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実践イラスト脳神経外科手術100【電子版】

加藤 甲 (著)

出版社
三輪書店
電子版ISBN
 
電子版発売日
2024/04/15
ページ数
172ページ
 判型
A4
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥11,000 (本体¥10,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-89590-817-7
印刷版発行年月
2024/04
ご利用方法
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同時使用端末数
2
対応OS
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必要メモリ容量
822 MB以上
ご利用方法
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同時使用端末数
1
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※導入・利用方法の詳細はこちら

概要

すべての手術がカラーイラスト付きで詳細に記録された本格的な手術書である。
「動脈瘤」「脳動静脈奇形」「聴神経腫瘍」「髄膜腫」「下垂体腺腫」「頭蓋咽頭腫」「微小血管減圧術」「脊椎・脊髄手術」「頚動脈内膜剥離」「キアリ奇形」など、脳神経外科手術のほとんどの分野を網羅している。
各症例のイラストは本文を読まずとも内容を理解できるほど緻密であり、さらに手術操作の丁寧な解説が記載されている。手術中の気づきやポイントとなる点などは、実際に執刀した者でなければ記述できない内容である。comment欄には手術の工夫点や、二度と同じ過ちはしないようにとの反省点などが、著者自身のメモのように追記されている。
類似疾患に遭遇した時の参考として、また手術イラストの表現法の参考としても本書を活用いただきたい。

目次

内頚動脈瘤
〈内頚動脈-後交通動脈瘤〉
Case 1 動眼神経が動脈瘤の上(背側)を走行
Case 2 クモ膜下出血は第3脳室開放により手術3日後に消失
Case 3 瓢箪型動脈瘤はドーム腹側の穿通枝に注意
Case 4 外側向き動脈瘤では天幕下が多い
Case 5 外側向き動脈瘤に対するクリッピング術
〈天幕切開〉
Case 6 弯曲クリップで動眼神経損傷を回避する
Case 7 後交通動脈の血流と第3脳神経機能の温存に留意
Case 8 2本の窓無しクリップで閉塞した内頚動脈腹側動脈瘤
〈内頚動脈 - 前脈絡動脈瘤〉
Case 9 動脈瘤のクリッピングは術者のイメージ通りか?
〈大型内頚動脈瘤〉
Case 10 3本の有窓クリップを縦列にかける
Case 11 2本のクリップを平行にかける
Case 12 内頚動脈内側タイプの動脈瘤クリッピング
Case 13 縦列クリッピングは心臓側からかける
Case 14 前脈絡動脈を窓内に入れて血流温存
Case 15 バルーンカテーテルによる頚部内頚動脈吸引減圧法
〈内頚動脈内側向き動脈瘤〉
Case 16 有窓直角クリップで良好な動脈瘤閉鎖
Case 17 頚部内頚動脈バルーン閉塞下、有窓と曲クリップで動脈瘤閉鎖
Case 18 クリップ不完全閉鎖時にペアンでブレイドを閉じる
〈動脈瘤の反対側よりクリッピング〉
Case 19 左内頚動脈-眼動脈瘤
〈内頚動脈血豆状動脈瘤〉
Case 20 内頚動脈血豆状動脈瘤が術中破裂し内頚動脈壁欠損部を縫合する

前大脳動脈瘤
〈下方向き動脈瘤〉
Case 21 動脈瘤クリッピング術14日後に再破裂、永眠される
Case 22 水頭症は第3脳室開放の効果で術後改善
Case 23 著者の破裂動脈瘤手術中では最若年齢(20歳、walk-in受診)
〈上方向き動脈瘤〉
Case 24 両側A1、A2の位置関係による加藤の法則
Case 25 術中脳腫脹時は前角穿刺、終板開放などを考慮する
Case 26 蝶形骨平面より18mm高位動脈瘤
Case 27 術中における終板切開の有用性
Case 28 ワイドネック動脈瘤を2本の有窓クリップで閉塞
Case 29 術前血管撮影読影の重要性
〈大型前大脳動脈瘤〉
Case 30 大型高位動脈瘤(直クリップ、ドーム一部残存)
Case 31 大型高位動脈瘤では、瘤腹側の穿通枝に注意
〈前大脳動脈 A2-3 動脈瘤〉
Case 32 半球間裂到達法による第3脳室開放、ネック残存する
Case 33 直角クリップ使用時の注意

中大脳動脈瘤
〈側頭葉向き動脈瘤〉
Case 34 イラスト手術記録第一例で稚拙なスケッチ
Case 35 中大脳動脈瘤では多彩なクリッピング方法が必要となる
Case 36 動脈瘤の向きとシルビウス裂剥離側の関係
Case 37 1本のクリップで動脈瘤閉塞は困難だった
Case 38 血管撮影上血管攣縮発生中の手術
Case 39 術中にダイヤモンドドリルでクリップブレイドを短縮
〈前頭葉向き動脈瘤〉
Case 40 動脈瘤ドームを切断後、腹側でM2開存を確認
Case 41 シルビウス裂内血腫、早期前角穿刺
Case 42 L字形クリップで動脈瘤を閉塞
Case 43 中大脳動脈M1一時遮断中の手術操作

後方循環動脈瘤
〈脳底動脈瘤〉
Case 44 側頭下天幕経由到達法
Case 45 動脈瘤局在と天幕切開の位置関係
Case 46 眼窩頬骨アプローチで内頚動脈と共に後交通動脈を内側へ牽引
Case 47 高位脳底動脈瘤では後交通動脈の内側牽引は困難
〈椎骨動脈瘤〉
Case 48 心臓側VAを離脱バルーンで閉塞後の動脈瘤クリッピング
Case 49 大きな血栓化紡錘状椎骨動脈瘤を椎骨動脈トラップして動脈瘤切除
Case 50 クリップとベムシートで動脈瘤ラッピング
Case 51 VA解離性動脈瘤切除
Case 52 右VA動脈瘤に対する左側からの後頭下アプローチ

脳動静脈奇形
〈前頭部〉
Case 53 出血歴を有するAVMの剥離は容易
〈頭頂部〉
Case 54 異なる開頭部位で深部流入動脈遮断
〈後頭部〉
Case 55 深部流入動脈塞栓術後の段階手術

聴神経腫瘍
Case 56 小脳延髄槽開放の重要性
Case 57 迅速な被膜内腫瘍摘出
Case 58 蝸牛神経と顔面神経温存
Case 59 脳幹部より顔面神経同定、末梢は内耳孔開放後剥離する

髄膜腫
〈トルコ鞍近傍髄膜腫〉
Case 60 広い視神経内頚動脈三角部からの腫瘍摘出
Case 61 視神経損傷回避に最大限注意する
Case 62 前頭蓋底病巣におけるヤグレーザーの有用性
Case 63 前床突起下の小さな病変
〈脳室内髄膜腫〉
Case 64 テント切痕ヘルニアをきたした側脳室三角部髄膜腫
〈錐体部-天幕髄膜腫〉
Case 65 腫瘍の軟性部分を摘出し早期に小脳を減圧する
〈錐体-斜台部髄膜腫〉
Case 66 前方経錐体骨-天幕経由到達法
Case 67 腫瘍摘出中に徐脈と一過性心停止をきたす
〈大脳鎌髄膜腫〉
Case 68 術中脳腫脹を伴う腫瘍内出血

下垂体腺腫
Case 69 腫瘍内減圧を迅速に行うこと!
Case 70 狭い視神経間隙と短いC1では手術操作が困難である
Case 71 前方半球間裂到達法
Case 72 視神経内頚動脈三角部と視神経間から腫瘍摘出

頭蓋咽頭腫
Case 73 底部半球間裂経終板到達法
Case 74 初回手術から11年後の再手術
Case 75 腫瘍被膜を視床下部付着部を残し亜全摘出

他の腫瘍
Case 76 再発神経膠芽腫に対する肉眼的摘出術
Case 77 巨大頚静脈孔神経鞘腫に対して耳鼻咽喉科と形成外科の合同手術
Case 78 巨大脳室内中枢性神経細胞腫
Case 79 延髄の海綿状血管腫摘出術
Case 80 小脳血管芽腫の再発例

微小血管減圧術
〈三叉神経痛〉
Case 81 開頭は横静脈洞-S字状静脈洞膝部に作成
Case 82 脳ヘラは小脳天幕面より牽引
Case 83 頭位の重要性
〈半側顔面痙攣〉
Case 84 再手術例、初回手術とプロテーゼ位置の違いに注意
Case 85 脳ヘラは顔面神経出口と直角に牽引
Case 86 顔面神経出口部は第9-10脳神経内側に位置する
Case 87 椎骨動脈を硬膜に固定する
〈延髄圧迫症候群〉
Case 88 拡張蛇行した左椎骨動脈による延髄圧迫
〈三叉神経痛 - 半側顔面痙攣合併〉
Case 89 それぞれの術野で小脳牽引方向は違う

脊椎・脊髄手術
〈頸椎病変〉
Case 90 外傷性冠軸椎脱臼にブルックス法による後方固定術
Case 91 大後頭孔髄膜腫
Case 92 前方より椎間板摘出と後縦靭帯骨化巣摘出した椎間固定術
Case 93 OPLL に対してクラニオトームを使用した黒川式頚椎椎弓形成術
〈胸椎病変〉
Case 94 前方固定術を行った胸椎椎間板ヘルニア
Case 95 胸椎髄膜腫
〈腰椎病変〉
Case 96 腰椎変形性骨折に対してLuque SSIを用いた後方固定術
Case 97 全脊髄空洞症を合併した脊髄円錐部上衣腫

頸動脈内膜剥離術
Case 98 右内頚動脈90%狭窄

キアリ奇形
Case 99 キアリI型奇形に脊髄空洞症合併例
Case 100 キアリI型奇形に脊髄空洞症非合併例