産科エマージェンシー臨床推論【電子版】
- 出版社
- メディカ出版
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2020/04/27
- ページ数
- 128ページ
- 判型
- B5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,300 (本体¥3,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-8404-7225-8
- 印刷版発行年月
- 2020/05
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概要
いざというとき、妊産婦の訴えから迅速にレッドフラッグを聞き取り、早期診断へつなげるためには? 症例を用いて産科での臨床推論を訓練。この一冊で、頭の中に主訴ごとの鑑別疾患の引き出しができ、急変時の観察項目の把握につながる。産科スタッフに必須知識である「母体安全への提言」の学習にも使える。
目次
・推薦の言葉 山畑佳篤
・監修の言葉 橋井康二
・序文
◆本書の使い方:産科救急脳のつくり方
【第1章 主訴別に考える 母体急変で見逃せない疾患】
◆0 産科急変の概要
◆1 エマージェンシー臨床推論とは?
◆2 主訴〈呼吸困難〉
◆3 主訴〈頭痛〉
◆4 主訴〈胸痛〉
◆5 主訴〈痙攣〉
◆6 主訴〈腹痛〉
◆7 主訴〈意識障害〉〈心肺停止〉
【第2章 産科エマージェンシー 臨床推論ケーススタディ】
◆1 主訴〈呼吸困難〉
・前期破水で入院管理中。GBS(+)で抗菌薬投与中に息苦しさを訴えた
◆2 主訴〈呼吸困難〉
・双胎妊娠、妊娠高血圧症候群。帝切による分娩後、呼吸困難や浮腫が増強
◆3 主訴〈呼吸困難〉
・不正性器出血で緊急帝切。呼吸苦を訴え、児娩出4分後に心肺停止
◆4 主訴〈胸痛〉
・重症妊娠悪阻のため安静中。右胸痛を自覚し受診したが、自制内のため経過観察
◆5 主訴〈胸痛〉〈一過性意識消失〉
・BMI 33の肥満妊婦、両下肢腓腹筋の疼痛あり。突然の胸痛を訴えて意識消失
◆6 主訴〈頭痛〉
・妊娠高血圧腎症の初産婦。分娩開始後から血圧上昇、軽度の頭痛
◆7 主訴〈頭痛〉
・選択的帝切後、前頭部痛から意識レベルが急激に悪化
◆8 主訴〈心肺停止〉
・抗てんかん薬内服を拒否したてんかん患者。産褥1日目に心肺停止
◆9 主訴〈痙攣〉
・鎮痛効果不良の無痛分娩。3回のアナペイン追加投与後、痙攣発作
◆10 主訴〈腹痛〉
・激しい腹痛により早剥が疑われた分娩後、血圧低下と出血持続
◆11 主訴〈背部痛〉
・帝切後4日目に背部痛。発症10時間後、呼吸困難を訴え意識消失
◆12 主訴〈咽頭痛〉
・発熱と咽頭痛により受診。子宮内胎児死亡後、ショックバイタル
◆13 主訴〈血圧低下〉
・吸引とクリステレル胎児圧出法にて分娩。胎盤娩出後に出血が持続
◆14 主訴〈血圧低下〉
・子宮収縮不良で出血過多。分娩1時間後、サラサラの血液が流出
◆15 主訴〈血圧上昇〉〈心窩部痛〉
・管理入院中、HELLP症候群の診断で緊急帝切。意識消失と痙攣が出現
◆「母体安全への提言」一覧
・疾患索引
・著者紹介
◆“救急脳”をつくる主訴別二次元鑑別リスト