教えて先生! 重度四肢外傷の初期治療【電子版】

- 出版社
- 南江堂
- 電子版ISBN
- 978-4-524-22077-9
- 電子版発売日
- 2025/08/25
- ページ数
- 152ページ
- 判型
- A5
- フォーマット
- PDF(パソコンへのダウンロード不可)
電子版販売価格:¥4,400 (本体¥4,000+税10%)
- 印刷版ISBN
- 978-4-524-22076-2
- 印刷版発行年月
- 2025/08
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概要
目次
1 重度四肢外傷とは何か?
Q1 重度四肢外傷とは具体的に何を指すのでしょうか?
Q2 重度四肢外傷治療の何が問題なのでしょうか?
Q3 重度四肢外傷治療の大まかな流れは?
2 重度四肢外傷の救急外来処置
Q4 これから重度下肢外傷疑いの患者が搬入されてきます.救急外来で何を準備しておけばよいでしょうか?
Q5 外傷患者の循環状態評価と管理方法は?
Q6 四肢外傷で生じる出血のコントロール方法は?
Q7 多発外傷事例に対して整形外科医はどのように関わるとよいでしょうか?
Q8 全身状態が不安定な患者の「ダメージコントロール整形外科手術」はどのように考えればよいでしょうか?
Q9 頭部・胸腹部損傷合併事例の四肢外傷同時手術は許容されるでしょうか?
3 抗菌薬投与
Q10 初期治療時の細菌培養は有効ですか?
Q11 開放骨折の初期抗菌薬全身投与の方法は?
Q12 初期治療における高濃度局所抗菌薬投与に妥当性はありますか?
4 血管損傷への対処
診 断
Q13 血管損傷による血行障害の診断のコツを教えて下さい
Q14 血管損傷があっても側副血行路のために末梢血行が保たれているように見えます.どのように考えるとよいでしょうか?
Q15 末梢血行が保たれている場合でも,造影CT 検査は必要なのでしょうか?
出血のコントロール
Q16 四肢の外出血に対しては「第一に圧迫止血!」と言われていますが,コントロールしづらい場合の対処法は?
Q17 出血コントロールのために下肢主要血管を結紮することが必要な場合とは?
血行再建
Q18 無駄な待機時間を置かずに手術室へ行くには,どのようにすればよいのでしょうか?
Q19 四肢主要血管損傷におけるtemporary vascular shunt(TVS)の適応は何ですか? またintravascular shunt(IVS)とcross limb shunt(CLS)はどう使い分ければよいですか?
Q20 膝窩動脈損傷におけるTVS の適応は? またIVS とCLS はどう使い分ければよいですか?
Q21 膝窩動脈損傷における血管修復の体位とアプローチはどうすればよいでしょうか?
血管損傷における諸問題
Q22 「造影 CTで膝窩動脈が途絶した所見」を認めた場合,どのように対応するべきでしょうか?
Q23 「膝窩動脈損傷が認められるものの,末梢血管が造影されているので様子を見てよい」と血管外科医に言われた場合,どうすればよいですか?
Q24 主要動脈が1 本しか残存していないGustilo type IIIB 開放骨折において,前・後脛骨動脈は再建しておくべきでしょうか? また,その場合の転送時期はいつが適当でしょうか?
5 コンパートメント症候群
Q25 下腿コンパートメント症候群の診断方法は?
Q26 下腿の筋膜切開の方法は?
Q27 筋膜切開後はどう管理すればよいですか?
6 デブリドマンのあり方
救急外来での処置
Q28 下腿開放骨折事例で,救急外来(ER)での創処置に留めてよい場合はありますか?
洗浄処置
Q29 開放創部はどのように洗浄すればよいですか?デブリドマンの基本作法
Q30 デブリドマンの標準的な方法は?
Q31 段階的デブリドマンと一期的デブリドマンのどちらがよいですか?
Q32 「2 回で完遂するデブリドマン」の具体的方法は? 切除に迷う組織(皮膚,筋肉,骨など)に対してはどのように判断するとよいですか?
Q33 デブリドマンを施行する場合の追加切開について教えて下さい
Q34 2回目のデブリドマン時期はどのように考えるとよいですか?
局所抗菌薬投与
Q35 初回デブリドマンにおける高濃度局所抗菌薬投与の位置付けについて教えて下さい
7 骨仮固定のあり方
創外固定ピン設置部位
Q36 最終固定を考慮した創外固定ピンはどこに刺入するのがよいでしょう? zone of injury とされる領域に創外固定ピンを設置することはどうしても避けるべきでしょうか?
一時的骨安定化の実際
Q37 骨欠損や分節骨片があるなど,創外固定だけで固定力が不十分な場合,どう対応すればよいですか?
Q38 骨欠損がある場合の固定性を増加する対策として,「acute shortening」や「セメント充填」は適応になるでしょうか?
Q39 下腿遠位部損傷における足部への創外固定ピン刺入の方法について教えて下さい
Q40 初期骨安定において,下肢と上肢の違いはありますか?
Q41 重症前腕骨骨折の初期固定として,創外固定,髄内鋼線固定,一期的プレート固定のどれを選択すればよいでしょうか?
Q42 重症手部・足部外傷の初期固定の多くは髄内鋼線固定を行うと思いますが,一期的プレート固定や創外固定を用いた方がよい場合はありますか?
初期骨接合
Q43 開放性関節内骨折の場合に,初回手術において関節内整復固定を行うべきでしょうか?
Q44 即時内固定を行ってもよい条件は何でしょうか?
8 適切な創部管理
創閉鎖の作法
Q45 開放骨折創部の一次縫合閉鎖を「施行してよい場合」と「施行してはいけない場合」はどう判断すればよいですか?
Q46 もしも創縫合部が血行不良となった場合は,どう対処すればよいですか?
shoe lace 法
Q47 開放創をshoe lace 法で閉じてもよい条件は何ですか?
陰圧閉鎖療法(NPWT)
Q48 NPWT の効果について教えて下さい
Q49 NPWT の装着・管理の方法について教えて下さい
Q50 NPWT 装着の際のコットンフィラーとフォームの使い分けは?
Q51 創部汚染が強い症例に対するirrigation NPWT の適応は,どのように考えるとよいでしょうか?
Q52 NPWT の器材が夜間などで入手困難な場合は,どうすればよいですか?
遅延縫合:delayed closure
Q53 delayed closure が可能かどうかはどう判断すればよいですか?また,delayed closure ができない場合の対処法は?
人工真皮の位置付け
Q54 開放創に対する人工真皮による開放創被覆は許容されますか?
剥脱皮膚の初期対応
Q55 高齢者の広範囲皮膚剥脱に対する初期治療について,注意点はありますか?
骨固定と軟部組織再建の関係
Q56 軟部組織腫脹のために創縫合ができない場合でも,内固定を施行してもよいでしょうか?
Q57 骨折部を軟部組織で被覆するために,あえて角状変形を許容することの是非についてはいかがでしょう?
9 コラボレーション治療
形成外科との関係
Q58 「整形外科と形成外科が適切なコラボレーションをできている」というのは,どのような状態のことを言うのでしょうか?
Q59 形成外科との「積極的コラボレーション」治療を行うにはどのようにすればよいのでしょうか?
血管外科との関係
Q60 血管外科とのコラボレーションがうまくいかないのですが……
Q61 血管外科とうまくコラボレーションするにはどうしたらよいのでしょう?
10 転送のあり方
転送の判断と時期
Q62 緊急に転送すべき症例とはどのようなものでしょうか?
Q63 阻血時間が6 時間以上過ぎてしまった場合はどうすればよいでしょう?
Q64 緊急ではない症例の場合は,どのように相談するとよいでしょうか?
Q65 血行障害例の転送先をどのように探すとよいでしょうか?
転送前に準備すること
Q66 理学所見で血管損傷が強く疑われるけれど自施設で対応困難な場合,転送前に造影CT は撮影すべきでしょうか?
Q67 転送前提の初期治療では,どこまでデブリドマンすべきでしょうか?
11 キャリア形成・修練の積み方
Q68 骨折治療ができる「整形外科医」になるにはどのような道を歩めばよいでしょう?
Q69 重度四肢外傷が治療できる「再建整形外科医」になるには,どのような道を歩めばよいでしょう?
Q70 「重度四肢外傷 Peer Review Meeting」とはどのようなものですか?
Q71 自己学習のよい方法は?
Q72 問題を解決することができる医師になるためには?
Q73 討論の場がないのですが……
索引