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隔離予防策のためのCDCガイドライン : 医療環境における感染性病原体の伝播予防2007【電子版】

満田 年宏 (訳・著)

出版社
ヴァン メディカル
電子版ISBN
 
電子版発売日
2019/12/30
ページ数
216ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,520 (本体¥3,200+税10%)

印刷版ISBN
978-4-86092-072-2
印刷版発行年月
2007/11
ご利用方法
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2
対応OS
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1
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概要

世界中の感染対策の指針となるCDCガイドライン。感染対策に精通する訳者が,独自の注釈を加え,ポイントをわかりやすく紹介! 感染対策必携の1冊!

目次

翻訳にあたり
本ガイドラインで使用されるキーワード(対訳)と略号一覧表

■隔離予防策のためのCDCガイドライン :医療環境における感染性病原体の伝播予防 2007

概要
第1部~第3部:医療環境における感染性病原体の伝播に関する科学的なデータの検討
表,付録,その他の情報
付録A:選択された感染症および疾患に対して勧告される予防策の種類と期間
多剤耐性菌の伝播予防策に関するガイドラインの先行出版
要約

第1部:医療環境における感染性病原体伝播に関する科学的データの検討

I.A. 2007年のガイドラインの展開
目的と方法
用語の変化と説明
範囲
I.B. 医療環境における標準予防策と感染経路別予防策の理論的根拠
I.B.1. 感染性病原体の感染源
I.B.2. 感受性宿主(Susceptibles hosts)
I.B.3. 伝播様式
I.B.3.a. 接触感染(Contact transmission)
I.B.3.a.i. 直接接触感染(Direct contact transmission)
I.B.3.a.ii. 間接接触感染
I.B.3.b. 飛沫感染(Droplet transmission)
I.B.3.c. 空気感染(Airborne transmission)
I.B.3.d. 感染性病原体の空気感染に関する新たな問題点
I.B.3.d.i. 患者からの感染
I.B.3.d.ii. 環境由来の感染(Transmission from the environment)
I.B.3.e. 他の感染源
I.C. 医療環境における感染制御の上から特に重要な感染性病原体
I.C.1. 疫学的に重要な微生物
I.C.1.a. クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)
I.C.1.b. 多剤耐性菌(Multidrug-Resistant Organisms,MDROs)
I.C.2. バイオテロ関連の病原体
I.C.2.a. 医療従事者に対する天然痘(Smallpox)に対する(ワクシニア〔Vaccinia〕)ワクチンの事前接種
I.C.3. プリオン
I.C.4. 重症急性呼吸器症候群(Severe Acute Respiratory Syndrome,SARS)
I.C.5. サル痘(Monkeypox)
I.C.6. ノロウイルス(Noroviruses)
I.C.7. 出血熱ウイルス(Hemorrhagic fever viruses,HFV)
I.D. 特定の医療環境に関連する伝播リスク
I.D.1. 病院
I.D.1.a. 集中治療室
I.D.1.b. 熱傷ユニット
I.D.1.c. 小児科
I.D.2. 救急以外の医療環境
I.D.2.a. 長期ケア(Long-term care)
I.D.2.b. 外来における患者ケア(Ambulatory care)
I.D.2.c. 在宅医療
I.D.2.d. その他の医療を提供する場所
I.E. 特殊な患者集団に関連する伝播リスク
I.E.1. 免疫不全患者
I.E.2. 嚢胞性線維症(Cystic fibrosis)患者
I.F. 伝播の可能性のある感染性病原体に関連する新規治療法
I.F.1. 遺伝子療法(Gene therapy)
I.F.2. 血液,臓器,その他の組織を介して伝播する感染症
I.F.3. 異種移植(Xenotransplantation)

第2部:医療環境における感染性病原体の伝播予防に必要とされる基本要素
II.A. 伝播予防のための予防策の有効性に影響を与える医療システムの要素
II.A 1. 管理面での対策
II.A.1.a. 感染制御の専門家(Infection control professionals,ICP)の業務範囲と配置の必要性
II.A.1.a.i. 感染制御における連携役の看護師(Infection Control Nurse Liaison)
II.A.1.b. ベッドサイドナースの配置
II.A.1.c. 臨床微生物検査室の支援
II.A.2. 安全に対する組織文化(Institutional safety culture)と組織の特徴
II.A.3. 勧告されているガイドラインへの医療従事者による遵守
II.B. 医療関連感染(HAI)に対するサーベイランス
II.C. 医療従事者,患者,家族の教育
II.D. 手指衛生(Hand hygiene)
II.E. 医療従事者のための個人防護具(Personal protective equipment,PPE)
II.E.1. 手袋
II.E.2. 隔離ガウン(アイソレーション・ガウン,Isolation gowns)
II.E.3. 顔面の防護:マスク,ゴーグル,フェースシールド
II.E.3.a. マスク
II.E.3.b. ゴーグル(Goggles),フェースシールド(Face shields)
II.E.4. 呼吸器防護
II.F. 医療従事者の血液媒介病原体への曝露を防ぐための安全な業務の実施
II.F.1. 針刺しとその他の鋭利物損傷の防止
II.F.2. 粘膜面への接触予防
II.F.2.a. エアロゾルが発生するような処置を実施している間の予防策
II.G. 患者の収容
II.G.1. 病院と長期ケア環境
II.G.2. 外来環境
II.G.3. 在宅医療
II.H. 患者の搬送
II.I. 環境対策
II.J. 患者ケア用の機器および器具/器材
II.K. 布と洗濯物
II.L. 汚れた廃棄物
II.M. 食器とカトラリー
II.N. 補助的な対策
II.N.1. 化学予防(Chemoprophylaxis)
II.N.2. 免疫学的予防(Immunoprophylaxis)
II.N.3. 見舞い客の管理
II.N.3.a. 感染源である見舞い客
II.N.3.b. 見舞い客によるバリア・プリコーションの利用

第3部:感染性病原体の伝播予防のための予防策
III.A. 標準予防策(Standard Precautions)
III.A.1. 標準予防策の新たな要素
III.A.1.a. 呼吸器衛生/咳エチケット
III.A.1.b. 安全な注射処置
III.A.1.c. 特殊な腰椎穿刺のための感染制御の実務
III.B. 感染経路別予防策
III.B.1. 接触予防策(Contact Precautions)
III.B.2. 飛沫予防策(Droplet Precautions)
III.B.3. 空気予防策(Airborne Precautions)
III.C. 症候に基づく(syndromic)あるいは経験に基づく(empiric)な感染経路別予防策の適用
III.D. 感染経路別予防策の中止
III.E. 外来ケア環境および在宅ケア環境における感染経路別予防策の適用
III.F. 防護環境(Protective environment,PE)

第4部:勧告
I. 管理責任
I.A. I.B. I.C. I.D. I.E. I.F.
II. 教育とトレーニング
II.A. II.B.
III.サーベイランス
III.A. III.B. III.C. III.D. III.E.
IV.標準予防策(Standard Precautions)
IV.A. 手指衛生
IV.B. 個人防護具(Personal protective equipment,PPE)
IV.C. 呼吸器衛生/咳エチケット(Respiratory hygiene/Cough etiquette)
IV.D. 患者の収容
IV.E. 患者ケア用の機器,器具/器材
IV.F. 環境整備
IV.G. 布地と洗濯物
IV.H. 安全な注射処置(Safe injection practices)
IV.I. 特殊な腰椎穿刺処置のための感染制御面での実務
IV.J. 従業員の安全
V. 感染経路別予防策
V.A. 一般的な原則(Transmission-Based Precautions)
V.B. 接触予防策(Contact Precautions)
V.C. 飛沫予防策(Droplet Precautions)
V.D. 空気予防策(Airborne Precautions)
VI. 防護環境(Protective Environment)(表4)
VI.A. VI.B.
VI.C. 防護環境が必要な患者には,以下を実施すること(表5)
VI.D. VI.E.
VI.F. 防護環境では標準予防策と感染経路別予防策を適用すること

付録A 選択された感染症および疾患に対して勧告される予防策の種類と期間
表1 現在までの病院における隔離予防策のためのガイドライン
表2 確定診断を待つ間に標準予防策に加えて感染経路別予防策を経験的に用いることが妥当な臨床症状と病態
表3 バイオテロ攻撃の結果生じる可能性のある,またはバイオテロの脅威と見なされる最優先の疾患(CDCのカテゴリーA)に関する感染制御上の考察
表4 すべての医療環境におけるすべての患者ケアのための標準予防策の適用に関する勧告
表5 防護環境の要素
図 個人防護具(PPE)の安全な装着と脱衣の例

用語
文献

■訳者による解説編

1 CDCの役割と隔離予防策の歩み
2 隔離予防策(1996)vs 隔離予防策(2007), 両者はどれだけ変わったのか?
3 新たに加えられた用語
1.医療関連感染(Healthcare-associated infection,HAI)
2.呼吸器衛生/咳エチケット(Respiratory hygiene/Cough etiquette)
3.空気感染隔離室(Airborne Infection Isolation Room,AIIR)
4.防護環境(Protective environment,PE)
4 その他のポイント
1.飛沫感染と空気感染の分類
2.クラウド・ベイビー(Cloud baby)現象とクラウド・アダルト(Cloud adult) 現象
3.消化管感染ウイルスの空気伝播様式
4.天然痘と(ワクシニア)ワクチン
5.呼吸器防護の考え方と重症急性呼吸器症候群(Severe Acute Respiratory Syndrome, SARS)
6.サル痘(Monkeypox)
7.アルコール系擦式手指消毒薬による手指衛生の効果と限界
8.ノロウイルス感染症の医療関連感染の拡大に関する問題
9.小児の特殊性に関連した事項
1)玩具に対する感染対策
2)コベッディングとカンガルーケア
10.飛沫予防としてのカーテン隔離
11.安全な注射処置
12.脊椎穿刺時の安全な処置
13.隔離予防策の経験的な適用(Empiric application)
14.個人防護具の着脱の手順
5 関連書籍の紹介
6 翻訳後記

索 引