医学・医療の電子コンテンツ配信サービス

isho.jp

0 ようこそ、ゲストさん
0

スピリチュアル・コミュニケーション【電子版】

医療者のための5つの準備・7つの心得・8つのポイント

岡本 拓也 (著)

出版社
医学書院
電子版ISBN
978-4-260-62529-6
電子版発売日
2016/06/06
ページ数
188ページ
 判型
A5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥2,750 (本体¥2,500+税10%)

印刷版ISBN
978-4-260-02529-4
印刷版発行年月
2016/03
ご利用方法
ダウンロード型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
3
対応OS
iOS最新の2世代前まで / Android最新の2世代前まで
※コンテンツの使用にあたり、専用ビューアisho.jpが必要
※Androidは、Android2世代前の端末のうち、国内キャリア経由で販売されている端末(Xperia、GALAXY、AQUOS、ARROWS、Nexusなど)にて動作確認しています
必要メモリ容量
16 MB以上
ご利用方法
アクセス型配信サービス(買切型)
同時使用端末数
1
※インターネット経由でのWEBブラウザによるアクセス参照
※導入・利用方法の詳細はこちら

この商品を買った人は、こんな商品も買っています。

概要

スピリチュアルケアの最も核心的な部分は「コミュニケーション」である。本書は、終末期や高齢者医療の現場で日々患者に向き合う医療者のために、日々のケアのなかでスピリチュアル・コミュニケーションをどう実践すべきかを、わかりやすく解説。具体的な臨床事例、著者らの経験を紹介しつつ、医療者が行うべき準備・もつべき心得、そして具体的なコミュニケーションのポイントを示す。

目次

はじめに

第1章 スピリチュアル・コミュニケーションとは何か
   すべてのケアは心に触れる
   個々に異なる「世界」とスピリチュアル・コミュニケーション
   コミュニケーションをとおして個々の「世界」を理解する
   「理解してくれる存在」になる
   ケアの神髄とは
   「身体を変える」と「心を変える」
   「身体を変える」
   「心を変える」
   心的現実の変化をもたらすことも医療者の大事な仕事
   心の状態を整える
   スピリチュアルケアとは
   スピリチュアルペインをもちうる人間に対するケア
   褥瘡や誤嚥性肺炎との対比で考える
   スピリチュアル・コミュニケーションとは
●より詳しく学びたい人のためのコーナー
●コラム「陽子さんの教え」

第2章 患者さんに会う前に行うべき5つの準備
 準備1 テンションを調節する
   患者さんに影響を及ぼす「人柄」
   テンションを下げないことで起こること
   「ささいなこと」の積み重ねが経過を変える
 準備2 “明るい静けさ”を意識する
 準備3 ペースを落とす ~忙しい時ほど丁寧に
   “やっつけ仕事”にならないように心がける
 準備4 “100%の力で向き合う”と自分に約束する
   忙しさのなかでも,自分の心を見失わないこと
 準備5 ゆっくり歩く ~自分自身を整える
●より詳しく学びたい人のためのコーナー
●コラム「捧げものとしての人生」

第3章 患者さんに向き合う時の7つの心得
 心得1 慰めたり励ましたりする必要はない ~いいことを言おうとせず,安定した態度で聴く
 心得2 難しいと考えない
 心得3 対等な人間として向き合う ~同じ弱さを抱えた人間として寄り添う
   敬意と対等感覚のバランス
 心得4 人格と出会う
   戦う前から負けていた私
   人格を見出し,人格と向き合う
 心得5 背伸びせずありのままで向き合う
 心得6 患者さんの問題を代わりに負おうとしない
   「気持ちが晴れない」と言われたら
   援助者ができることは「存在」そのものの提供
   お互いの領分をわきまえてかかわる
 心得7 よき理解者,“応える”存在として,そばにいる
   「答え」を提供する必要はない
   余命告知について
   予後についての質問への対応
   予後を伝える場合の一例
   思いに応じようとする姿勢をもつ
   五感を使って“感じる”練習を積む
●ケース集 あなたならどうする?-こんな場面に遭遇したら
●コラム「未完成のマフラー」

第4章 スピリチュアルなコミュニケーションを高めるための8つのポイント
 ポイント1 相手の言葉の奥にある欲望や関心に着目する
 ポイント2 成り行きは任せる
   根本にある心情を汲みとる
 ポイント3 自分自身をメンテナンスする
   マインドフルネスは“意識の集中”
 ポイント4 感情や思いへの“気づき”を大切にする
   医療者の感情のあり方が,患者・家族に影響を与える
 ポイント5 自分自身の感情をモニターする
   不快感を抱いた私の経験談
   自分の感情を吟味する
   互いに影響を及ぼしあっていることを知る
   自分の陰性感情に気づく
   臭いものにはフタをしない
 ポイント6 医療者自身が強力な薬であることを自覚する
 ポイント7 自分の陰性感情への対処の仕方を知る
 ポイント8 患者・家族の陰性感情への対処の仕方を知る
   残念な事件
   問題とその解決のカギは,自分の側にある
   主体性を発揮する
   自分の心の手綱は自分でしっかりと握る
   かかわる覚悟を決める
   傾聴しつつ受け流す
   自分の身体の外に「私」を置く
   犠牲になっている家族への言葉がけ
   チームで共有する
   人生道場にいると知る
●より詳しく学びたい人のためのコーナー
●コラム「マインドフルネスについて」

あとがき
索引