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人工心肺ハンドブック 改訂3版【電子版】

山口 敦司 百瀬 直樹 (著)

自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科 教授/自治医科大学附属さいたま医療センター臨床工学部 技師長

出版社
中外医学社
電子版ISBN
 
電子版発売日
2020/08/03
ページ数
271ページ
 判型
A5判
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥4,180 (本体¥3,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-498-03918-6
印刷版発行年月
2020/08
ご利用方法
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同時使用端末数
3
対応OS
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1
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概要

人工心肺に関わるスタッフ必携の入門書,待望の最新改訂3版が刊行!人工心肺はそのトラブルが直接患者の生命を脅かす危険性をはらみ,スタッフは装置の仕組みとトラブル回避の専門知識を習熟する必要がある.本書は,長年人工心肺運転のエキスパートとして第一線で活躍してきた著者が,実践的なノウハウと理論をビジュアルな図を駆使して平易に解説した.約10年振りの改訂となる3版では,全体的に見直しを図り,最新の知見を反映.読みやすさも増し,人工心肺に関わるスタッフ必携の入門書となった.

目次

序章 心臓血管外科手術と人工心肺〈山口敦司〉
 1.人工心肺装置の開発
 2.人工心肺に関わるさまざまな開発と心臓血管外科手術への応用
 3.人工心肺の安全管理

第1章 体外循環の実際〈百瀬直樹〉
 1.情報の収集と体外循環プランの作成
 2.体外循環回路の組み立て
 3.回路の充填
 4.各部の点検
 5.ヘパリンの投与
 6.カニューレの挿入(カニュレーション)
 7.体外循環の開始
 8.冷却(低体温体外循環の場合)
 9.完全体外循環(全体外循環:total perfusion)
10.大動脈遮断
11.心筋保護液の注入
12.体外循環の維持
13.復温開始
14.大動脈遮断解除
15.心拍動再開
16.体外循環からの離脱
17.体外循環終了後の処理

第2章 人工心肺装置〈百瀬直樹〉
 1.体外循環システム
 2.血液ポンプ
 3.人工肺
 4.貯血槽(リザーバー:reservoir)
 5.体外循環回路
 6.付属回路

第3章 人工心肺の安全装置と周辺機器〈百瀬直樹〉
 1.人工心肺の安全装置と安全モニター
 2.冷温水槽
 3.自己血回収装置

第4章 体外循環中のモニター〈百瀬直樹〉
 1.患者側モニター
 2.人工心肺側モニター

第5章 特殊体外循環〈百瀬直樹〉
 1.脳分離体外循環法
 2.部分体外循環法(F-Fバイパス)と上下半身分離体外循環
 3.左心バイパスと部分バイパス法
 4.超低体温循環停止法
 5.ミニサーキットによる循環補助法
 6.MICS(minimally invasive cardiac surgery:小切開心臓手術)の体外循環

第6章 補助循環〈百瀬直樹〉
1.心不全と機械的循環補助
2.PCPS(経皮的心肺補助装置)/ECMO
3.IABP(大動脈内バルーンポンプ)
4.補助人工心臓(VAD)
5.心内留置ポンプカテーテル

第7章 体外循環の危機管理〈百瀬直樹〉
1.人工心肺のリスクの分析
2.安全な人工心肺システムの構築
3.トラブルの対処の流れ
4.トレーニング
5.具体的な体外循環トラブルの対処法と予防策

第8章 システムの設計と教育管理〈百瀬直樹〉
1.ポンプシステムのレイアウト
2.使用材料の選定
3.体外循環回路の設計
4.教育
5.マニュアル作成
6.日常点検と定期点検

索引

● 解説目次 ●

回路の接続と補強
体外循環回路の充填量
点検とチェックリスト
送血テストとベントテスト
体外循環開始の基本操作
血圧の因子とその調節
体外循環開始時の貯血レベルとイニシャルドロップ
キャビテーションと溶血
血液ガスの調節
送血流量の調整
心筋保護液の圧力測定
心筋保護液
体外循環中の記録と監視
異常値の補正
薬を入れる場所と達するまでのタイムラグ
補液と輸血
体外循環中の出血
サクションとベントの調節
体外循環の温度管理
貯血レベルの調節
離脱時の心機能の評価
体外循環離脱時の操作
離脱時の注意点
補助循環の選択肢