時系列で紐解く 有益な輸液の話【電子版】
- 出版社
- 金芳堂
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2023/03/22
- ページ数
- 192ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,960 (本体¥3,600+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-7653-1934-8
- 印刷版発行年月
- 2023/01
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- 対応OS
-
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概要
目次
イントロダクション
Q01 ショックにうまく気づく方法ってありますか?
Ⅰ ショックと3つの窓
Ⅱ ショックに出合ったら ~ABCDアプローチ~
まとめ
Q02 「血圧が保たれていれば循環はOK!」ではないのですか?
Ⅰ 酸素で紐解くショックの概念
Ⅱ 酸素需給バランスと灌流圧
①酸素需給バランスの維持
アドバンス:SvO2の規定因子
②灌流圧の維持
Ⅲ 血圧が低下していないショックとは
①プレショックという文脈
②血圧の絶対値では切れないという文脈
③「血圧」は維持できているが「灌流圧」が破綻しているという文脈
④「灌流圧」は維持できているが「酸素需給バランス」が破綻しているという文脈
⑤一見、灌流圧、酸素需給バランスが維持されているようだが組織低酸素をきたしているという文脈(ミクロ循環の障害)
アドバンス:敗血症性ショックとvasoplegic shock、cryptic shock
まとめ
第2章 ショックの初期蘇生編
イントロダクション
Q03 ショックの輸液製剤の第一選択はなんですか?
Ⅰ 細胞外液製剤かアルブミン製剤か
Ⅱ 生理食塩液かリンゲル液か
まとめ
Q04 血清アルブミン値が低い時はアルブミンを入れないのですか?
Ⅰ 分かっていること:使うべき症例と使うべきでない症例
Ⅱ 低アルブミン血症時の考え方
①アルブミンは理論上、血管内コンパートメントのみに分布する
②低アルブミン血症時には間質に水が漏れる
まとめ
Q05 どれくらい輸液したらカテコラミンを開始すればいいんですか?
Ⅰ カテコラミンの選択
①フェニレフリン
②ノルアドレナリン
③ドパミン
④ドブタミン
⑤アドレナリン(エピネフリン)
⑥ミルリノン
⑦バゾプレシン
Ⅱ カテコラミン開始のタイミング
①バゾプレシンの併用開始タイミング
まとめ
Q06 敗血症性ショックでのステロイドの使いどころが分かりません
Ⅰ CIRCIのエビデンス
Ⅱ SR&MAとCPG
まとめ
Q07 人工呼吸の適応にショックがあるのはなぜですか?
Ⅰ 人工呼吸の適応
Ⅱ なぜショックで挿管人工呼吸管理が必要か
まとめ
Q08 ショック時のエコーの当て方が分かりません
Ⅰ ショックの4つの分類
Ⅱ ショック時のエコーによる初期評価
①ポンプの評価
②タンクの評価
③パイプの評価
まとめ
第3章 初期蘇生後の輸液マネージメント編
イントロダクション
Q09 乳酸値がまだ高いから、輸液したほうがいいですよね?
Ⅰ 乳酸値
①解糖系の亢進
②NADH/NAD+比上昇
③ピルビン酸デヒドロゲナーゼとサイアミンビスホスホネート
④クリアランス低下
Ⅱ SvO2とScvO2
Ⅲ PvaCO2ギャップ
①好気的条件下
②嫌気的条件下
アドバンス:ミクロの世界の飽くなき探求
まとめ
Q10 フロートラックⓇってどんな時に使うんですか?
Ⅰ CO測定の侵襲度、正確性
①スワンガンツ
②ボリュームビュー
③フロートラック
④クリアサイト
Ⅱ 動的指標の評価
①CO(SV)変化を見るもの
②呼吸性変動を見るもの
アドバンス:フロートラックのCO測定原理
まとめ
Q.11 スワンガンツカテーテルって、もはや使われないんでしょ?
Ⅰ 血行動態的診断
①波形解釈
②圧解釈
Ⅱ 害のモニタリング
まとめ
Q.12 IVC評価って使えないんですか?
Ⅰ エコーでの静的指標評価
①CVP
②肺動脈収縮期圧
③左房圧≒PAWP
Ⅱ エコーでの動的指標評価
①CO(SV)変化を見る方法
②呼吸性変動を見る方法
まとめ
Q.13 輸液量って、実際どんな感じで調整してますか?
Ⅰ 実際にどうやって輸液を調整するか?
Ⅱ 点ではなく範囲で捉える。そして心不全vs. 肺炎問題まで
まとめ
第4章 回復期の輸液マネージメント編
イントロダクション
Q.14 利尿薬を使うタイミングっていつですか?
Ⅰ ノルアドレナリンとバゾプレシンはどちらから下げるべき?
Ⅱ いつから水を引き始めるか?
①うっ血の評価
②いつ水を引き始めるか?
Ⅲ どれくらいのペースで、どうやって、どこまで引くか?
まとめ
終わりに
COLUMN
カテコラミン投与ラインと後押しの話
乳酸は悪者か?
敗血症性ショックの制限輸液
輸液反応性評価はCO(SV)でなく、血圧ではダメなのか?
体液過剰と抜管
血管収縮薬と抜管