メディカルスタッフのための精神医学 第2版【電子版】
- 出版社
- 中外医学社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2025/01/14
- ページ数
- 304ページ
- 判型
- A5判
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,520 (本体¥3,200+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-498-07699-0
- 印刷版発行年月
- 2025/01
- ご利用方法
- ダウンロード型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 3
- 対応OS
-
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています - 必要メモリ容量
- 34 MB以上
- ご利用方法
- アクセス型配信サービス(買切型)
- 同時使用端末数
- 1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら
この商品を買った人は、こんな商品も買っています。
概要
直近の精神保健福祉法改正に対応!看護師・保健師・理学療法士・作業療法士 最新の各国家試験に対応!ICD-11(国際疾病分類第11版)準拠!2021年の初版刊行以来,医療系学生に好評のテキストが,最新の法改正・各国試の動向に完全対応してリニューアル.初版の使いやすさはそのままに,最新の国家試験出題基準や新薬の追加,法律の改訂を含む近年の進歩を踏まえて全体的に見直しをはかった.メディカルスタッフ・医療系学生の日々の学習や臨床に直結した”本当に知っておくべき”精神医学の実践的な知識を網羅した頼れる1冊.
目次
I 精神医学とは 〈大森哲郎〉
1 精神疾患の頻度
2 症状の特徴
3 原因
4 精神医学の分類
5 精神医療,精神医学の歴史
6 精神医学・医療の最近の状況
II 精神保健 〈石元康仁〉
1 精神保健の基本的な考え方
2 精神の健康に関する普及・啓発
3 ストレス
4 危機(クライシス)
5 こころの構造
III 精神症状
1 精神症状 〈住谷さつき〉
1.客観症状と主観症状
2.意識の障害
3.記憶の障害
4.知能の障害
5.知覚の障害
6.思考の障害
7.自我意識の異常
8.感情の障害
9.意欲,行動の障害
10.病識
11.疎通性
2 精神状態 〈住谷さつき〉
3 高次脳機能障害 〈高瀬憲作〉
1.高次脳機能障害
2.大脳半球の優位性と側性化
3.代表的な高次脳機能障害
4.行政的な高次脳機能障害
IV 診察と検査 〈中瀧理仁〉
1 脳と精神機能
1.神経伝達物質
2.学習
2 精神医学的診察法
1.診察の進め方
2.面接
3.精神的現症
4.身体的現症
5.診断と状態像の決定
3 主な精神症状評価尺度
4 血液検査
5 生理検査
1.脳波
2.睡眠ポリグラフィー
3.心電図
6 画像検査
1.CT
2.MRI
3.SPECT
4.PET
7 心理検査
1.検査時の注意点
2.種類
V 治療
A 薬物療法 〈沼田周助 大森哲郎〉
1 薬物療法の意義と役割
1.精神科治療学のなかの薬物療法
2.薬物療法導入前の信頼関係樹立の必要性
3.薬物療法の目的 ─ 症状改善と再発予防
4.薬物療法の実際
5.薬物の代謝
2 向精神薬の分類
3 抗精神病薬
1.歴史
2.種類と特徴
3.適応疾患,適応症状
4.副作用
5.抗精神病薬の脳内での作用
4 抗うつ薬
1.歴史
2.抗うつ薬の種類と特徴
3.適応疾患,適応症状
4.副作用
5.薬理作用
5 気分安定薬
1.歴史
2.気分安定薬の種類と特徴
3.適応疾患,適応症状
4.副作用
5.薬理作用
6 抗不安薬
1.歴史
2.抗不安薬の種類と特徴
3.適応疾患,適応症状
4.副作用
5.薬理作用
7 睡眠薬
1.睡眠薬の種類と特徴
2.副作用
8 抗てんかん薬
1.抗てんかん薬の種類と特徴
2.適応疾患,適応症状
3.副作用
9 抗認知症薬
B 身体療法 〈沼田周助〉
1 電気けいれん療法
2 反復経頭蓋磁気刺激療法
C 精神療法 〈友竹正人〉
1 心理的アプローチの分類
2 病態レベルに応じたアプローチ
3 主な精神療法
D 精神保健福祉および精神科リハビリテーション
1 精神科救急医療と精神保健福祉法 〈石元康仁〉
1.精神科救急医療
2.精神保健福祉法
2 社会精神医学と地域精神保健福祉 〈石元康仁〉
1.社会と精神医学
2.精神疾患と精神障害
3.精神保健の歴史
4.わが国の地域精神保健福祉施策の変遷
5.わが国の精神保健福祉施策の実際
3 心理社会的治療とチームケア
1.心理社会的治療 〈片岡三佳〉
2.安全な治療環境の提供 〈片岡三佳〉
3.チーム医療およびチームケア 〈趙 岳人 後藤崇仁〉
4 精神科リハビリテーションサービス 〈趙 岳人 後藤崇仁〉
1.精神科リハビリテーションとその歴史
2.精神科リハビリテーションの目標
3.精神の障害を抱えた人びとの生活困難の背景
4.精神科リハビリテーションサービスの具体例
5.社会復帰,社会参加への支援
6.精神保健医療福祉に関する社会資源の活用と調整
5 精神医療福祉とソーシャルサポート
1.地域生活を支えるための法的根拠およびそのサポート資源の特徴 〈後藤崇仁 趙 岳人〉
6 精神科における身体的リハビリテーション 〈仙波浩幸 谷岡龍一 谷岡哲也〉
1.精神科医療における身体障害の現状と身体的リハビリテーションの必要性
2.精神科における身体的リハビリテーション
3.身体的リハビリテーションの実施
4.身体的リハビリテーションの評価
5.チーム医療における身体的リハビリテーションの留意点
VI 精神障害各論
A 器質性精神障害 〈木下 誠〉
1.器質性・症状性精神障害の原因
2.器質性・症状性精神障害の症状
3.器質性・症状性精神障害の治療
4.主な器質性精神障害
5.主な症状性精神障害
B 物質使用および嗜癖行動による障害 〈吉田精次〉
1 物質使用障害
1.物質について
2.用語の説明
2 物質使用障害各論
3 嗜癖行動障害
1.ギャンブル障害
2.ゲーム障害
4 物質使用および嗜癖行動による障害の治療
C 統合失調症と妄想性障害 〈富岡有紀子 富永武男〉
1 統合失調症
1.症状
2.診断
3.検査
4.病因
5.治療
2 妄想性障害
D 気分症 〈渡部真也 中山知彦〉
1 病型
2 症状
3 病因
4 診断
5 治療
6 経過・予後
E 主にストレスや心因が関連する疾患群 〈山田直輝 亀岡尚美〉
1 疾患概念
2 発症機序
3 防衛機制
4 各論
1.不安または恐怖関連症群
2.強迫症または関連症群
3.ストレス関連症群
4.解離症群
5.身体的苦痛症または身体的体験症群
5 治療
1.薬物療法
2.精神療法
F 生理的障害および身体要因に関連した行動症候群
1 摂食症 〈友竹正人〉
1.神経性やせ症
2.神経性過食症
3.むちゃ食い症(過食性障害)
4.その他
2 睡眠覚醒障害 〈梅原英裕〉
3 産褥に関連した精神障害 〈梅原英裕〉
G 成人のパーソナリティおよび行動の障害
1 特定のパーソナリティ障害 〈友竹正人〉
1.診断
2.主なパーソナリティ障害
3.治療
2 性別不合 〈中山 浩〉
1.概念と対応の一般的原則
2.児童期の性別不合
H てんかん 〈森 健治 森 達夫〉
1 てんかんの概念・定義
2 てんかんの有病率,生涯有病率,発病率
3 てんかんの分類
4 主要なてんかん症候群
1.乳児期に発症するてんかん症候群
2.小児期に発症するてんかん症候群
3.さまざまな年齢で発症する症候群(小児患者と成人患者の両方にみられる)
4.特発性全般てんかん
5 てんかんにみられる精神症状
6 てんかんの治療
7 てんかん重積状態とその治療
8 てんかんの予後
I 児童期の精神障害 〈井崎ゆみ子〉
1 児童期にみられる精神疾患群
J 神経認知障害 〈數井裕光〉
1 認知症の定義
2 認知症疾患で認められやすい認知障害
3 認知症の原因となる疾患
VII コンサルテーション・リエゾン精神医学 〈大田将史 松本 唯〉
1 概説
2 コンサルテーション・リエゾン精神医学の例
3 コンサルテーション・リエゾン精神医学の実施手順
VIII 司法精神医学 〈三船和史〉
1 司法精神医学とは
2 精神鑑定の種類
3 刑事精神鑑定
4 医療観察法と医療観察法鑑定
5 成年後見制度と民事精神鑑定
IX 精神障害の将来遺伝と環境,研究および治療の展望 〈伊賀淳一 上野修一〉
1 精神障害の遺伝
2 精神障害と環境
3 遺伝と環境の関係
4 研究および治療の展望
索 引