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「残された時間」を告げるとき【電子版】

余命の告知Ver. 3.1

西 智弘 (著)

出版社
青海社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2023/05/17
ページ数
230ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,080 (本体¥2,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-902249-87-3
印刷版発行年月
2017/06
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概要

患者に余命を告知する方法をバージョンで分類して解説!
患者の自己決定権の尊重,情報開示や説明義務遵守という背景のなかで,たとえ患者本人にとって悪い情報であっても,「告知」するということがなされるようになってきている。「がん告知」についても,今ではほとんどの患者に行われるようになってきており,それと同時に予後の見通しや余命についても告知されるケースも増えてきている。
「余命の告知」については,国内外でさまざまな研究が行われており,海外の論文や教科書では,告知の方法や考え方についての指針や報告もある。しかし,日本では,「余命の告知」に関する日本人の特性や考え方,価値観などを加味した指針といったものはないのが現状である。
本書では,このような現状をふまえ,前半では,日本における「余命の告知」について,余命を患者と考える「End-of-Life-Discussion(EOLd)」の考え方や進め方,日本人の死生観や行動経済学などを総論としてまとめている。後半では,余命の告知を類型ごとに分類し,告知の方法,細かい手技を示している。また,「オムニバスまんが」により,医師が実際に患者に余命を告知するシーンをそれぞれの場面で類型ごとに具体的にわかりやすく示している。これまで余命の告知をしたことがない医療者には,入門書として,今まで余命の告知をしてきた医療者には,告知方法を考える1冊として,必読の書である。

目次

0.イントロダクション
1.余命告知とEnd-of-Life Discussionの7つの原則
1-1.余命の告知はEnd-of-Life Discussionの一環
1-2.余命告知と予後告知は違う
1-3.End-of-Life DiscussionはQOLを向上させる
1-4.余命について「知りたい」人も少なくない
1-5.余命の告知は、がん告知と同時に行ってはいけない
1-6.End-of-Life Discussionは将来への備えから希望を掘り起こすために行う
1-7.End-of-Life Discussionについてのバリア解消へは多面的な介入が必要

2.日本人の死生観
2-1.日本人にとっての「死生」とは
Column 1 死についての憧れをもたないこと
2-2.日本人と宗教
2-3.岸本の生死観四態
2-4.死生観と家族
2-5.遠ざけられた死と剥き出しの個人
Column 2 『ブラックジャックによろしく』にみる死生観

3.余命の告知と行動経済学
3-1.損失回避とフレーミング
3-2.バイアス
3-3.ナッジとリバタリアン・パターナリズム

4.早期からの緩和ケア
4-1.馴れ合い
4-2.Treatment Broker
4-3.これからの早期緩和ケア
Column 3 緩和ケアという言葉を使わずに緩和ケアをする

5.余命の予測
6.Breaking Bad News
第 II 章 [各論]告知の分類と実践
1.告知の類型と方法
1-1.End-of-Life Discussion:いつ・誰が行うのか
Column 4 顔の見える関係
1-2.余命の告知 Ver1.0:数字での告知とその類型
1-3.余命の告知 Ver2.0:余命を伝えない方法とその類型
1-4.余命の告知 Ver3.0:生存率を伝える方法とその類型
Column 5 Dignity Therapy

2.家族への告知
3.End-of-Life Discussionを支える仲間たち
Column 6 マギーズセンターとは

4.余命告知の実践
5.その他のEnd-of-Life Discussion
Column 7 ホルモン剤や分子標的薬などの中止をどうするか?

6.Decision Aid
7.いちばんたいせつなこと