周産期医学55巻11号
快適で安全な周産期の麻酔のために
≪シリーズ ケアをひらく≫
傷の声
絡まった糸をほどこうとした人の物語
現在の精神科医療に不足している視点を教えてくれる。
本書は複雑性PTSDを生きた女性が、その短き人生を綴った自叙伝である。過酷な家庭環境に育ち、複雑性PTSDを持つ著者が、ふり幅の大きな人生を描く。なぜ自分を傷つけるのか、という疑問への回答と、傷ついた人に必要なのは、権力や物理的力で抑え込むことではなく、ケアであるべきではないかという気づきとヒントを医療者に与えてくれる。
ねころんで読める性感染症
【予防教育から診療まで、モザイクなしで学ぶ】胎児から高齢者に至るまで、年齢を問わず健康に影響を及ぼす性感染症。しかし健康教育の現場でも、診療場面においても、“何となく苦手”が付きまとう。本書では、リスク回避方法を伝え、「感染したかも」と不安を抱える人を早期受診に導き、治療に取り組む人をフラットな姿勢で支援するための最新知識が楽しく学べる。医療者・健康教育関係者が「何となく話しづらい」を克服するための一冊。
胃と腸 Vol.58 No.3
主題 食道ESD瘢痕近傍病変の診断と治療 消化管の形態診断学を中心とした専門誌。毎月の特集では最新の知見を取り上げ、内科、外科、病理の連携により、治療につながる診断学の向上をめざす。症例報告も含め、消化管関連疾患の美麗なX線・内視鏡写真と病理写真を提示。希少疾患も最新の画像で深く学べる。 (ISSN 0536-2180)月刊、増大号2冊を含む年12冊
月刊/保険診療 2022年7月号
特集 2022年改定“完全攻略”マニュアル〔Ⅱ〕~戦略と対策&新点数算定実例集~
連載特集 2022年診療報酬を読み解く7
●医療給付費の方向性に関する国民的な議論が必要
中医協会長/一橋大学経済学研究所 教授 小塩隆士
特集 2022年改定“完全攻略”マニュアル〔Ⅱ〕~戦略と対策&新点数算定実例集~
Part1 2022年改定への戦略と対策
1 2022年診療報酬改定を踏まえた急性期病院の経営戦略/津留英智
2 慢性期病院も地域多機能病院としての役割を積極的に担うべき/武久洋三
3 今改定で地域包括ケア病棟は「ver.2.0」に移行した/仲井培雄
Part2 2022年改定対策:7枚の企画書〔下〕
1 訪問診療導入のシミュレーション:かかりつけ医機能強化と在宅医療のステップアップ/椎野優樹
2 透析における診療報酬改定への対応/山田智輝
3 情報通信機器による在宅医療の実施/酒井麻由美
4 情報通信機器等を用いた外来栄養食事指導料/酒井麻由美
Part3 新点数による算定・請求実例集/栗林令子,株式会社ウォームハーツ・長面川さより,メニースターズ・星多絵子
【連載】
新連載 医療事務View ~ 新入職員さんに聞いてほしい事務のあれこれ ~/江口達也
『保険者からの返戻の電話,どうしますか?』
新連載 BSCを最大活用する12メソッド ~ 2040年に向けた医療機関のBSC活用事例集 ~/髙橋淑郎,東川聖旨
『大牟田市立病院の病院全体のBSCの作成と運用と成果』
厚生関連資料/審査機関統計資料
月間NEWSダイジェスト
介護保険/医学・臨床/医療事故NEWS
めーるBOX
■エッセイ・評論
こうして医療機関を変えてきた!/一戸和成
プロの先読み・深読み・裏読みの技術/工藤高
NEWS縦断「かかりつけ医制度化10のポイント」/武藤正樹
■医事・法制度・経営管理
病院&クリニック経営100問100答「医療機関における働き方の多様化に関する今後の労務管理について」/横山泰一
かがやく!事務部門/北見赤十字病院
■臨床知識
カルテ・レセプトの原風景【心不全】老々介護による患者の看取り/平敷安希博,武田匤弘
■請求事務
実践DPC請求Navi/須貝和則
レセプト点検の“名探偵”/持丸幸一
パーフェクト・レセプトの探求/株式会社ソラスト・森岡秀一
保険診療オールラウンドQA
読者相談室/杉本恵申
休載:日本の元気な病院&クリニック,医療事務Openフォーラム,点数算定実践講座
病院 Vol.80 No.11
特集 病院とお金の深い関係 「よい病院はどうあるべきかを研究する」を編集コンセプトに、病院運営の指針を提供する。2019年は「改めて『病院』とは何か」をテーマに据え、病院を取り巻く状況の読み解き方、変革に対応するための組織づくりを中心に取り上げる。 (ISSN 0385-2377)
病理と臨床 2016年 7月号
疾患研究の基盤となる国際コンソーシアムの動向
特集テーマは,「疾患研究の基盤となる国際コンソーシアムの動向」.がんにおける個別化医療に向けた国際連携,エピゲノムの多様性把握を目指す国際連携,次世代オミックス疾患解析の基盤となる国際連携,データ共有とビッグデータ解析に向けた国際連携,等について考察する.連載記事として,[マクロクイズ],[CPC解説],[悪性腫瘍に対する分子標的治療薬],[病理における医療倫理の諸問題],[今月の話題],他を掲載.
レジデントノート Vol.23 No.3
【特集】ルーティンを見直す!病棟指示と頻用薬の使い方 病棟指示の出し方は,はじめに絶対知っておきたい!発熱時や頻脈・徐脈時,SpO2低下時など,よくあるシチュエーションでの適切な投薬・処置の指示の出し方,Dr.Callされたときの考え方・動き方を解説.
糖尿病プラクティス
糖尿病プラクティス 37巻3号
糖尿病性腎臓病-その疾患概念と克服への挑戦-
糖尿病(性)腎症が,突然になぜ,糖尿病性腎臓病との名称に変わったのかと不思議に思われている読者の方々も多いと思う.もとをただせば,英語では糖尿病(性)腎症はdiabetic nephropathy であり,糖尿病性腎臓病はdiabetic kidney disease である.一般の方や患者には前者の“nephropathy”はなんなのかわかりづらいが,後者はkidney disease,そして最初にdiabetic がついているので,「糖尿病になると腎臓が悪くなるのだ」と考えるとわかりやすくなる.しかし,疾患概念があいまいであることも事実である.そこで本特集では,まず臨床的な糖尿病性腎臓病の疾患概念を糖尿病性腎臓病(diabetic kidney disease:DKD)と非糖尿病性腎臓病(non-diabetic kidney disease:NDKD)として,それぞれに対する治療法を概説した.
21 世紀に入り,血糖・血圧・脂質異常に対する治療法の進歩によって糖尿病性腎臓病の病態が変遷していることを,滋賀医科大学の荒木信一先生にわが国のデータも含めて概説していただいた.また,糖尿病性腎臓病から末期腎不全に至り透析療法を導入される患者は,ほかの腎疾患と比較するときわめて頻度が高いのも事実である.したがって,行政と医療関係者が連携体制を構築し,その取り組みを全国に展開するため,2016 年3 月に,日本医師会,日本糖尿病対策推進協議会および厚生労働省によって「糖尿病性腎症重症化予防に係る連携協定」が締結され,全国の市町村にて糖尿病(性)腎症の重症化予防が開始された次第である.そこで,日本慢性疾患重症化予防学会・代表理事の平井愛山先生に,ご自身が全国にて推進されている取り組みと,それらの成果を概説いただいた.
当然,糖尿病に起因する腎臓病なので治療の基盤は生活習慣の修正になる.特に,腎機能の低下した糖尿病性腎臓病にはたんぱく質摂取の制限も治療手段になるので,金沢医科大学の北田宗弘先生に生活習慣の修正を含めて概説いただいた.さらに,2015 年からSGLT2 阻害薬およびGLP-1 受容体作動薬といった数々の糖尿病治療薬の糖尿病性腎臓病に対するエビデンスが集積してきたので,岡山大学病院の四方賢一先生にまとめていただいた.しかし,それでもなお末期腎不全から透析導入に至る症例も残されており,どういった新たな治療手段がそれら残存リスクを克服できるかを,金沢大学附属病院の大島 恵先生に概説いただいた.
本特集を読者の皆様と共有でき,糖尿病性腎臓病の克服につながれば幸いである.(古家大祐/金沢医科大学 糖尿病・内分泌内科学)
看護研究 Vol.53 No.2
特集 看護研究における報告ガイドライン2 -
