世界基準と比べてわかる こどものおなかの診かた,考えかた【電子版】

- 出版社
- 中外医学社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2026/06/19
- ページ数
- 304ページ
- 判型
- A5判
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥6,600 (本体¥6,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-498-24516-7
- 印刷版発行年月
- 2026/06
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概要
やさしく読めるのに,中身は本格派!
著者が北米トップ小児病院で培った視点と日本・北米・欧州ガイドラインを踏まえて,こどもの腹部診療を徹底解説しました.症状の見方,危険なサイン,検査の考え方,説明の仕方など,断片的になりがちな知識をひとつにつなげ,臨床で使える“型”を多数そろえました.こどもの腹痛で迷うことはもうありません.外来でも,救急でも,最初に頼れる世界基準がここにはあります.
目次
1.本書の目的と特徴
2.小児消化器診療の基本理念
I 総論:診察・評価・基本手技
1.問診のポイント
1.小児診療で問診が最重要視される理由と2段階アプローチ
2.年齢・発達段階による特徴的な問診のコツ
3.これだけは聞き逃せない問診の基本項目
4.症状日誌(排便日誌など)の活用方法
2.身体診察
1.身体診察の基本
2.発達段階に応じた患児とのコミュニケーション法
3.身長・体重・BMI・成長曲線,そして体組成も測定
4.NFPEと腹部診察
3.検査の解釈
1.血液検査の基本的な考え方
2.画像検査の基礎知識(腹部超音波検査,CT,MRI,造影検査など)
3.機能検査の概要(HRM,impedance monitor,EndoflipTMなど)
4.消化管内視鏡検査・肝生検の適応・手技と注意点
1.小児における消化管内視鏡(EGD/CS)の適応と準備
2.小児内視鏡における鎮静法の実践
3.肝生検の適応・合併症・施行時のポイント
II 小児の主訴・症候で学ぶ消化器疾患アプローチ
1.異物誤飲
症例:コイン? ボタン電池? 何かを飲んだ4歳女児
2.腹痛
症例:朝からの泣き叫ぶ腹痛,6歳男児
3.消化管出血
症例:3週間前からの下痢と血便,7歳女児
4.繰り返す嘔吐
症例:2か月ほど前からの食後頻回の嘔吐,15歳女性
5.便通異常
症例:3週間続く水様性下痢,14か月男児
6.体重減少・成長障害
症例:るい痩が目立ってきた脳性麻痺の5歳男児
7.ALT値が偶然にも高値(chance LFD)への対応
症例:服薬状況下でALTが上昇を続ける,14歳男児
8.乳児期黄疸
症例:眼球黄染の持続,生後25日男児
9.嚥下障害・ARFIDへのアプローチ
症例:食事中の食べ物の詰まり,胸痛,12歳男児
III 各論:疾患・病態別
1.機能性消化管疾患
1.機能性ディスペプシア
症例:8週間前からの心窩部痛とゲップ,12歳女児
2.過敏性腸症候群(IBS)
症例:半年前からの腹痛,12歳女児
3.機能性便秘・便失禁
症例:改善しない便秘,6歳男児
4.周期性嘔吐症
症例:1年に6回の激しい悪心・嘔吐,7歳男児
5.Rumination syndrome
症例:2か月ほど前からの食後頻回の嘔吐,15歳女性
2.消化管感染症 ウイルス性腸炎,細菌性腸炎,Clostridioides difficile腸炎を中心に
症例:経口抗菌薬内服後に腹痛・下痢が増悪した5歳女児
3.食道疾患 164
1.胃食道逆流・逆流性食道炎
症例:毎食ごとの嘔吐,軽快後の食後の喉の痛み,2歳女児
2.好酸球性食道炎
症例:小児喘息の既往,食事中に食べ物が詰まる,14歳女児
4.胃・十二指腸疾患 胃潰瘍・十二指腸潰瘍,
Helicobacter pylori関連疾患 180
症例:食後の心窩部痛,H. pyloriとの関係は? 15歳女児
5.小腸・大腸疾患 186
1—A.炎症性腸疾患(IBD) 概観 186
症例:改善しない下肢湿疹,2週間前からの腹痛,下痢,14歳女児
1—B.炎症性腸疾患(IBD) クローン病
1—C.炎症性腸疾患(IBD) 潰瘍性大腸炎
症例:1週間続く粘血便を伴う下痢,腹痛,4歳女児
1—D.炎症性腸疾患(IBD) VEO—IBD
症例:生後10か月からの下痢・血便,肛門病変の6か月男児
2.メッケル憩室 215
症例:1週間持続する暗黒色便,2歳男児
3.IgA血管炎 220
症例:泣き叫ぶ腹痛,耳たぶの紫斑,5歳男児
4.好酸球性胃腸炎 229
症例:小児喘息の既往,半年前からの心窩部痛にPPIでの
改善がない10歳女児
6.小児消化管の外科的疾患 236
1.胃軸捻転・腸回転異常 236
症例:過食後30分の急激な下腹部痛,嘔吐,4歳女児
2.腸重積 245
症例:30分おきの間欠的啼泣と血便,2歳男児
7.消化管アレルギー(FPIESとは?)
新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症 254
症例:ミルク哺乳後のショック状態,5か月女児
8.膵疾患 急性膵炎 265
症例:急激な嘔吐と心窩部痛,急性膵炎の既往がある12歳男児
9.肝疾患 272
1.急性肝炎・肝不全 272
症例:1週間ほど前からの下肢の浮腫,昨日からの眼球黄染,12歳男児
2.脂肪肝(MASLD)
症例:生活指導でALTが改善しない,BMI 35の15歳男児
3.薬物性肝障害(DILI) 290
症例:アモキシシリン・クラブラン酸使用中に ALT,γGTP高値を示した,8歳男児
主要文献・ガイドライン/コンセンサスステートメント 296
索引 301
COLUMN 11
1.カナダ・トロントの臨床留学事情
2.アメリカの臨床留学事情
3.鎮痛薬としてアセトアミノフェンの使用量が少量すぎませんか?
4.MALS(median arcuate ligament syndrome)とは?
5.生後3か月未満の遷延性下痢
6.SIBO(small intestinal bacterial overgrowth)とは?
7.PICU入室したら予防的にPPIを投与する?
8.好酸球性胃腸炎と消化管アレルギーの違い?
9.日本の静脈脂肪製剤は遅れている?
