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極論で語る心臓外科【電子版】

真鍋 晋 (著)

出版社
丸善出版
電子版ISBN
 
電子版発売日
2025/09/24
ページ数
208ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,850 (本体¥3,500+税10%)

印刷版ISBN
978-4-621-31175-2
印刷版発行年月
2025/09
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3
対応OS
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必要メモリ容量
30 MB以上
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概要

心臓外科医の真鍋晋医師と循環器内科医の香坂俊医師が循環器診療をめぐり、外科・内科双方の観点から心臓血管疾患を論じた画期的な一冊。カテーテル治療 vs. 外科手術、軍配はどちらに!? 心臓外科医、心臓血管外科医はもちろんのこと、循環器内科医や若手医師必読の内容です。心臓血管疾患との闘いの中、心臓手術を戦略的に駆使しよう!

目次

序章[Prologue] 
第1部:外科医が捉える心臓弁膜症
 1章 大動脈弁狭窄症[Aortic Stenosis;AS] 
  極論1 ASは小ぶりでゴリっと硬く,MRはでっかくフニャと柔らかい
  極論2 木を見つつ森も見る,弁病変だけでなく体全体に着目する
  極論3 魔の手が周囲臓器に及ばない前に手術を考える
  コラム1 心臓弁膜症は弁だけの病気ではない

 2章 大動脈弁置換術[Aortic Valve Replacement;AVR] 
  極論1 人工弁か? 生体弁か? それが問題だ
  極論2 人工弁の過酷な日常を知る
  極論3 人工弁の選択は長い,長いスパンで考える
  極論4 結局重要なのは本人の価値観
  コラム1 生体弁の寿命は延びているが… / コラム2 PPMの頻度 

 3章 僧帽弁閉鎖不全症[Mitral Regurgitation;MR] 
  極論1 僧帽弁閉鎖不全症は十人十色
  極論2 二次性MRを伴う心不全の管理はとても不安定
  極論3 一次性MRは病態の進行を止めるため,二次性MRは負の連鎖を断ち切るため外科治療を行う

 4章 僧帽弁形成術[Mitral Valve Plasty;MVP] 
  極論1 本来有する優れた弁機能を最大限回復させる
  極論2 ラムネ瓶とラムネ玉で正常僧帽弁の仕組みを知る
  極論3 粘液腫様変性も十人十色
  極論4 逆流の要素を見極め, 術式を選ぶ 
  コラム1  MRで用いられる様々な用語

 5章 感染性心内膜炎[Infection Endocarditis; IE]
  極論1 治療成功の分水嶺は思い切った決断 
  極論2 感染性心内膜炎は「どれほど重篤か?」を知る
  極論3 抗菌薬療法はどこまで有効か?(万能ではない)
  極論4 外科治療は有効,もっと手術適応すべき
  極論5 一般的な手術に踏み切るタイミングは入院から7日以内
  コラム1 細菌は抗菌薬からどう身を守っている?

第2部:外科医が捉える冠動脈疾患
 6章 安定冠動脈疾患[Stable Coronary Artery Disease;SCAD]
  極論1 血管造影の「クセ」を意識して三次元の所見を考える
  極論2 狭窄を広げてもハードエンドポイントは減っていない
  極論3 抜け穴の存在が効果を薄めている
  極論4 狭さより脆さがキモ 
  極論5 「新しい道(バイパス)をつくる」ことの意義

 7章 冠動脈バイパス術[Coronary Artery Bypass Graft;CABG]
  極論1 多彩なアレンジで個々の患者の特性に対応する
  極論2 手術の質はオフポンプ > オンポンプとは一概にいえない
  極論3 グラフトデザインに外科医のこだわりが具現化する
  極論4 PCI vs. CABGではdistal protectionでCABGに利がある
  コラム1 グラフトデザインに用いられる用語 / コラム2 エビデンスに基づく理想的な術式とは何か?

第3部:外科医が捉える大動脈疾患
 8章 大動脈瘤[Aortic Aneurysm]
  極論1 動脈瘤は雪だるま式に拡大する
  極論2 まずは血管壁構造の維持・管理システムを知る
  極論3 遺伝性大動脈疾患は「維持・管理のシステム障害」
  極論4 外科治療は瘤径6cmを基準に包括的に評価する

 9章 急性大動脈解離[Acute Aortic Dissection]
  極論1 解離の予後はいまなお厳しい
  極論2 解離疑い探索力を駆使して迅速に造影CTを決断
  極論3 解離の術式は短期と長期予後のトレードオフ
  極論4 臓器虚血を見逃さない
  コラム1 急性大動脈診療における最大の難関:腹部臓器虚血

 10章 カテーテル治療 vs.外科手術[Catheter Treatment vs. Cardiac Surgery]
  極論1 治療の特質を「多角的に」理解する
  極論2 最良の根拠を「思慮深く」活用する