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ねころんで読める不眠症【電子版】

古川 由己 (著)

東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻臨床精神医学教室/ミュンヘン工科大学医学部精神科・心理療法科

出版社
メディカ出版
電子版ISBN
 
電子版発売日
2025/06/16
ページ数
216ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,850 (本体¥3,500+税10%)

印刷版ISBN
978-4-8404-8823-5
印刷版発行年月
2025/07
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概要

【「眠れない」を解決に導く最新エビデンス】不眠症が改善すれば、合併症・併存疾患の治療もスムーズに! プライマリケア医はもちろん、看護師や心理職、リハ職も介入でき、効果を上げられる! 一般人口の約10%、プライマリケア患者の約半数が抱える不眠症に対して、国際的に第一選択となっている不眠の認知行動療法(CBT-I)を中心に解説。最新の薬物療法もエビデンスに基づき詳述。

目次

・推薦のことば
・序文
・患者さん・ご家族への注意事項/本書について

【第1章 不眠症って何?】
■1 「眠れません」は不眠症とは限らない
TopIcs① 『君は放課後インソムニア』
■2 慢性不眠症の治療は遷延因子に注目しよう
TopIcs② 『病草紙』
TopIcs③ 不眠に関する最古の記述
■3 他の病気があっても不眠症の治療もしよう

【第2章 不眠症の治療法】
■1 治療法の概説
■2 不眠症治療のガイドラインとエビデンス
TopIcs④ 治療効果の大きさをどう理解するか
■3 睡眠薬の適切な活用

【第3章 不眠の認知行動療法(CBT-I)】
■1 不眠の認知行動療法(CBT-I)とは
■2 睡眠日誌:日々の生活の様子をイメージする
■3 臥床時間制限:臥床時間を短くすることで睡眠の質を改善する
TopIcs⑤ 起床時間を一定にする
症例1 仕事のストレスで眠れなくなった30代男性
■4 刺激統制:寝床と睡眠を結びつける
TopIcs⑥ 日中の活動が少ない場合
■5 認知再構成:不眠症を悪化させる思い込みを修正する
TopIcs⑦ 入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒ごとの使い分け①
TopIcs⑧ リラクセーションは逆効果!?
■6 終結:CBT-Iで改善した場合、しなかった場合
TopIcs⑨ 対面CBT-IがデジタルCBT-Iより有効
TopIcs⑩ Q&A:認知行動療法は手続きが煩雑?
TopIcs⑪ Q&A:CBT-Iは実践や習得に時間がかかる?
TopIcs⑫ Q&A:CBT-Iは儲からない?

【第4章 睡眠衛生指導】
■1 睡眠衛生指導とその歴史
■2 睡眠衛生指導のエビデンスとガイドライン上の位置づけ

【第5章 薬物療法】
■1 不眠症治療における薬物療法の位置づけ
TopIcs⑬ 「就寝前内服」「不眠時頓用」はいつ内服する?
■2 長期的な有効性が示されている薬剤:レンボレキサント、エスゾピクロン
■3 オレキシン受容体拮抗薬:レンボレキサント、スボレキサント、ダリドレキサント
■4 メラトニン受容体作動薬:ラメルテオン
■5 非ベンゾジアゼピン系:エスゾピクロン、ゾルピデム、ゾピクロン
■6 ベンゾジアゼピン系
■7 抗うつ薬(トラゾドン)、抗精神病薬(クエチアピン)、漢方薬の処方
TopIcs⑭ 入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒ごとの使い分け②
■8 継続処方時/減薬・終了時
症例2 不眠症状に対して多剤併用となっている60代男性

【第6章 シチュエーション別CBT-I実践法】
■1 外来10分診療で可能なCBT-Iの導入方法
■2 入院環境でのCBT-Iの導入方法
症例3 うつ病で電気けいれん療法目的で入院した40代女性
■3 合併症ごとのCBT-I
A アルコール使用障害/B 概日リズム睡眠障害/C 閉塞性睡眠時無呼吸症候群/D むずむず脚症候群/E うつ病/F 双極症/G 統合失調症/H PTSD(心的外傷後ストレス障害)/I 慢性疼痛/J 夜間頻尿/K がん/L 透析
■4 ライフステージごとのCBT-I
A 中高生・大学生の不眠/B 高齢者の不眠/C 周産期/更年期の不眠(女性特有の不眠)
■5 交代勤務(当直・夜勤)の不眠とCBT-I

【第7章 多職種からのアプローチ:Q&Aで理解するCBT-Iの実際】
■0 多職種が行うCBT-Iの意義
■1 心理職が行うCBT-I
 坂田 昌嗣(公認心理師、臨床心理士)
■2 看護師が行うCBT-I
 根津 三千代(看護師/公認心理師)
■3 作業療法士が行うCBT-I
 佐藤 大介(作業療法士)
■4 薬剤師が行うCBT-I
 クオール薬局(クオールホールディングス株式会社)

【巻末資料】
■1 不眠症の診断基準①:精神疾患の診断・統計マニュアル第5版改訂版(DSM-5-TR)
■2 不眠症の診断基準②:睡眠障害国際分類第3版改訂版(ICSD-3-TR)
■3 不眠症の診断基準③:国際疾病分類第11版(ICD-11)-Code 7A00
■4 不眠重症度質問票(ISI)
■5 睡眠に対する非機能的な信念と態度質問票(DBAS)
■6 睡眠日誌
■7 不眠症の診断・評価・治療まとめ
■おすすめ参考図書

・あとがき
・索引
・著者紹介