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カラー図解 人体の正常構造と機能 第3巻 消化管【改訂第4版】【電子版】

河原 克雅 (著)

出版社
日本医事新報社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2022/02/21
ページ数
96ページ
 判型
A4変
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥6,600 (本体¥6,000+税10%)

特記事項
・索引ページのリンク設定はございません。
・当コンテンツは横断検索時の検索対象には含まれません。
印刷版ISBN
978-4-7849-3242-9
印刷版発行年月
2021/02
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概要

累計23万部突破!! さらにわかりやすくなった改訂版
解剖学・生理学の高度な内容をやさしく学べる教科書として、全国の医学生から最も高い支持を得ています。
最新の知見に基づいて内容を更新するとともに、さらに読みやすく、わかりやすい教科書をめざしました。

目次

消化管の概観
消化管は外界に開いた中空の管で,口から肛門まで長さ9mに及ぶ
消化管は食物を低分子の栄養素に分解し,細胞が利用できる形に変える
消化とは,酵素により食物を加水分解する化学反応である

顎・口腔
顎関節は上下2段の関節腔を持ち,下顎を自由に動かす
4つの咀嚼筋が下顎を閉じ,前後左右のすり合わせ運動を行う
舌は多数の筋からなる筋性器官である
3種の大唾液腺と多数の小唾液腺が口腔内に唾液を分泌する
唾液腺には粘液細胞と漿液細胞があり,自律神経により分泌が調節される

咽 頭
咽頭は横紋筋の管で,気道と消化管が交叉する
口腔の筋と咽頭の筋が順序よく働いて,食塊を食道へ送り込む

食 道
食道は気管と脊柱に挟まれて下行し,横隔膜を貫いて腹腔に出る
蠕動により,逆立ちしていても食塊は胃に送られる
食道の静脈は上大静脈と門脈の吻合路となる


胃は心窩部付近にあり,腹膜でゆるく固定されている
平滑筋による蠕動運動は,胃内容を撹拌して少量ずつ送り出す
胃の粘膜は,びっしりと並んだ胃腺でできている
固有胃腺は4種類の細胞がトンネル状に並び,胃液を分泌する
酸分泌細胞のH+ポンプが胃酸(HCl)を分泌する
胃液の分泌は迷走神経と局所ホルモンによって調節される
胃粘膜は粘液のバリアーで自らを守る

小 腸
十二指腸の大半は後腹壁に固定されている
小腸内壁の表面積はバレーボールのコートより広い
腸管は豊富な壁在神経叢を持ち,自律的に蠕動と分泌を調節する
絨毛を構成する吸収上皮細胞は24時間で新しい細胞に入れ替わる
微絨毛の膜が最終的な消化吸収の場である

栄養素の消化と吸収
3大栄養素の消化は加水分解,吸収は小腸粘膜細胞の膜輸送である
炭水化物は単糖に分解され,Na+とともに細胞内に入る
蛋白質はジペプチドやアミノ酸に分解され,それぞれの輸送体で吸収される
脂質は胆汁酸の助けを借りて粘膜表面に運ばれ,単純拡散で吸収される
腸管に入った水の98%は吸収される
ビタミンの多くは生体内で合成できないため,食物から摂取しなければならない

大 腸
結腸のうち横行結腸とS状結腸のみが間膜を持つ
回腸末端が盲腸内に突出して弁となり,逆流を防ぐ
直腸の下1/3は漿膜を欠き,周囲臓器と直に接する
肛門管は粘膜と皮膚が出会う場所である
結腸は水分を吸収して糞便を固め,直腸へ押し出す

消化管の病態
嘔吐は生理的防御反応である
蠕動運動のバランスが崩れると下痢や便秘になる
あらゆる食物抗原がアレルゲンになりうる

消化管と腹膜の発生
消化管は卵黄嚢のくびれから,1本の真っ直ぐな管として生ずる
胃と腸は回転しながらそれぞれの位置に収まる
前腸と中腸の回旋に伴い,腸間膜に大きな変化が起こる

[基礎知識]
上皮組織の分類