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新訂版 緊急ACP【電子版】

悪い知らせの伝え方、大切なことの決め方

伊藤 香 (他著)

出版社
医学書院
電子版ISBN
978-4-260-65118-9
電子版発売日
2023/02/20
ページ数
184ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥2,640 (本体¥2,400+税10%)

印刷版ISBN
978-4-260-05118-7
印刷版発行年月
2022/12
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
12 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら

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概要

救急搬送される患者のほとんどが、大切なことをまだ決めていない。

本書は2022年2月に小社から発売した『緊急ACP VitalTalkに学ぶ悪い知らせの伝え方,大切なことの決め方』をベースに加筆・修正を行い、新たに刊行したものです。前版は、発行後まもなく諸般の事情により販売の継続ができなくなりました。このたび出版上の問題をクリアし、前版の内容に新たな症例を追加した上で、新訂版として発行することができました。

「あらかじめ」ではなく、救急外来や集中治療室などの「いざという場面で」行うAdvance Care Planning = 緊急ACP。
説明したはずなのに同じ質問が繰り返される、感情があふれて話が進まない……。患者も家族も混乱する中で、いかに患者の価値観に沿った治療のゴールを見出すか。意思決定支援のためのコミュニケーションスキルトレーニング“VitalTalk”から、緊急ACPの進め方を考えます。

目次

はじめに
Prologue

Part1 基本的スキルを“よくある場面”で使ってみる
 1 SPIKES──悪い知らせを話す際のロードマップ
   SPIKESとは?
   症例
    よくある対応 こんな場面,ありませんか?
    よくある対応 なぜ難しいのでしょう?
    よくある対応 なぜこうなってしまうのでしょう?
    よくある対応 Vital Talkの視点から見てみましょう
    よくある対応 問題点を整理してみましょう
    SPIKESを使った対応 スキルの使い方を見ていきましょう
    SPIKESを使った対応 ポイントを押さえておきましょう
 2 NURSE──感情に対応するスキル
   NURSEとは?
   症例
    よくある対応 こんな場面,ありませんか?
    よくある対応 なぜ難しいのでしょう?
    よくある対応 なぜこうなってしまうのでしょう?
    よくある対応 Vital Talkの視点から見てみましょう
    よくある対応 問題点を整理してみましょう
    NURSEを使った対応 スキルの使い方を見ていきましょう
    NURSEを使った対応 ポイントを押さえておきましょう
 3 REMAP──治療のゴールを決めるためのロードマップ
   REMAPとは?
   症例
    よくある対応 こんな場面,ありませんか?
    よくある対応 なぜ難しいのでしょう?
    よくある対応 なぜこうなってしまうのでしょう?
    よくある対応 Vital Talkの視点から見てみましょう
    よくある対応 問題点を整理してみましょう
    REMAPを使った対応 スキルの使い方を見ていきましょう
    REMAPを使った対応 ポイントを押さえておきましょう

Part2 限定された時間の中で,スキルを組み合わせて使う
 治療の方向性を話し合う──どこまで治療を望みますか?
 1 救急外来──治療の差し控えを含め,今後の方針について話し合う
   症例
    Vital Talkを使った対応 スキルの使い方を見ていきましょう
    Vital Talkを使った対応 ポイントを押さえておきましょう
    多職種で進めるVital Talk
 2 急性期病棟──重篤な状況を伝え,残された時間の過ごし方を話し合う
   症例
    Vital Talkを使った対応 スキルの使い方を見ていきましょう
    Vital Talkを使った対応 ポイントを押さえておきましょう
    多職種で進めるVital Talk
 3 集中治療室①──治療の差し控え・中止について話し合う
   症例
    Vital Talkを使った対応 スキルの使い方を見ていきましょう
    Vital Talkを使った対応 ポイントを押さえておきましょう
    多職種で進めるVital Talk
 4 集中治療室②──脳死下臓器提供を選択肢に含めた意思決定支援を行う
   症例
    Vital Talkを使った対応 スキルの使い方を見ていきましょう
    Vital Talkを使った対応 ポイントを押さえておきましょう

 Vital Talkを深めるためのColumn
  1 患者の意思を推定し,共に「最善」を考える──代理意思決定
  2 患者・家族との対立にどのように対応するか
  3 「 できることはすべてしてください」にどう対応するか
  4 「 挿管しない」という重大な決断を救急医だけで行う必要はない
  5 「救急外来に来る患者には,意思決定能力がある」前提で対応する
  6 悩ましい質問「余命はあとどれくらいですか?」にどう応えるか
  7 治療の差し控えと中止──日本法の下では
  8 臓器提供を含めた意思決定支援の進め方を考える
  9 なぜアドバンス・ケア・プランニング(ACP)は普及しないのか

 Tips!
  沈黙し,話を聴く
  面談は多職種で
  コミュニケーションは手技の1つ
  質問にシンプルに答える
  相手の名前を呼びかける
  本人だったら何と言う?

Appendix
おわりに
索引