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≪精神医学の知と技≫

認知症の人の葛藤に学ぶ【電子版】

繁田 雅弘(著)

東京慈恵会医科大学名誉教授

出版社
中山書店
電子版ISBN
 
電子版発売日
2026/05/18
ページ数
304ページ
 判型
四六
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,520 (本体¥3,200+税10%)

印刷版ISBN
978-4-521-75170-2
印刷版発行年月
2026/04
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概要

長年、認知症の研究に従事してきた著者が、難しいといわれる「認知症の精神療法」について、その意義、留意点、実践方法を語る。精神療法を用いた、著者と認知症の人・家族の対話は22例を収載。それぞれの認知症の人・家族が抱く想い・葛藤と、その人たちを支え、本人らしくあってほしいと願う著者の想いが満ちており、心を揺さぶられる。認知症の人にかかわる全ての人にお勧めの1冊。

目次

はじめに
序章 
一  聴くことの意義
二  心情への寄り添い
三  認知症の人への支持的精神療法
四  非薬物療法としての支持的精神療法
五  認知症医療とケアの最終目標

第一章 認知症の人における精神療法の留意点
一 支持的精神療法の意義
二  受診への抵抗
三  初対面から初期診療へ
四  病感・病識を把握しながら
五  認知症の人が望む告知とは
六  告知から治療導入へ
七  再診の留意点
八  認知症の行動・心理症状(BPSD)とみなす前に
九  認知症の人の精神的苦痛
十  傾聴はニーズへの応答である
十一 あらためて共感とは
十二 高度の認知症の人との対話
十三 それぞれの認知症における心理的支援

第二章 対話例からみた精神療法の実践
一  症例
二  対話の継続をめぐって

第三章 精神疾患を対象とした精神療法の知見を参考に
一  認知症に試みられている精神療法とは
二 精神療法の共通要因
三  折衷的アプローチ
四  治療効果に寄与する共通要因
五  認知超にも有効な支援的要素
六  自身の変化への気づき
七  「自然回復」を促す要因

第四章 認知症基本法から医師決定支援へ
一  認知症基本法と基本計画 
二  共生社会とは
三  人権に基づいたアプローチ
四  認知症観の変化が医療にもたらす影響
五  根拠に基づく医療(EBM)
六  共同意思決定(SDM)とは
七 SDMによる患者主体の医療
八  SDMと倫理原則
九 SDMを難しくする要因
十  意思決定の四類型 
十一 意思決定支援のためのガイドライン

第五章 意思決定場面における対話
一  認知症治療薬の内服・点滴をめぐって
二 抗Aβ抗体治療薬の情報提供と意思決定支援
三  抗精神病薬の処方と説明
四  運転免許にかかわる心理的抵抗
五 子との同居
六  認知症医療とケア現場は意思決定の連続である
七 施設入所における自己決定と日本的幸福観

第六章 死と孤独
一 希死念慮(自殺念慮)
二 孤立と孤独・孤独感
三 高齢者における死の意味づけについて

第七章 家族
一 いのちの授業で教えられた家族の本来

結語にかえて−認知症の受容をめぐって−
一  サクセスフル・エイジング

あとがき−認知症からの解放−
〈付録〉 認知症対策