効果
(7)抗TNF-α抗体の有効率とその長期的な効果
(8)寛解率
(9)UCの病型
(10)UCの長期予後
(11)活動性の推移
(12)長期予後に関係する因子
(13)発症時年齢
(14)再発,増悪因子としての感染性腸炎
(15)生命予後
第7章 癌化・サーベイランス
1.長期予後と癌化
2.リスクファクター
3.癌の特徴
4.サーベイランス法とその問題点
5.Dysplasiaの分類と生検でdysplasiaが認められなかったときの対応
6.Dysplasiaが認められたときの対応
7.術後のサーベイランス
8.大腸癌の予防
第8章 小 児
1.小児の潰瘍性大腸炎の特徴
2.潰瘍性大腸炎患児の成長評価
3.薬物療法
(1)5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤(メサラジン,サラゾスルファピリジン)
(2)ステロイド薬
(3)免疫調節薬〔チオプリン製剤;アザチオプリン(AZA)/ メルカプトプリン(6-MP),カルシニューリン阻害薬;シクロスポリン(CsA)タクロリムス(Tac)〕
(4)生物学的製剤(抗TNF-α抗体;インフリキシマブ,アダリムマブ,ゴリムマブ)
4.血球成分除去療法
5.外科治療
6.メンタルケア
第9章 妊 娠
1.潰瘍性大腸炎患者での妊娠に関する基本的な考え方
2.疾患の遺伝性
3.潰瘍性大腸炎による妊娠への影響
4.妊娠による潰瘍性大腸炎への影響
5.潰瘍性大腸炎治療薬の影響
6.潰瘍性大腸炎による妊娠・出産の転帰への影響
7.新生児への生ワクチン投与
第10章 高齢者
1.高齢発症潰瘍性大腸炎の疫学
2.高齢発症潰瘍性大腸炎の経過
3.高齢発症潰瘍性大腸炎の重症度,罹患範囲
4.高齢潰瘍性大腸炎患者の手術率,入院率
5.高齢潰瘍性大腸炎患者の併存症
6.高齢潰瘍性大腸炎患者に対する内科治療
7.高齢潰瘍性大腸炎患者に対する外科治療
第11章 食事および生活指導
1.食事・生活指導の必要性
2.食事指導
(1)活動期
(2)寛解期
3.生活指導
(1)病状に応じた生活指導の内容
(2)喫 煙
(3)進学や就職における留意点
(4)公的支援の活用
(5)生命保険
4.心理面での支援
(1)支援の必要性
(2)病状説明における留意点
(3)講演会や患者会の活用
(4)支援の到達目標
第12章 社会支援
1.炎症性腸疾患の公的支援体制
(1)「難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法): 平成26年法律第50号」制定の背景
(2)「難病医療費助成制度」における重要なポイント
2.その他の社会支援
(1)NPO法人 日本炎症性腸疾患協会(CCFJ:Crohn’s & Colitis Foundation of Japan)
(2)日本炎症性腸疾患学会(Japanese Society for Inflammatory Bowel Disease:JSIBD)
(3)患者会
(4)各保健所の取り組み
3.社会支援実施に向けた対応
(1)医療や支援の均一化
(2)恒常的な支援体制の構築
4.新たな社会支援体制
(1)新規ツールの開発:webサイトやスマホアプリ
(2)難病指定医,指定医療機関の検索
(3)セカンドオピニオン,病診連携
(4)生命保険加入