みんなの急性期リハビリテーション・栄養療法【電子版】

- 出版社
- 中外医学社
- 電子版ISBN
- 電子版発売日
- 2025/06/12
- ページ数
- 166ページ
- 判型
- A5判
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥3,520 (本体¥3,200+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-498-06752-3
- 印刷版発行年月
- 2025/06
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- 対応OS
-
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概要
ICUやHCUでの多職種連携によるリハビリと栄養がわかる!
ICUやHCUなど多職種が協働する急性期病棟でのリハビリテーション,栄養療法について医師看護師のみならず,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,薬剤師,管理栄養士など多くのスタッフが実際の現場でどのように協働していくべきか,またそれによっていかにPICS(集中後症候群)を減らすことができるのかを,臨床の流れにそったわかりやすい解説と理解を助けるイラストとを交えて解説.急性期病棟スタッフ“みんな”のための入門書.
目次
序章 総論
1 PICS,ICU—AWってなんですか?
1.救命の先に目指すものとは……?
2.PICSとは
3.ICU—AWとは
2 急性期リハビリテーション・栄養療法ってなんのこと?
1.そもそも,急性期とは
2.急性期リハビリテーションと栄養療法とは
3 ガイドラインってどのように紐解けばいいの?
1.ガイドラインとは
2.推奨はどのように作られるのか
3.エビデンスの強さとは
4.ガイドラインによる推奨とは
5.リハビリや栄養管理での具体例
6.ガイドラインを臨床へ活かすポイントまとめ
第1章 リハビリ
1 身体機能評価って,まずは何から始めたらいいの?
1.MMTとは
2.MRCスコアとは
3.握力の評価の有用性
4.IMSとは
5.FSS—ICUとは
6.身体機能評価のまとめ
2 早期リハと急性期リハって何が違うの?早期離床ってそんなに大切? 25
1.急性期リハと早期リハの違い
2.早期リハの重要性と開始タイミング
3.急性期リハの阻害因子
4.急性期リハビリテーションのガイドライン
3 リハビリテーションの強度は,何を参考に決めたらいい?
1.リハビリテーションプロトコールとは
2.適切な強度の決め方
4 安全にリハビリするための開始基準は?
1.積極的リハビリテーションの開始基準
コラム γ(ガンマ)という単位
5 これ以上は危険? リハビリを中断すべき中止基準とは?
1.積極的リハビリテーションの中止基準
6 患者ごとに最適なリハビリの量と質はどう判断する?
1.1日に複数回リハビリをする必要性
2.適切な1回あたりのリハビリ時間とは
3.適切な1日あたりのリハビリ回数とは
4.リハビリは量より質なのか
5.リハビリの量と質を考慮した評価方法
7 EMS(神経筋電気刺激療法)ってどうやって使えばいいの?
1.EMSとは
2.EMSの有用性
3.効果が期待できる患者とは
4.適切な強度設定
5.適切な1日あたりの使用時間
6.使用すべき部位
8 ICUでサイクリングできる? エルゴメーターって何? 57
1.エルゴメーターとは……57
2.エルゴメーターの強度……58
3.エルゴメーターの推奨度……58
4.効果が期待できる患者……59
5.適切な強度設定……59
6.適切な1日あたりの使用時間……60
7.使用すべき部位……60
9 他にもリハビリ機器ってどんなものがあるの? 62
1.チルトテーブルとは……62
2.振動療法とは……63
3.つりあげリフトとは……64
10 呼吸リハって何? 66
1.呼吸リハビリテーションとは……66
2.排痰トレーニングとは……67
3.胸郭可動域運動とは……68
4.呼吸筋トレーニングとは……69
11 急性期の作業療法とは?
1.急性期における作業療法とは
2.急性期における作業療法のエビデンス
3.巧緻運動のトレーニング
4.認知機能への介入
5.日常生活動作の回復支援
12 嚥下リハとは?
1.嚥下リハとは
2.嚥下機能障害とは
3.嚥下機能の評価方法
4.嚥下リハの方法
13 リハビリにも薬剤の知識が必要?
1.リハ薬剤を学ぶうえで知っておくべき2つの視点
2.筋弛緩薬
3.ステロイド
4.カテコラミン
5.ベンゾジアゼピン
6.降圧剤
7.SGLT2阻害薬
14 小児リハとは?
1.小児リハビリテーションの重要性
2.家族とリハビリ
3.小児の呼吸リハ
15 ICU退室後には,どんなリハビリが必要?
1.ICU退室後のリハビリテーション
2.ICU退室後のリハビリテーションの適切な強度とは
3.退院後のフォローアップ体制
第2章 栄養
1 栄養状態の評価ってどうやるの?
1.栄養状態評価の重要性
2.栄養状態の評価の歴史
3.GLIM基準とは
4.スクリーニングに用いるツール
5.低栄養の診断と重症度評価
2 急性期栄養療法って何?
1.急性期栄養療法とは
2.急性期栄養療法の実施方法
3.急性期栄養療法のプロトコール
4.急性期栄養療法のガイドライン
3 どうすれば重症患者にも早期から経腸栄養を始められますか?
1.早期経腸栄養とは
2.経管栄養は持続投与と間欠投与のどちらを行うべきか
3.胃と十二指腸どちらから栄養を投与すべきか
4 早期経腸栄養を注意すべき場合とは?
1.早期経腸栄養の禁忌
2.NOMIとは
3.カテコラミン投与中の栄養投与は避けるべきか
4.リフィーディング症候群とは
5.リフィーディング症候群のリスク評価
5 カロリーの投与量ってどうやって決めたらいいの?
1.そもそも,カロリーとは
2.Permissive underfeedingとは
3.間接熱量計によるカロリー投与量設定
4.計算式によるカロリー投与量設定
6 急性期のタンパク質投与量はどれくらいが最適?
1.急性期におけるタンパク質の重要性
2.タンパク質の投与量設定
3.タンパク質を増やすべき患者とは
4.窒素バランスとは
7 点滴から栄養を投与するべき状況ってどんなとき?
1.経静脈栄養の役割
2.経静脈栄養の適切な開始のタイミング
3.SPNは実施すべきか
4.経静脈的脂肪製剤
8 栄養剤で免疫機能を活性化させられるって,本当?
1.免疫栄養とは
2.ω—3系脂肪酸
3.グルタミン
4.アルギニン
9 急性期治療にも注目すべきビタミンって何がありますか?
1.急性期におけるビタミンの重要性
2.ビタミンB1(サイアミン)
コラム 敗血症性ショックに対するHAT療法とビタミンB1補正
3.ビタミンC(アスコルビン酸)
4.ビタミンD
10 微量元素ってどうして大事なんですか?
1.微量元素の重要性
2.銅
3.セレン
4.亜鉛
11 急性期にも意識したい,腸内細菌叢を整えるプレ・プロ・シンバイオティクスとは?
1.腸内細菌叢の変化,ディスバイオーシスとは
2.プレバイオティクス
3.プロバイオティクス
4.シンバイオティクス
12 小児の栄養療法の基本は成人と異なるの?
1.小児の栄養
2.栄養状態評価
3.早期経腸栄養
4.カロリー
5.タンパク質
6.経腸栄養の投与方法
13 ICU退室後の栄養療法は何に気をつける?
1.ICU退室後における栄養の重要性
2.ICU退室後に栄養がより多く必要な理由
3.ICU退室後の効果的な栄養アプローチとは
4.PICS予防とシームレスな栄養管理
索引