病気であって病気じゃない【電子版】
- 出版社
- 金原出版
- 電子版ISBN
- 978-4-307-85076-6
- 電子版発売日
- 2024/07/03
- ページ数
- 208ページ
- 判型
- 四六
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,300 (本体¥3,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-307-15076-7
- 印刷版発行年月
- 2023/09
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概要
学術と創作の境界が溶けゆく長い思考の旅へようこそ。
目次
1 「病気」という言葉から連想されるもの
一般の人の持つ「病気」のイメージ
1.診断されたら「病気」
2.受診をしたら「病気」
3.検査で異常があれば「病気」
4.薬を飲んだら「病気」
5.自分でそう思ったら「病気」
6.普通でなければ「病気」
精神科医の持つ「病気」のイメージ
1.操作的診断で診断されるものが「病気」
2.生物学的基盤のあるものが「病気」
3.「反応」か「病気」か
2 病気であると扱うこと・扱われること
精神科医が患者を「病気」として扱うということ
複雑な現象を単純化する
病気と伝える意味
精神科診療に病名は必要か
患者が精神科医から「病気」と扱われること
病気として扱われることによる影響
3 病気じゃないと扱うこと・扱われること
精神科医が患者を「病気じゃない」と扱うこと
患者が精神科医から「病気じゃない」と扱われること
第2部 病気であって病気じゃない─理論編
1 精神科医が「病気であって病気じゃない」と考える効能
「病気であって病気じゃない」という概念
A−Tインテグレーション(?)
2 内科において「病気であって病気じゃない」と考えることの意味
器質的な疾患と機能性の疾患
3 一般の人が「病気であって病気じゃない」と考えることの意味
患者に「病気であって病気じゃない」と伝えること
わたしたちのなかにある健康な部分と病的な部分
4 病気や病名を巡るコミュニケーションが象徴的になること
「病名」によって精神科医と患者がすれ違うとき
不調を認知させるツールとしての病名
第3部 病気であって病気じゃない─実践編
1 ADHDの新卒男性は、病気であって病気じゃない
2 HSPを自称する地雷系女子は、病気であって病気じゃない
3 誹謗中傷キッズは、病気であって病気じゃない
4 典型的な双極症I型は、病気であって病気じゃない
5 トーキョー後遺症は、病気であって病気じゃない
6 教え子に振り回される大学院生は、病気であって病気じゃない
7 認知症の家族は、病気であって病気じゃない
8 あなたが「病気であって病気じゃない」かどうかは知らない
あとがき―長い独り言