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はじめよう骨粗鬆症治療薬 選び方と使い方【電子版】

小川 純人(編)

東京大学大学院医学系研究科老年病学

出版社
診断と治療社
電子版ISBN
978-4-7878-8258-5
電子版発売日
2025/11/07
ページ数
272ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥5,500 (本体¥5,000+税10%)

印刷版ISBN
978-4-7878-2727-2
印刷版発行年月
2025/11
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概要

高齢者の骨折は要介護や生命予後に直結し,骨粗鬆症の予防・治療は重要性を増しています.また新たな治療薬の保険適用も進み,診断・治療への期待が高まっています.
本書は『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版』に準拠し,薬剤の選択,逐次療法,切り替え・中止の適切なタイミングに加え,関連疾患への対応まで実践的に網羅しました.一人ひとりの患者の骨粗鬆症・骨折リスクに配慮した診療を実現するための決定版です.

目次

序文 小川純人
執筆者一覧
略語一覧

Part1 骨粗鬆症のキホン!
 A 骨粗鬆症ってどんな病気?  今井教雄
 B どうして骨強度は低下する?  矢可部満隆

Part2 診断のキホン!
 A 問診・フィジカル  飯高世子
 B 骨密度測定  鷹見洋一
 C 骨代謝マーカー  佐藤友紀
 D 慢性疼痛・QOL  浦野友彦
 E 骨粗鬆症のリスク評価  伊木雅之
 F 骨粗鬆症検診  吉村典子

Part3 薬物療法のキホン!
 A 治療開始のタイミング  浦野友彦
 B 薬剤選択のポイント  沖本信和
 C 治療経過の診かた―切り替え・中止の判断  東 浩太郎

Part4 くすりについて知ろう
 A 骨吸収抑制―骨を守る(骨が壊れるのを防ぐ)
  01 ビスホスホネート薬(アレンドロネート,リセドロネート,ミノドロン酸,イバンドロネート,ゾレドロン酸)  井上玲子 井上大輔
  02 SERM(ラロキシフェン,バゼドキシフェン)  寺内公一
  03 抗RANKL抗体薬(デノスマブ)  髙士祐一
  04 女性ホルモン薬(結合型エストロゲン,エストラジオール,エストリオール,プロゲステロン)  牧田和也
 B 骨形成促進―骨をつくる(新しく骨をつくるのを助ける)
  01 PTH1型受容体作動薬(テリパラチド,アバロパラチド)  田中伸哉
  02 抗スクレロスチンモノクローナル抗体薬(ロモソズマブ)  蛯名耕介
 C 骨代謝改善―骨に栄養を与える(骨の強さをサポートする)
  01 活性型ビタミンD3薬(アルファカルシドール,カルシトリオール,エルデカルシトール)  遠藤逸朗
  02 カルシウム薬  田中健一 岡田洋右
  03 ビタミンK2薬(メナテトレノン)  東 浩太郎
 D 疼痛改善―痛みを和らげる
  01 カルシトニン薬  山田真介

Part5 くすりを使いこなそう
 A 逐次療法
  01 ビスホスホネート薬 どのタイミングで始める?切り替える?  井上玲子 井上大輔
  02 PTH1型受容体作動薬 どのタイミングで始める?切り替える?  田中伸哉
  03 デノスマブ どのタイミングで始める?切り替える?  髙士祐一
  04 ロモソズマブ どのタイミングで始める?切り替える?  蛯名耕介
 B 副作用・合併症への対応
  01 顎骨壊死(ビスホスホネート薬)  田口 明
  02 高カルシウム血症(カルシウム薬と活性型ビタミンD3薬併用,PTH1型受容体作動薬)  山本昌弘
  03 低カルシウム血症(抗RANKL抗体薬)  小山卓摩
  04 エストロゲン製剤とSERMの副作用(心血管疾患を中心に)  寺内公一

Part6 こんなときどうする? ―基礎疾患がある場合
 A 副甲状腺・甲状腺疾患  槙田紀子
 B 関節リウマチ  古谷武文
 C 生活習慣病
  01 糖尿病  金沢一平
  02 CKD  山田真介
  03 脂質異常症  山内美香
  04 高血圧  中神啓徳
  05 COPD  平井豊博
 D 認知症  細井達矢
 E グルココルチコイド治療  隅川舞子 岡田洋右
 F ホルモン療法  田中瑞栄

Part7 くすり以外の治療の実践
 A 運動療法  新井智之
 B 栄養療法  上西一弘

Part8 骨折予防と骨折への対応
 A ロコモティブシンドロームおよびフレイル・サルコペニアと骨折予防  石橋英明
 B 転倒と骨折  渡邉 剛
 C 骨折の診断と治療,管理  渡邉 剛
 D 病診・多職種連携  中藤真一

Part9 役立つ情報・資料
 A 全身骨格と骨組織
 B 骨粗鬆症患者QOL評価質問表(2000年度版)
 C JOQOLのドメイン別表記
 D 骨粗鬆症関連の診療報酬  本間政人

「骨粗鬆症治療Q&A」
 Q 患者が定期的な通院を嫌がる場合,どうすればよい?
 Q 高齢の患者が薬物療法を嫌がる場合,どう対応すればよい?
 Q 骨リモデリングの役割としていわれていることは?
 Q テリパラチドやアバロパラチドなどPTH1R作動薬の骨量増加作用と抗スクレロスチン抗体の骨量増加作用の組織学的な違いは?
 Q 高齢の患者,何歳まで治療を続ける?
 Q 骨粗鬆症患者に骨折が生じた場合は,すぐにテリパラチド投与に切り替える?
 Q 骨吸収抑制薬からPTH1R作動薬の切り替え時に注意することは?
 Q PTH1R作動薬からの切り替えに適当な薬剤は何か?
 Q 治療や経過の診かたは男女同じでよい?
 Q 糖尿病では血糖管理を十分に行えば骨粗鬆症の検査や治療薬は必要ない?
 Q 認知症患者に骨粗鬆症治療を行う意味はあるか?
 Q 骨折リスクの高い患者が運動を避けたがる場合,どのようにアプローチすればよいか?
 Q くり返す骨折,どう対応する?
索引