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生成AIを超えろ!これからの医療者のためのAI学術活用術【電子版】

楠瀬 賢也 野村 章洋 (共著)

出版社
南江堂
電子版ISBN
978-4-524-21524-9
電子版発売日
2025/01/20
ページ数
252ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,740 (本体¥3,400+税10%)

印刷版ISBN
978-4-524-21523-2
印刷版発行年月
2025/01
ご利用方法
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同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
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必要メモリ容量
42 MB以上
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同時使用端末数
1
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概要

抄録作成,学会発表,論文執筆には「コツ」があり,これを理解すると迷いが消え,学術活動は飛躍的に進捗する.本書は,著者ふたりが自らの経験に基づいた「学術のコツ」をふんだんに盛り込み,さらにそうした学術の文脈で生成AIをどのように活用するかを解説した一冊.研究をより効果的に表現し,高品質な成果を発表できる「学術のコツ×生成AI」の力を養う実践ガイド.

目次

【内容目次】
第1章 生成AIって何
 1.AIとは
  ■AIとは何か,聞いてみた
 2.生成AI(generativeAI)とは
  ■生成AIに聞いてみた
  ■自然言語処理とは
 3.生成AIの特徴
  ■生成AIは医師の業務の何を解決するのか
 4.生成AIを使うときの注意点
  ■ハルシネーション
  ■オプトアウトを確認しておこう
 5.研究領域における生成AIのルール
  ■医学系英文誌におけるAI利用の規定
 ColumnGPTは医師国家試験に合格できるか

第2章 コンセプトシートを使って研究計画を立てよう
 1.コンセプトシート
  ■論文作成の羅針盤を作成しよう
  ■生成AI活用術―コンセプトシートブラッシュアップ

第3章 英語抄録作成に生成AIを使ってみよう
 1.学会発表は研究者の第一歩
  ■研究者よ,学会を目指せ
 2.英語抄録を勧めるワケ
  ■多くの学会が英語の抄録を求めている
  ■英語で得もするし,損もする
  ■とりあえず生成AIに頼ればいいじゃないか
 3.海外学会は研究者のフェス
  ■どうせなら海外に行こう
  ■世界の大御所があなたの発表を聞いてくれる
  ■コネクションも実力のうち
 4.発表助成金を狙おう
  ■トラベルグラントを狙え
 5.英語抄録の実際
  ■英語抄録のお作法とは
 6.タイトル
  ■タイトルは抄録採択の明暗を分ける
  ■生成AI活用術―タイトル案を考えてもらおう
  ■生成AIは「盛る」
  ■タイトルのスタイル
 7.目的(Objectives)
  ■抄録は4つか5つのまとまりに分ける
  ■Conclusionsとの関係を意識する
 8.背景(Background)
  ■背景に書くのは4つ
  ■生成AI活用術―4行,60wordsで書いてもらおう
 9.背景(Background):生成AIを最初から使う場合
  ■生成AI活用術―オンラインの情報に合わせて文章を生成してもらおう
  ■Coherenceを意識せよ
 10.方法(Methods)
  ■再現性を担保する7つの記載
  ■生成AI活用術―6行,100wordsで書いてもらおう
 Column健気な生成AI
 11.結果(Results)
  ■結果は最も情報量多く,丁寧に
  ■方法に書いてない項目を結果に記載しない
  ■主要評価項目は解析方法も書く
  ■生成AI活用術―4~8行,150wordsで書いてもらおう
 12.結論(Conclusions)
  ■Objectivesを意識して書く
  ■生成AI活用術―2行,30wordsで書いてもらおう
 13.字数・単語数の調節と抄録の完成
  ■一番字数を調整しやすいのはBackground
  ■生成AI活用術―字数の調整はまかせろ
 14.図表の要否
  ■ずばり図表はあったほうがよい
 15.添削と推敲
  ■徹底的に見直し
  ■剽窃の可能性を確認

第4章 英語口頭発表の準備に生成AIを使う
 1.英語講演のハードル
  ■ポスター作成と当日の発表は別物
 2.英語講演と海外学会参加の準備
  ■英語講演は日本にいるときに始まっている
  ■海外学会への参加は自己投資
 3.渡航前の準備は早めに行う
 4.海外学会ではネットワーキングを楽しむ
  ■コミュニケーションを積極的に
 5.チェックシート
 6.英語講演のスライド作成の第一歩
  ■まずは形式から入る
  ■スライドはあなたの味方であり,武器である
 ColumnAIを活用した発表練習の新しい形:LoRAを使った方法
 7.タイトルページ
 8.利益相反(COI)
  ■基準を確認して正直に記載
  ■生成AI活用術―英語にしてもらおう
 9.背景(Background)
  ■この研究がいかにすばらしいかを語る
  ■生成AI活用術―スライドに記載するテキストを作ってもらおう
 10.方法(Methods)
  ■再現性のある研究であることをわかりやすく提示
  ■生成AI活用術―取捨選択してもらおう
 11.結果(Results)
  ■わかりやすいことが重要.視覚的に訴えよう
  ■生成AI活用術―使うべき図の種類も提案してもらおう
 12.考察・結論(Discussion/Conclusions)
  ■過去の研究と比較する
  ■研究結果のメカニズムや理由を説明する
  ■生成AI活用術―研究の新規性や意義を再検討してもらおう
 13.読み原稿の重要性
  ■プレゼンテーションには読み原稿を絶.対.に.用意する
  ■生成AI活用術―読み原稿はもちろん,質問と回答まで作ってもらおう
 14.原稿作成と実践的な練習
  ■AIの英語は難し過ぎる!?
  ■声に出して練習しよう
  ■生成AI活用術―自分にとって読みやすく,聴衆にとっても聞きやすい原稿を作ってもらおう
 15.英語の聞き取り練習をいかにして行うか
  ■海外発表が決まったら「英語耳」を作ろう
 Column海外発表時の現地でのすごし方

第5章 論文執筆に生成AIを使いつくす
 1.論文の必要性
  ■なぜわざわざ論文を書くのか
  ■生成AIを超えろ
 2.日本語論文も大事だが…
  ■英語論文作成に生成AI利用を躊躇しない
 3.論文は学術界の名刺である
  ■論文を書くと,学会場で話しかけられる
 4.生成AIがあれば指導者はもう要らないのか
  ■査読者も読者も人間
  ■生成AIは指導者も使える
 5.その抄録は論文にできるのか
  ■その研究は真に重要か? 科学的か?
  ■生成AI活用術―論文化する際のハードルとは…
 6.足りないものを探す
  ■教授,准教授,生成AI
  ■生成AI活用術―無難すぎるコメントをもらわないために
 7.タイトルページは思い立ったその日に作る
  ■タイトルページはすぐ作る
  ■タイトルはシンプルに
  ■著者名はとりあえず自分と指導者だけでよい
  ■生成AI活用術―参考例を示して,タイトル案をいくつか出してもらおう
 8.論文の書き始めをどうするか
  ■「結果のまとめ」が最初にして最重要
 9.美しい図を作成するヒント
  ■図表で論文の最も重要なメッセージを伝えろ
  ■図は見た目が9割
  ■生成AI活用術―どのような図を作ればよいか相談する
 10.セントラルイラストレーション
  ■セントラルイラストレーションを作ってみよう
 11.表の作成は注意
  ■なにより大事なのは論文の信頼性
 12.指導者と相談するタイミング
  ■Pointofnoreturnの見極め
  ■図表ができたら指導者に相談
  ■生成AI活用術―現時点までの原稿で意見をもらおう
 13.背景(Background)
  ■背景の出来により結果の意義がより明確になる
  ■生成AI活用術―初稿原稿を作ってもらおう
  ■記述の責任は著者であるあなたにある
 14.方法(Methods)
  ■Methodsに個性は必要ない.型にはまろう
  ■生成AI活用術―統計手法を聞いてみる
 15.結果(Results)
  ■Resultsのお作法とは
  ■生成AI活用術―ぎこちない英文を修正してもらおう
 16.考察(Discussion)その①
  ■「結果のサマリー」に生成AIは使える
  ■Limitationsは過不足なく書く
  ■Conclusionsは自分の言葉で書こう
  ■生成AI活用術―Limitationsを相談してみよう
 17.考察(Discussion)その②
  ■研究の新規性,価値,意義を伝える
  ■生成AI活用術―自分の研究の意義を聞いてみよう
 18.引用文献
  ■引用する文献は必ず読む:基本中の基本
  ■引用文献管理ツールを使おう
  ■AIを用いた主な論文検索ツール
 19.論文の最後に書くべきポイント
  ■Acknowledgement,著者の役割,資金の情報,COI
  ■記載例
 20.Figureの説明
  ■生成AIによる医療画像の解釈にはまだ制限がある
  ■データや結果の説明文は生成できる
  ■生成AI活用術―画像をアップロードして聞いてみる
 21.音読のススメ
  ■必ず音読しよう
 22.英語校正サービスと剽窃チェック
  ■人が行う英語校正サービスの併用は文章の質を上げる
  ■生成AIを利用したなら剽窃チェックは必須
 23.カバーレター
  ■カバーレターは最初のつかみ.核心を簡潔に
  ■生成AI活用術―カバーレターが論文の運命を決めるのか
 24.投稿誌の決め方
  ■遠慮せずに「ワンチャレンジ」
 25.リジェクトのときにどうするか
  ■「お祈りメール」は2種類ある
  ■Editorialkick
  ■査読には回ったがリジェクト
 26.リバイスは大チャンス
  ■リバイスは「掲載を検討しますよ」というメッセージ
  ■査読者のコメントを正確に理解しよう
 27.トランスファーとは
  ■別の雑誌もいいかもしれない
 28.レスポンスレターは丁寧に
  ■返答を書く前にコメントをよく吟味
  ■査読者がレスポンスレターだけで採否がつけられるように
  ■査読者には丁寧な表現を
  ■いざとなったら反論することもできる
 29.アクセプト後のお話(オープン化など)
  ■アクセプトされたらみんなで喜ぼう
  ■掲載費,オープンアクセス,著作権,APCs:論文は誰のものなのか
  ■ハゲタカジャーナルに気をつけろ
  ■オープンアクセスにしたほうが論文は引用されるのか
 30.論文のその先へ
  ■私たちの戦いはこれからだ!