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高血圧診療ステップアップ 改訂第2版【電子版】

日本高血圧学会(編)

出版社
診断と治療社
電子版ISBN
978-4-7878-8257-8
電子版発売日
2025/10/31
ページ数
356ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥6,600 (本体¥6,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-7878-2741-8
印刷版発行年月
2025/10
ご利用方法
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同時使用端末数
2
対応OS
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必要メモリ容量
42 MB以上
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同時使用端末数
1
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概要

「高血圧管理・治療ガイドライン2025」に準拠した学会公認テキストの改訂第2版.
最新の診療指針やエビデンスを踏まえ,ガイドラインの“行間”を丁寧に解説した充実の内容.高血圧専門医や高血圧専門医を目指す医師の知識と実践力を高めるための必携書であり,高血圧診療にかかわるすべての医師にとって信頼できる新版ガイドブックです.

目次

序文
初版序文
高血圧診療ステップアップ作成委員会一覧

I.総論
 A 高血圧の疫学
  1.高血圧と各種疾病との関連
  2.国民の血圧の現状と推移
  3.日本人の高血圧の発症要因
  4.ポピュレーションアプローチ
  5.社会全体での対策
 B 血圧調節機序
  1.概論
  2.遺伝的要因
  3.環境要因
  4.RAA系
  5.交感神経系
  6.腎臓と食塩
  7.血管機序
  8.心臓
  9.免疫機序
  10.腸内マイクロバイオーム

II.血圧測定
 A 血圧測定と臨床評価
  1.血圧測定
  2.高血圧の診断
  3.血圧変動性に基づく分類
 B 脈拍の変動
  1.脈拍数の意義
  2.脈拍変動と自律神経
  3.圧反射弓障害

III.高血圧の診察
 A 高血圧の診察
  1.診断の組み立て
  2.病歴聴取
  3.身体所見

IV.臨床検査
 A 一般必須検査
  1.臨床検査はどこまで信頼できるか?
  2.尿,血液検査
  3.血液生化学検査
  4.心電図
  5.胸部X線
  6.眼底検査
 B 特殊検査(1)―エコー・CT・MRI(心臓・腎臓・筋性動脈)
  1.頸部動脈エコー
  2.心エコー
  3.腎エコー
  4.四肢動脈エコー
  5.腹部CT・MRI
  6.頭部CT・MRI
 C 特殊検査(2)―動脈硬化指標
  1.足関節上腕血圧比(ABI)
  2.脈波伝播速度(PWV)
  3.心臓足首血管指数(CAVI)
  4.脈波解析・中心血圧
  5.血流依存性血管拡張反応(flow-mediatedvasodilatation:FMD)
  6.介入と血管機能検査
  7.おわりに
 D 内分泌検査
  1.各種ホルモン検査
  2.副腎静脈サンプリング(AVS)
 E 核医学・造影・腎生検
  1.核医学検査
  2.造影検査
  3.腎生検

V.治療
 A 管理および治療の基本方針
  1.治療の目的
  2.対象者
  3.病態評価とリスクの層別化
  4.初診時の高血圧管理計画
 B 降圧目標と治療の基本
  1.降圧目標
  2.生活習慣の改善
  3.降圧薬治療
  4.共同意思決定の推進
 C 高血圧治療における留意事項
  1.初期治療
  2.長期治療(継続治療)
  3.QOLへの配慮
  4.オンライン診療とデジタル技術の導入
  5.降圧療法の費用対効果
 D 生活習慣の改善
  1.食塩制限(減塩)
  2.Na以外の栄養素と食事パターン
  3.適正体重の維持
  4.運動
  5.その他の生活習慣
  6.デジタル技術の活用
 E 降圧薬治療の概論
  1.降圧薬選択の基本
  2.併用療法
 F 降圧薬の特徴と薬理・副作用
  1.Ca拮抗薬
  2.ARB/ACE阻害薬
  3.利尿薬
  4.β遮断薬(含α・β遮断薬)
  5.ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬
  6.アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)
  7.その他の降圧薬

VI.高血圧性臓器障害の診断と高血圧治療
 A 脳血管障害
  1.脳卒中超急性期・急性期
  2.慢性期
  3.無症候性脳血管障害
 B 心疾患
  1.高血圧と心疾患
  2.心肥大
  3.冠動脈疾患
  4.心不全
  5.心房細動・不整脈
  6.弁膜症
 C 腎疾患
  1.慢性腎臓病(CKD)と腎実質性高血圧
  2.糖尿病関連腎臓病(DKD)
  3.慢性維持透析
  4.急性腎不全,急性腎障害
 D 血管疾患
  1.大動脈疾患
  2.末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)
 E 認知機能障害
  1.高血圧に伴う認知障害リスク
  2.降圧治療による認知症の一次予防
  3.認知症合併高血圧患者の高血圧治療

VII.併存疾患を考慮した対応
 A 代謝性疾患
  1.糖尿病
  2.肥満
  3.脂質異常症
  4.高尿酸血症・痛風
 B 抗血栓薬服用患者
 C 担がん患者
  1.がん治療関連高血圧
  2.がんサバイバーと晩期高血圧症
 D その他の疾患
  1.気管支喘息とCOPD
  2.肝疾患

VIII.ライフステージを考慮した対応
 A 女性のライフステージ
  1.性差と高血圧
  2.プレコンセプションケア
  3.閉経後
 B 小児領域
  1.高血圧の頻度
  2.血圧測定と基準値
  3.病因・病態
  4.小児高血圧の治療
 C 青年期
 D 高齢者
  1.特徴
  2.フレイル,要介護,エンド・オブ・ライフ
  3.ポリファーマーシー
  4.おわりに

IX.周産期女性の高血圧
 A 周産期女性の高血圧
  1.妊娠と関連した高血圧の診断
  2.降圧目標
  3.非薬物療法
  4.薬物療法
  5.産後の注意点

X.コントロール不良の高血圧
 A 要因
 B 対策
  1.正確な血圧測定
  2.QOLへの配慮
  3.服薬アドヒアランスへの配慮
  4.患者とのコミュニケーションとコンコーダンス
  5.臨床イナーシャ
  6.運動療法
  7.心理的アプローチ
  8.多職種連携
 C 一過性の血圧上昇
  1.一過性の血圧上昇
  2.治療

XI.治療抵抗性高血圧
 A 治療抵抗性高血圧
  1.定義と有病割合
  2.要因と対策
  3.治療

XII.二次性高血圧
 A 二次性高血圧の概論
  1.二次性高血圧とは
  2.二次性高血圧をきたす疾患
  3.二次性高血圧の頻度
  4.二次性高血圧のスクリーニング
 B 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
  1.頻度
  2.OSAの診断と重症度
  3.循環器疾患のリスク
  4.高血圧の特徴と機序
  5.OSA合併高血圧の治療
  6.おわりに
 C 内分泌性高血圧
  1.概念
  2.原発性アルドステロン症(PA)
  3.その他のミネラルコルチコイド過剰症
  4.クッシング症候群
  5.褐色細胞腫・パラガングリオーマ(PPGL)
  6.その他の内分泌性高血圧
 D 腎血管性高血圧
  1.定義と頻度・病態
  2.診断
  3.治療
 E 薬剤誘発性高血圧
  1.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
  2.カンゾウ(甘草),グリチルリチン
  3.グルココルチコイド
  4.免疫抑制薬
  5.エリスロポエチン
  6.エストロゲン
  7.交感神経刺激薬
  8.分子標的薬
 F 血管性高血圧
  1.高安動脈炎(大動脈炎症候群)
  2.その他の血管炎性高血圧
  3.大動脈縮窄,大動脈弓離断
 G 脳・中枢神経系疾患による高血圧
  1.脳・中枢神経性による高血圧
  2.中枢性症候機序
  3.神経血管圧迫症候群
 H 遺伝性高血圧
  1.Liddle症候群
  2.Gordon症候群
  3.ミネラルコルチコイド過剰症候群
  4.グルココルチコイド奏効性アルドステロン症(家族性高アルドステロン症1型)
  5.家族性高アルドステロン症2型
  6.家族性高アルドステロン症3型
  7.家族性高アルドステロン症4型
  8.PASNA症候群
  9.11β-水酸化酵素(11β-OHD)欠損症
  10.17α-水酸化酵素(17α-OHD)欠損症
  11.妊娠時増悪早期発症高血圧
  12.短肢症を伴う遺伝性高血圧
  13.代謝異常クラスター(aclusterofmetabolicdefects)

XIII.特殊条件下の高血圧
 A 高血圧緊急症・切迫症
  1.定義と分類
  2.治療
  3.主な高血圧緊急症および切迫症
  4.加速型-悪性高血圧
 B 外科手術前後の血圧管理
  1.術前評価
  2.手術前後の血圧変化
  3.周術期の降圧薬
  4.歯科手術
 TOPIX1 腫瘍高血圧(Onco-Hypertension)
 TOPIX2 高血圧診療チーム

主な略語一覧
索引

COLUMN
COLUMN1 健診での血圧スクリーニング
COLUMN2 集団に対する減塩の取り組みは,その集団の血圧管理および脳心血管病発症予防に有用か?
COLUMN3 成人の本態性高血圧患者において,家庭血圧を指標とした降圧治療は,診察室血圧を指標とした治療と比べ,推奨できるか?
COLUMN4 カフ血圧計を用いた家庭での血圧自己測定(家庭血圧測定)の介入は,成人の血圧低下に効果があるか?
COLUMN5 成人の高血圧患者において,収縮期血圧130mmHg未満を目標とした降圧治療は脳心血管イベントおよび死亡を抑制するか?
COLUMN6 レジスタンス運動は,有酸素運動と同等の降圧効果があるか?
COLUMN7 デジタル技術を活用した遠隔医療・保健指導は,成人の血圧に有益な効果をもたらすか?
COLUMN8 スポット尿ナトリウム/カリウム比(尿Na/K比)測定は,減塩および血圧コントロールに有効か?その目標値はいくつか?
COLUMN9 血圧管理を目的としたスマートフォンアプリによる介入は,成人において血圧を低下させるか?
COLUMN10 脳卒中の既往のある高血圧患者の降圧目標レベルは収縮期130mmHg未満とするか?
COLUMN11 HFpEFにおいて収縮期血圧130mmHg未満の血圧管理は,全死亡・脳心血管死亡・心不全入院を抑制するか?
COLUMN12 慢性腎臓病(CKD)合併高血圧患者に対して,130/80mmHg未満を目標とした降圧治療は推奨されるか?
COLUMN13 蛋白尿のある糖尿病非合併慢性腎臓病(CKD)を有する高血圧患者において,降圧療法の第一選択薬はRA系阻害薬(ARB,ACE阻害薬)か?蛋白尿のない糖尿病非合併CKDを有する高血圧患者において,降圧療法の第一選択薬はRA系阻害薬か?
COLUMN14 糖尿病合併高血圧において,130/80mmHg未満を目標とした降圧治療は脳心血管病の予防に有効か?
COLUMN15 糖尿病合併高血圧に対するRA系阻害薬の治療はCa拮抗薬,サイアザイド系利尿薬の治療と比較して脳心血管病の発症および死亡を改善するか?
COLUMN16 特定健康診査・特定保健指導における血圧の保健指導判定値について
COLUMN17 75歳以上の高齢者に対する降圧の目標値は,収縮期血圧130mmHg未満が推奨されるか? また,高齢者の精神・身体機能低下の有無により降圧目標値は異なるか?
COLUMN18 非重症域の妊娠高血圧症候群において薬物治療による到達血圧値130/80mmHg未満は母子合併症を予防するか?
COLUMN19 高血圧のチーム医療は高血圧患者の血圧管理を向上させるか?
COLUMN20 治療抵抗性高血圧の治療において,腎デナベーションは推奨されるか?
COLUMN21 腎デナベーションの作用機序は?
COLUMN22 原発性アルドステロン症(PA)の治療として,副腎摘出術を施行した場合と,MR拮抗薬を用いた治療を行った場合で,同等の予後効果が得られるか?
COLUMN23 高血圧を伴う動脈硬化性腎動脈狭窄症に対して,薬物治療単独と比較した経皮的腎動脈形成術併用療法は,脳心血管病の死亡率や発症率の低下,また降圧効果や腎保護効果を目的とした治療法として推奨されるか?