緩和ケアで関わりづらさを感じたら【電子版】
- 出版社
- メディカ出版
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2023/05/17
- ページ数
- 144ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥2,750 (本体¥2,500+税10%)
- 特記事項
- なし
- 印刷版ISBN
- 978-4-8404-8177-9
- 印刷版発行年月
- 2023/06
- ご利用方法
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- 対応OS
-
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- 同時使用端末数
- 1
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概要
目次
【1章 緩和ケアの目的と全人的アプローチ】
■はじめに
■緩和ケアの目的と全人的アプローチ
緩和ケアの定義/緩和ケアの目的/包括的アセスメント/基本的緩和ケア
を担う看護師に求められる実践能力/看護師のコミュニケーションの特徴
【2章 がん患者さんの心理とコミュニケーション】
■がん患者さんの心理
がん患者さんが経験する心の状態/がんに対する心理的反応
■医療者がコミュニケーションにおいて感じる不安
患者さんに苦痛をもたらすのではないかという懸念/患者さんが感情的にな
るのではないかという心配/自分の感情を表現することの気恥ずかしさ/自
分自身の病気や死への恐れ/コミュニケーションを学ぶ機会の不足
■コミュニケーションについて理解する
コミュニケーションと共有/コミュニケーションスキル
【3章 看護師が関わりづらさを感じるときのアセスメントと対応】
■患者さんとのコミュニケーションにおいて
看護師が抱きやすい困難感
■何度説明しても、患者さんの理解が得られないとき
①せん妄の有無を確認する/②認知機能の程度を把握する/③認知症の
有無を確認する/④適応障害、うつ病の有無を確認する/⑤否認の有無を
確認する/⑥発達障害特性の有無を確認する/対応のコツ
【4章 看護師が難しさを感じる場面のアセスメントと対応】
■患者さんが治療をあきらめたくないと話すとき
医療者からの一方的な情報提供になっていないか/患者さんの立場になっ
て状況をみつめてみる/医療者自身の価値観を認識しておく/患者さんが
納得できる選択を支援する
■こだわりが強いなと感じるとき
ASD特性という視点からみてみる/医療者自身もこだわりすぎないように
する
■「間違ってはいない」でも何か違うと感じるとき
ASD特性という視点でみてみる/本人に行動の背景を尋ねてみる
■患者さんが怒りを表出したとき
患者さんの怒りに巻き込まれないように、冷静さを保つ/患者さんの心身の
状況を確認する/患者さんと医療者とのコミュニケーションは不足していな
いかを確認する/医療者に非がある場合、まずは謝罪する/誤解の場合は
時間をおいてから丁寧に説明する/患者さんと一緒に怒りの原因を考える/
ASD特性という視点でみてみる
■発言力の大きい遠方のご家族が出現したとき
家族にはそれぞれの歴史があると認識する/ご家族の苦悩にも配慮する/
予期悲嘆について理解する/ご家族に起こっていることとその理由を全体で
とらえ直す/「家族」の難しさを認識しておく
【5章 発達障害の影響を考慮した対応】
■発達障害の実態
ASDの有病率/症状の併存率は9割近い/大人になってからの診断も増え
ている/ASDとして理解しようとすることのメリットとデメリット
■発達障害の影響を考慮したマネジメント
優先順位をつけて一つずつ/「視覚的に」「できるだけ早く」「単純にして」
伝える/怒りが強い場合は、その場から一度離れる/入院生活を観察して
患者さんの状態を客観的に評価する/過度な刺激・負担を避ける
【6章 まとめ】
■緩和ケアにおいて看護師が感じる関わりづらさ
■全人的視点からのアプローチが助けになる
■患者さんに関わりづらさを感じるときの対応で心がけること
患者さんはストレスの多い出来事を経験している/レッテルを貼る前に距離
を置く/患者さんの立場から状況をみつめ直す/一気にすべてを理解しなく
てもいい/ASD特性の視点から考えてみる/ブラックボックスは無理に開け
なくてもいい/お互いが聴きあえる関係を作っていく
・索引
・著者略歴